1. イット・フォローズ
ゆっくりだけど確実に追ってくる逃げられない恐怖。 設定がうまく活かされたホラー映画。 製作費約2億円という米国産にしては低予算映画。 その点を考えると割としっかりと出来ていて驚く。 おもに演出や映像が。 「それ」がセックスによって他人に移る設定で、 性行為の描写が随所にあるのは微妙なところ。 「それ」の正体もある程度におわせてはあるけど、 これと言った確たる存在や理由は明かされず。 謎のまま終わってしまうので消化不良感はある。 結末も、打開策や解決もしないままなし崩しなのも。 ラストに至るまでのホラー映画としてはなかなかの良作。 「それ」は見る人やその時々によって異なり、 タイトルはパクリっぽいけどこれも間違いなくITである [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-04 22:18:18) |
2. 糸(2020)
良くも悪くも「糸」が名曲すぎた。 曲の印象が強すぎて、映画を食ってる気が。 歌詞のイメージをまんま映画にした感じ。 「運命の糸」は何処かで誰かにつながっていて、 人の心を暖めるっていう優しくて良い映画でした。 一方、ほつれた糸のように散り散りで、 ひとつの話としてはややまとまりの無さも感じる。 色んな要素を詰め込みすぎてるのもその一因か。 奇しくも少し前に「弥生、三月-君を愛した30年-」 を先に観ていたので、何かと色々かぶってて残念。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-18 19:12:25) |
3. 犬神家の一族(1976)
あの名シーンを見たさに鑑賞。 一大財産を築いた犬神家の当主が亡くなり、 遺言状と遺産相続によって引き起こされる事件。 サスペンス、ミステリー物として面白かった。 それぞれの思惑などが複雑に絡み合っており、 それが伏線にもミスリードにもつながって面白い。 なるほど、これがかの有名な金田一耕助かぁ(知らんかった) 世代的には孫の金田一少年のほうなので…。 女中さんが個人的になんかツボ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-07 14:46:26) |
4. イエスマン "YES"は人生のパスワード
安定のジムキャリー節 頭ごなしに否定する前に、まずは前向きに取り組んでみよ。 そうすれば人生は開かれる、というお話。 いいお話でした。 感動作というより、どちらかというとコメディ要素が強いかな [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-02 14:58:26) |
5. イーダ
ストーリーや演出の派手さで魅せるのではなく、 台詞のない1つ1つのシーンの情感を絵画のように切り取る、 しみじみとしたクラシックな芸術のような作品。 人によっては退屈さや冗長感を感じ、観る人を選ぶ映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-26 00:38:57) |
6. 犬鳴村
三吉彩花すきだなぁ。 彼女メインで観たようなもの。 ホラー映画としては二の次。 むしろ生い立ちや血筋っていう、 人間ドラマとして楽しんでた自分が居ました。 犬はやりすぎた感あったかな。 もうちょっとオブラートに包んだ表現だったら…。 グロ描写に頼ってるホラーが苦手なので、 個人的にはこれくらいのホラーはちょうどいい やっぱホラー映画は向いてないなー [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-07 23:44:39) |
7. 一度死んでみた
吹っ切れた広瀬すずだけでご飯三杯イケる映画 あくまでコメディとしてだけど、率直に面白い映画。 フフ…ってなったりニヤってできる映画。 それぞれがみんないいキャラしてて好き。 あと、伏線の張り方と回収が好きでした。 頭からっぽにしてバカになって観よう。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-02-07 20:19:25) |
8. 命みじかし、恋せよ乙女
シーンが断片的で、矢継ぎ早に切り替わる。 次々へと変わるので話的にも安定せず、まとまりがない。 撮影映像のクオリティも所々気になるレベル。 全体的に映画としてのクオリティが心配。 恋愛、家族、人間ドラマ、ジェンダー、サスペンス、ホラー。 どの切り口を見ても中途半端な感じしかしない。 和風と洋風を混ぜて失敗した感じは、 「WASABI」に通じるものがある。 樹木希林の遺作としては残念感が強い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-23 20:54:09) |
9. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
第1章の幼少期のほうが面白かったかな。 謎の先住民の謎の儀式とか出てきて、 ホラーというよりファンタジー化。 なのに、人物は27年後の40歳というチグハグ感。 終盤の展開もなんかしっくりこなくてモヤモヤ。 第2章は総じて蛇足感が否めなかった。 優れていたのはベバリー(13)の存在感だった気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-23 21:30:35) |
10. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
実体のない「恐怖」をピエロという形に具現化したホラー映画。 観ている側ではなく、主人公たちの「恐怖」の表現がとても良かった。 細かい演出(LOSER)やストーリーの組み立てなどもよく練られてる。 純粋にホラー映画としても、人間ドラマとしても面白かった。 不良グループが最後までただの邪魔者でしかなく、 噛ませ犬としての見せどころしか無かったのは残念。 最後のシーンはベンが可愛そう。どっちかに的を絞ってあげてほしかった。 オリジナル版(1990)が観てないのが幸いしたか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-23 11:51:11) |
11. いつか晴れた日に
ひと時代前のヨーロッパ感いいですね。 風景とか景観とか、すごく美しくて素敵。 最後は気持ちよく終われたのでヨシ。 そこに至るまでが若干長いのが気になるかな。 すごく合ってる良い邦題だと思うんですけどね。私は好きです。 主役は女性。男性はあくまで引き立て役。 そういう意味で少し感情移入しにくかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-15 12:52:31) |
12. インターステラー
宇宙の映画。SFは好き好んで観ないけど、おもしろかったです。 時間が長いのがしんどいけど、色んなパートが観れるので飽きないです。 相対性理論だとか物理学だとかよくわからないので「なにこのテンデモ理論(笑)」となるけど、 理論に基づいて作られているらしく、学のある人が観るともっと面白いそうです。 まあ、わからない人でも宇宙SF映画・親子愛のソース和えとして十分見れる内容です。 6点にしようかと思ったけど、最後の展開が気持ち良かったので+1点献上。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-08-22 14:56:52) |
13. インサイド・ヘッド
《ネタバレ》 頭の中の感情を擬人化して~というのは面白いアイデア。 そこに世界観があるのも面白かったと思う。 ただ話の流れは単純で、実に想像するに易い内容。 「カナシミ」も人間を形成するのに必要な感情のうちというお話。 もう少し話が捻ってあったり、意外性があるともっと面白いかなーと思うけど。 逆にこれだけストレートだから面白いのかも、とも思った。 [地上波(字幕)] 6点(2016-07-17 20:25:28) |
14. 妹の恋人
ここぞ!という見所(山場)が無いような気がする。 いいお話だとは思うけど、泣けるまでは至らないというか。 兄妹の二人を見て「あぁ!なんか恋してぇな!」って思った。 あんまり関係ないけど、デップの奇人変人ぶりはやっぱり好きだ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-13 22:35:40) |
15. インビジブル2
一言で言うと、内容が浅い。 国家の陰謀だったり、被験者の復讐劇であったり、 話を広げて深堀する要素はいくらでもあったはず。 ましてや「透明人間」という現実離れした良い材料を、 ならではの方法でもっと上手く調理できなかったものか。 ただ「透明人間の男と追いかけっこ」で終わっている気がする。 ストーリの密度が薄い、前作のほうがまだ内容では濃かったと思う。 主役の刑事も…というアイデアは評価できるが、 残念ながら話の密度をカバーするには至らない。惜しい。 まあ、洗濯物をたたんだり掃除しながら見る程度の内容。 ヒマつぶしに見るだけなら、もったいない程度。 [地上波(吹替)] 4点(2011-07-30 01:00:28) |
16. 硫黄島からの手紙
うーん…。 面白いんだか、面白くないんだかよくわからんかったなぁ…。 歴史や時代背景無知なせいだろうか? 「父親たちの星条旗」も見れば印象変わるのだろうか? ひとまずこの点数で保留ということで…。 やるせない気持ちにさせられたという印象しかないなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-01 00:46:23) |
17. イン・ハー・シューズ
なんでもない靴をキーにするあたりがおもしろい作りだなと思う。 序盤のうちはどうしようもない妹のダメっぷり全開だけど、 中盤・後半あたりかはそれが生きてくる。 よくできたヒューマンドラマだと思う。 ひとの物語の映画がやっぱり一番面白い! 兄弟っていいよね、姉妹っていいよね、家族っていいよね。 そんな風に思わせてくれる、すっきりとした心温まる映画。 ひとりの視点だけでなく姉や妹、さらには親や祖母と多様な視点から物語が描かれる点も非常に面白い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-25 23:17:54) |
18. 依頼人(1994)
ドキドキハラハラのサスペンス映画。 主人公が少年ってあたりも良。 スーザン・サランドンもいい味してる。 この映画で、スーザン・サランドンのファンになった。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-05-21 20:29:12) |