1. インサイド・ヘッド
《ネタバレ》 同年代に転校した経験があるため何回か泣いてしまいました。 ライリーだけでなく、お母さんやお父さん、バスの運転手さんなんかの司令室がチラッと映るのは、 自分の頭の中もああいう感じかも……なんて空想できてよいですね。 既視感や記憶の取捨選択を眠っているときに行う、くだらないCMソングが繰り返し流れる…… ここら辺は面白い見せ方をしてくれて大人も楽しめると思います。 でも主人公の友情が崩壊したままで伏線が回収されていなかったり、 イマジネーションランドの辺りはメリハリがなく中だるみ。 脚本がいまひとつ完成されていないと感じました。 黄金期のピクサーを知っている観客としてはもう少しじっくり練って作って欲しかった。 エンドロールもあまりサービスがなくて寂しいです。 それとドリカムの曲はいらないかな…… 一般人のスナップを本編の前にこれでもかと見せつけられても退屈なだけです。 [映画館(吹替)] 6点(2015-07-19 01:51:15)(良:1票) |
2. インターステラー
《ネタバレ》 映画館で見て正解。映像美のノーランの宇宙モノなら絶対大画面だろうと思いまして。思ったよりがっつりSFでなかなか面白かったです。ゼロ・グラビティの様な死体バーン!で驚かすシーンがないのもよかったです。見所は色々ありましたが、あの水の星での「数時間前に死んだんだ」「27年ほど無駄になった」というあの絶望感、ブラックホールの中でのスターゲイト(?)から4次元世界、秒針の伏線、ここらは鳥肌ものでした。あの空間のゆがんだところとか、絶対にキューブリックが引き合いに出されるに違いないのに勇気をもって踏み込んだノーランには拍手を送りたいです。あとTARSの愛らしさ。マンの非人間的な印象が強くなるほど可愛いAI。あのクルクル走るシーンはおおって感動しました。不満点としては女性キャラクターの描写が浅くて全然感情移入できなかったこと、脚本にメリハリがないこと、重要な状況説明がセリフだけでサラッと流されて展開がわかりにくいところ、あまり意味のない戦いの場面(インセプションの雪山バトルを思い出しました)が長いこと、でした。 [映画館(字幕)] 6点(2014-11-23 00:51:52)(良:1票) |
3. イノセント・ガーデン
《ネタバレ》 音楽や映像などとても美しく引き込まれました。とくに連弾の場面が美しい。サントラを買っちゃおうかと思うくらい。反面、ストーリーや脚本はどうもいまひとつ……。テレビドラマのデクスターから笑いを取って、ピアノレッスンとヴァージンスーサイズを足して割ったような感じ。精神障害者の描き方も稚拙で、なんか偏見を助長しそう。 [映画館(字幕)] 5点(2013-06-16 17:14:36) |
4. インセプション
《ネタバレ》 すごーく面白くなりそうな設定はあるんだけど……。どうにも独りよがり過ぎて、苦手。ストーリーとしては単純な一本道じゃーないですか! なのにわざと分かりにくい複雑な構成にしたり、特殊な設定も説明をしないでどんどん進めてっちゃったり。 そんな些末に神経を尖らせないで私は感情移入がしたい。 時間軸のシャッフルも緊張感が途切れるからキライ。 むしろ何でもありの夢を題材しているこういう映画でこそ 「ルール」を観客と共有してフェアな冒険に挑むべき。 雪山のシーンとか、せっかく夢なんだから、無いのかロケットランチャーとか! ドンパチはもういい! と延々続くバトルに食傷気味でした。 EDはハッピーエンドにしときたい所ですが、あまりにも不自然すぎるお出迎えや思い出の中と同じ格好の子供たちを見るに、解釈を分けたいんだろうなぁって感じ。 そういえばコブの奥さん、スイートの窓からどうやって向かいのビルの窓まで行ったのかな。こういう粗さは非常にもったいないと思います。 ちなみに脱線すると、アリアドネというのはギリシャ神話の悲劇の少女の名前です。 ミノタウロスの潜む迷宮に放り込まれる英雄テーセウスに糸巻を持たせて導くという「アリアドネの糸」が有名。そのへん絡ませるのかな~と思ったけど、あまり意味はないんですね。 ちなみにイカロスのパパである ダイダロがラビリントスの設計者なんですが、この人長男が自分より優秀なので嫉妬して殺します。 この映画の父子とは対照的ですねぇ。 [DVD(吹替)] 5点(2010-12-31 23:07:27)(良:1票) |
5. インクレディブル・ハルク(2008)
《ネタバレ》 エドワード・ノートンがアメコミ~!? よりにもよってハルク~!? ……て心配してましたが面白かったです! 悩むアメコミヒーローの姿がこれほど自然に思えたのは初めてかも。 変身したら持物は一切合切失くしてしまうし、カッコよくもスマートでもないし、 服はビリビリ、靴はズタズタ、ズボンは伸び伸び(笑) 恋人といいムードになっても心拍数上がってストップかかるし これは困るよねぇ……。 ノートン自身が華奢だから余計に気の毒。 でもズボンが伸びちゃって困る姿は妙にリアルで笑える。 というかけっこう笑いどころがありますねこの映画。 でもとにかくノートンのファンにとっては非常に嬉しい映画でした。 捨てられた子犬みたいな目をしたヒーローなんてご馳走様って感じですハイ。 だんだん緑色の怪物もラブリィに見えてくるから不思議(笑) だって比べてみて下さいな! ブロンスキー(ロス)のハルクなんて! 緑色じゃなくてゴラム(指輪物語)みたいな在り来たりな色だし! ハゲハゲ(緑ハルクはフサフサでサラサラ)だし! 背中にトゲみたいなのあってゴツゴツだし! ズボンも履かないなんて恥じらいなくて可愛くないわ! それにしても、自分で 「ハルク・スラ~ッシュ!!」 とか言うのってどうなんだろうか。 必殺技音読ってあんまり見ないよね。 ヘリコプターから落っこちながら色々考案したのだろうか。 あ、あと最後に日本版dvdでひとつだけ不満なところ。吹き替え見たけど吹き替え酷過ぎ。下手過ぎ。声優にはプロ希望! [DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 22:20:16)(笑:1票) |
6. イザベル・アジャーニの惑い
《ネタバレ》 アジャーニ目当てでDVDにて鑑賞。一人で静かに楽しむのがいいですね・・・原作の雰囲気も崩れない良い映画でした。アジャーニはやはり美しい。しかしアドルフ役のスタニスラフ、駄目駄目なアドルフの演技がはまり過ぎです。得体知れなすぎるぞ!(笑) [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 18:41:40)(良:1票) |