1. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 パルプフィクション以来久々の傑作。キル・ビルがあまりにも偽物だったので、タランティーノは観る気が失せていたが、これは本物。すごい緊張感からの一気の血柱。分かっていても引き込まれる。ランダ大佐の笑顔の怖さ嫌らしさが凄い。そしてショシャナのかっこよさに痺れる。実際にナチスに虐殺された家系のユダヤ系の女優さんらしい。 炎に包まれるスクリーンに映る彼女の復讐鬼のようなアップ。やがてスクリーンが燃え落ちても白い煙に乗り移って笑い続ける巨大な亡霊・・・冒頭の緑の草原から映像の美しさも、以前よりも深みを増していると思う。ただブラピである必要性が少し薄い気がする。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-01-07 20:26:37) |