1. いつか読書する日
《ネタバレ》 設定などは良いかと思うが、作りが甘いというか展開が強引というか。突然ラジオに寝所を綴った葉書を書くのも妙だし、それを読まれている番組を偶然にも男の病床の妻が聴いているというのも妙だ。そしてそれが彼女が書いたのだと確信するのはもっと妙だ。他にも色々。めでたしめでたしとなった後に男が雨の中をフラフラと歩いているシーンになってもしやと思ったらそのもしやだった。死に顔が笑っていただの何だのそんな話はどうでもいい。そこで死ぬのは勘弁だ。なんたる安直。それをやっちゃいけません。そして「いつか読書する日」というタイトルはそれ単体だけ聞くと雰囲気があって良いタイトルだけど、内容の読書する日の意味あいとはかなりずれがある。もっと内容にあったタイトルをつけるべきだったろう。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-09 17:11:46)(良:1票) |
2. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 「父親たち~」と違って、こちらはそのもの硫黄島の戦いがメイン。しかしかなり中途半端な出来。第一、日本兵が日本人らしくない。二宮やらの兵隊たちなど、まんまアメリカ兵のコピー。行動も会話もありえないほどの違和感がある。どこかから聞きかじったかのような強圧的だったり何かと死にたがる典型的な上官はしっかり描かれているのに、何故そこだけコピーになるんだろう。結局アメリカ人に日本人を描くのは無理があったということか。相当粘りに粘って戦ったはずが、この映画を観ると粘っている感じが殆ど伝わってこない。そこが肝ではないのか。何しろ直ぐ死にたがる。玉砕だぁ玉砕だぁとやかましい。こんな奴らを使って本当にそんな驚異的な粘り腰を利かせられたのかと不思議になる。こんな内容ならば何も硫黄島じゃなくてもいいんじゃないのか。「父親たち~」で手榴弾を使って自害した日本兵の遺体をリアルに描いていたが、こちらではその自害シーンを描いている。どうもねぇこういう特殊なところだけを好んで描いている感じがして嫌だ。戦いの悲惨さが描かれない中でこういうことをされても、それは残酷シーンを描いてるだけにしか見えないんですな。米兵が捕虜を虐殺してしまうシーンが唯一米軍の悪逆を描いたもので評価に値はするが、実際もっと酷いことやってるわけで、物足りないのも事実。そういえば回想シーンで日本とアメリカが戦争になったらどうなさるの?などというわざとらしい間抜けな会話は普通にいらんなぁと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-29 21:18:48) |
3. EAST MEETS WEST
《ネタバレ》 意外に地味で痛快さに欠ける。もう少し拳銃対刀の対決が見たかった。外国の役者さんの質も低いし、物語りもどんどん散漫になっていく。見知らぬ男と遺された子供の親子のような情愛など定番要素もあるが、これも作りが上手くない。仕方ないとはいえ子供が剣術を習うが妙に上達が早いのも嫌だ。数日間でそれはなかろう。日本の剣術をなめてもらっては困る。竹中直人のおどけっぷりは過剰で、空回りしているようにしか見えません。竹中直人が投獄され、同じく捕まっていたインディアンの女と脈絡無く情愛を交わし良い仲になるというのは馬鹿馬鹿しすぎです。ある意味インディアンを馬鹿にしている気もする。その他でもインディアンの扱い方は20世紀末に作られたとは思えないような程度の低さですねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-09-25 23:48:58) |
4. いとこのビニー
《ネタバレ》 なかなか楽しいコメディ。ツッコミどころもあるけど、コメディとしての許容範囲内に収まっているので大して気になりません。序盤の勘違い連発のネタで飛ばして、殆ど中だるみも感じさせることはない。なんであんなおっさんに惚れてるのか判らないが、とても可愛いマリサ・トメイとジョー・ペシのバランスがキャラクターとしてもビジュアルとしても、とても良いのです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-19 20:49:13) |
5. いちご白書
主人公はいい加減で調子のいい嫌な奴だし、内容にも共鳴するものは欠片もない。しかし全く飽きさせずに最後まで引っ張り切った見せっぷりは大したものです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-05 21:03:46) |
6. いつも上天気
《ネタバレ》 さすがにダンスは素人目に見てもしっかりしていて、それを見ているだけで楽しい。画面を三分割にしてそれぞれの10年を追ったり、三分割して踊りをシンクロさせたり見た目にも工夫があって楽しめます。ストーリーもそこそこ良いけれど、改心する心模様の描写が、一人についてしか丹念に描かれず、他の二人についてはあったのかなかったのか判らなくなるほどにかなりあっさりしているのがちょっと残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-05 20:47:55) |
7. イーオン・フラックス(2005)
設定も展開もこてこて、甘々だけど、未来忍者的演出はそこそこ楽しく観られます。まあ、娯楽映画というよりシャーリーズ・セロン鑑賞用映画だなという印象は否定できませんが。 [DVD(字幕)] 5点(2007-02-04 22:28:22) |
8. インサイド・マン
《ネタバレ》 犯人達の行動はなるほどなぁという面白みはあるものの、実際よくよく考えるとやっぱりばれるでしょうねぇ。交渉人が何故か無意味に攻撃的だったり、意味があるのかないのか判らない程度のジョディ・フォスターの存在など、外回りの動きにしっくりくるものがありません。全てネタバレした後の二度目の鑑賞が面白そうな構成なものの、そうさせるだけの魅力は感じません。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-28 21:51:28)(良:1票) |
9. イン・ハー・シューズ
《ネタバレ》 前半のキャメロン・ディアスのやりたい放題ぶりでこれはつまらん映画なんじゃないかと不安になったけど、おばあちゃんのところへ行く辺りからどんどん良くなっていきます。認められない人間の苦悩、外面から計り知れないコンプレックス、血の繋がったものにしか判らない絆など、相当身に染みて響いてくるものがありました。自己を投影すると跳ね返ってくるものが多分にある良い映画。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-05 18:35:36) |
10. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
親子のかけあいは面白いが、それ以外は相変わらず。 [DVD(字幕)] 4点(2006-10-15 18:11:33) |
11. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
トロッコのシーンは素晴らしいけど、他は相変わらず。 [DVD(字幕)] 4点(2006-10-15 18:07:03) |
12. インデペンデンス・デイ
宇宙人の都市攻撃は迫力満点で見応えがあったけど、それ以降がさっぱり。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-30 18:37:09) |
13. イルマーレ(2000)
アイディアは面白いし、それに関してあれこれこじつけじみた説明を加えていない割り切り具合も良い。でも、時間が経つにつれてどんどん失速。生かしきれずに終了でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-24 19:27:39) |
14. 今そこにある危機
《ネタバレ》 まあ前作に比べれば、悪党におバカ感がしないだけちゃんと観られる作品になってはいる。個人的な私怨から「アメリカにとって今そこにある危機だ」などと言って麻薬組織を武力で叩こうと言う大統領。なんともアメリカンな発想。ブッシュでなくてもこのくらいのことはする国だよな、と妙に納得。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-11 10:50:35)(良:1票) |
15. E.T. 20周年アニバーサリー特別版
ローテクにはローテクの良さがあるわけで、そこを最新の技術でいじってしまうと味わいというものが消えてしまうように思います。まあ、いじった方が良いという人もいるでしょうが、自分はあまり好きではありません。作品自体は子供向けのファンタジーですが、子供向けとはいえこんな荒い作りでいいのだろうかと感じてしまいます。まあ子供視点で作られていることは伝わってくるので、この荒さも子供視点の一環と考えれば納得はいきます。 [DVD(字幕)] 1点(2006-06-10 18:01:19) |
16. E.T.
説明不足にしてるのはあえてそうしたのだろうとは思うけれど、やっぱり子供向け。自分もまだ成人する前に観たけど、既に皮肉な若造に成長していたらしく残念ながら面白いとは思えませんでした。 [ビデオ(字幕)] 2点(2006-06-10 17:36:12) |
17. インストール
予告編を観るとそれなりに楽しめるのかと思ったが、実際観るとこれは相当厳しい。本当にどうでもいい内容の話。 [DVD(字幕)] 1点(2006-05-06 09:08:14) |
18. インソムニア
本当に眠い映画でした。 [DVD(字幕)] 1点(2006-04-25 20:36:10) |
19. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
みんな良く演じていたと思うし、退屈もせず見られたんだけど、何か足りない感じ。ところどころ訳の分からないセリフがみられたのは、単に字幕の質のせいなのかな? [DVD(字幕)] 5点(2006-04-24 22:27:37) |
20. イン&アウト
ある意味、出オチのような映画でした。まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-24 22:20:27) |