1. イット・フォローズ
ゆっくりだけど確実に追ってくる逃げられない恐怖。 設定がうまく活かされたホラー映画。 製作費約2億円という米国産にしては低予算映画。 その点を考えると割としっかりと出来ていて驚く。 おもに演出や映像が。 「それ」がセックスによって他人に移る設定で、 性行為の描写が随所にあるのは微妙なところ。 「それ」の正体もある程度におわせてはあるけど、 これと言った確たる存在や理由は明かされず。 謎のまま終わってしまうので消化不良感はある。 結末も、打開策や解決もしないままなし崩しなのも。 ラストに至るまでのホラー映画としてはなかなかの良作。 「それ」は見る人やその時々によって異なり、 タイトルはパクリっぽいけどこれも間違いなくITである [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-04 22:18:18) |
2. イーダ
ストーリーや演出の派手さで魅せるのではなく、 台詞のない1つ1つのシーンの情感を絵画のように切り取る、 しみじみとしたクラシックな芸術のような作品。 人によっては退屈さや冗長感を感じ、観る人を選ぶ映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-26 00:38:57) |
3. 命みじかし、恋せよ乙女
シーンが断片的で、矢継ぎ早に切り替わる。 次々へと変わるので話的にも安定せず、まとまりがない。 撮影映像のクオリティも所々気になるレベル。 全体的に映画としてのクオリティが心配。 恋愛、家族、人間ドラマ、ジェンダー、サスペンス、ホラー。 どの切り口を見ても中途半端な感じしかしない。 和風と洋風を混ぜて失敗した感じは、 「WASABI」に通じるものがある。 樹木希林の遺作としては残念感が強い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-23 20:54:09) |
4. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
第1章の幼少期のほうが面白かったかな。 謎の先住民の謎の儀式とか出てきて、 ホラーというよりファンタジー化。 なのに、人物は27年後の40歳というチグハグ感。 終盤の展開もなんかしっくりこなくてモヤモヤ。 第2章は総じて蛇足感が否めなかった。 優れていたのはベバリー(13)の存在感だった気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-23 21:30:35) |
5. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
実体のない「恐怖」をピエロという形に具現化したホラー映画。 観ている側ではなく、主人公たちの「恐怖」の表現がとても良かった。 細かい演出(LOSER)やストーリーの組み立てなどもよく練られてる。 純粋にホラー映画としても、人間ドラマとしても面白かった。 不良グループが最後までただの邪魔者でしかなく、 噛ませ犬としての見せどころしか無かったのは残念。 最後のシーンはベンが可愛そう。どっちかに的を絞ってあげてほしかった。 オリジナル版(1990)が観てないのが幸いしたか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-23 11:51:11) |
6. インターステラー
宇宙の映画。SFは好き好んで観ないけど、おもしろかったです。 時間が長いのがしんどいけど、色んなパートが観れるので飽きないです。 相対性理論だとか物理学だとかよくわからないので「なにこのテンデモ理論(笑)」となるけど、 理論に基づいて作られているらしく、学のある人が観るともっと面白いそうです。 まあ、わからない人でも宇宙SF映画・親子愛のソース和えとして十分見れる内容です。 6点にしようかと思ったけど、最後の展開が気持ち良かったので+1点献上。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-08-22 14:56:52) |
7. インサイド・ヘッド
《ネタバレ》 頭の中の感情を擬人化して~というのは面白いアイデア。 そこに世界観があるのも面白かったと思う。 ただ話の流れは単純で、実に想像するに易い内容。 「カナシミ」も人間を形成するのに必要な感情のうちというお話。 もう少し話が捻ってあったり、意外性があるともっと面白いかなーと思うけど。 逆にこれだけストレートだから面白いのかも、とも思った。 [地上波(字幕)] 6点(2016-07-17 20:25:28) |