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1.  インセプション 《ネタバレ》 
こういうクセのある脚本・物語、大好きだな。この世界観を表現するのは、やはり映画だろう。他の人も書いてるけど、マトリックスの夢バージョン。 彼らは、大企業の継承息子に「夢のお告げ」を与える訳だが、それって、その後の行動を確実に 左右するのだろうか。苦労の割に「変な夢、見たなー」で終わる事もあるのでは?。 強力な睡眠学習・暗示だから大丈夫なのか?。しかし、標的に長時間接触しないと遂行出来ないし、 自分たちが夢に囚われるリスクさえある、このスパイ活動。まどろっこしい話だねぇ。 そもそも、あれだけ夢をコントロール出来るなら、産業スパイなんてしなくても、 その技術でスゲー稼げそう。「たった1日の休暇で、1週間のバケーションを経験!」とか 「あなたの夢、どんな物でも叶えます!」とか。最強のアトラクション。最高のセラピー。 夢の中に入ると「助手」が居て、諸々安全に御案内。サイトーに頼らなくても、莫大な資金を得て、 自分でアレも解決出来たような…?。まあ、それだと何もドラマが生まれないだろうけど。 映画を観て気持ちが没入し、その後、現実に帰る…。映画を観る事も夢と似てるな。 コマで確かめなくても、現実感は余る程だが。 良い映画は、鑑賞者の心に何かをインセプションしてるのかな…と。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-19 01:26:48)
2.  イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 
 とても、プロモっぽい。前半は、凝った服装や建築物など、映像美が面白かった。 口笛銀球も気に入った。ただ、後半の戦闘シーンになると、とたんに新鮮味が無くなる。 木の実型防犯針銃とか、手持ちの銃火器がショボいのもマイナス。 数百万人の都市とは言え、敵も味方も、人数少な過ぎ。ラストの戦闘では、打ちまくったら、 あたる場所に居てくれてる様な敵兵たち。なんだかな~。他にも、楽しい突っ込み所は満載。 反政府秘密集団なのに、昼間っから、すげ~目立つ服とか。わざわざ口移しの錠剤とか(手で渡せよ)。 相手の男、80年代のロック歌手みたい。夜襲なのに、白い服とか。 なぜに、花粉で情報伝達?。「複雑な地図」と言いつつ、腕に描けるほど単純。しかも偽情報。 曖昧な記憶なのに、暗殺標的と、あっと言う間に恋仲!。タタ~ミ、サク~ラ。いろいろ、楽しい。 セロン見返り美人な映画ポップ立て看板。あれが、すばらしい。
[DVD(字幕)] 5点(2006-10-30 18:58:11)(笑:1票) (良:1票)
3.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
「25時」で感じた「人生の哀しみ」のような物も無いし、正直、どう受け取れば良いのか 分からない。感心する程の脱出劇がある訳でもない。今時、二重底?。「犯人は、どこだ!」と、 隈なく探されたら、それで終わり。「穴掘らされた」と1人でもコメントしたら、捜索開始。 富豪の人生の「隠された過去」を描いて、「人間の醜さ」を描く訳でも無さそう。 「国の為に~」という会長の言葉のズルさが印象的ではあったが...。 娯楽作品なら、せめて「そんな犯人いたら、すげ~」と感心して終わりたい。今作品では、無理。
[映画館(字幕)] 5点(2006-06-12 21:51:13)
4.  イン・ザ・カット
確か、公開時のコピーが「メグ・ライアンは、なぜ脱いだのか」。 彼女の渾身の一作らしいのに、なんてダサいコピーか...と、当時は嘆いたが、 本編を観てみたら、その通りだった。ミステリーでも無ければ、サスペンスでも無い、 エロティックでも無いし、文学的でも無い。「なぜ、脱いだのか」分からない。 彼女が、それほどまでに惚れ込む脚本だったとは思えないのだよ。 それと、妹の惨殺現場を観客に見せるなら、それなりの深さを用意して欲しい。 妹の扱いに、返って、腹が立つ。
3点(2004-11-01 00:09:55)(良:1票)
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