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1.  イングリッシュ・ペイシェント
この映画を、「ユージュアル・サスペクツ」や「レッド・ドラゴン」に見られる、表情を奪われた重症患者を語り部とする映画と比較してみた。前掲に見られるようなグロは一切排して、一人の人間の、魂の懺悔、あるいは後悔といったものを美しく表現している。肉親でないにもかかわらず、こういう患者を献身的に介護できる人間の感情が少しできたようにも思える。主演のレイフ・ファインズは、デーモン・ヒルに似ているな、と思いつつ(笑)、感情を抑えながら、一方では号泣でその心情を表現しているのは、少しアイデア不足か?とも思っていた。この人が「シンドラーのリスト」の、発狂少尉だと知ってビックリ。死に行く人間の蜻蛉のような命の美しさは、演技力で表現しているものだったのか。
9点(2004-04-18 07:11:08)
2.  イルカの日
まあまあの作品だと思いました。ジョージ・C・スコットのキャスティングは秀逸ですね。個人的にはもう少しテリルの自戒というものを物語の障壁として打ち立ててほしかった気がします。かわいい動物と、動物に好かれたおじさんと、それを脅かす敵、という構図では、どうしてもベタな勧善懲悪に見えてしまうのもしょうがないかなと思いました。諸悪の根源は彼なのですから。
6点(2004-02-15 19:49:15)
010.71%
100.00%
210.71%
321.42%
485.67%
52215.60%
62417.02%
72215.60%
82920.57%
92114.89%
10117.80%

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