1. インフェルノ(2016)
シリーズ物として描くところの痛みを強く感じてしまった。 学者 vs 学者 というおさまり方が勿体ないなと。 宗教歴史学者 が戦う、というイメージで観てしまう(間違い?)ので あまりにも学者が相手だと 追いかけているときに不思議養分が減ってしまうと思うのです。 ミステリ的な裏切り要素は正直いって好みではありませんでした。 007 のようなスパイスを効かせたかったのかな? [インターネット(字幕)] 4点(2022-01-12 21:56:55) |
2. 生きてこそ
人間の尊厳を問う、あるいは正義や倫理とはなにかを問う、 といった内容というよりは 過酷な中を覚悟を決めて生きていく人々の物語に感じた。 人の肉を食うと決める際のシーンも淡々とした描かれ方で、 また人が次々と死んでいく様も重く感じない描き方。 極限状態にあると、逆にこんな風なのかもしれないな。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-02-16 21:09:02) |
3. インターステラー
感動した。 感動した。 序盤はそこを描くかね。 描かないとこの感動はなかった。 思えば、次元を超越した概念はお化けなのかもしれない。 お化けはそこにいる、きっと帰ると信じてた。 そんなセリフは大人になったからだろ、ちょっとご都合主義かもしれないが、 破った約束を守りに帰ってくる、 そんな描写をした映画はあまりないのでは? [インターネット(字幕)] 10点(2019-01-01 22:53:15) |
4. インビジブル(2000)
子どもの頃に夢描いた透明人間を実現。 それはもうワクワクしてしょうがないのだけど、 やはりインターネットの普及理由と同じエロOnly。 エロを理由に透明人間の技術が発達して、 地球規模で犯罪増えたらいとをかし。 というエロなワクワクと、 最後はB級SFな感じで5点。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-02-12 19:14:01) |
5. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
天才の一言でかたづけるには重い、 戦争を解決した英雄と賞賛するには悲しい、 哀しいと表するには偉大である。 クロスワードパズルを解くという、好奇心に溢れた思いが、 どこで同僚の兄以上に戦争に解読を活かすという狡さに変わったのだろう。 あるいは、パズルとはそういうものだろうか。 並び替え、普通ではないような途中経過(人生)の後に、 自身の答えがある。 チューリングマシン、その先に私は今、文を打っている。 [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-13 22:16:24) |
6. インサイド・マン
《ネタバレ》 完全犯罪となったかのような結末だが、 実に犯人像は人間味のあるような形で描かれている。 それは子どものゲームをむごいと言ってみたり、 弁護士にナチスと組み人をダシにして設けた資産家を揶揄したり。 デンゼル・ワシントンの演じる刑事もまた強烈なインパクトがあり、 犯人よりもむしろ過激に、きれる人物として立ち会っており、 強盗と警察の退避の面白みがとてもくっきりとしている。 サスペンスとしての、秘密を残しながら犯罪者の生き様を描くところがとても面白いのだが、 もうひとつ欲をいえば、人質から恐怖をより感じ取れるようなシーンがあれば、 緊迫感をもって最後までみれたのではないだろうか。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-02-05 21:21:00) |
7. インファナル・アフェア
個人の正義、組織の正義、社会背景としての正義が入り乱れ、 2人の人生が大幅に揺すられる様。そして取引の情報奪い合いや追い詰められ、逃げての緊迫感。 最高です。 欲をいえば潜入2人の心情がもう少し描かれればな、と思いつつ、 いや描く(セリフにする)ことがないからこそ、 むしろ空間でその二人の虚しさや恐怖、芯に持つ正義が伝わってきたのかもしれない。 [DVD(字幕)] 9点(2017-01-28 21:42:00) |
8. インセプション
《ネタバレ》 この映画にある夢をどんどん重ねていくようなこと、よく子どもの頃に想像した。 他人の夢に干渉するとか、夢を設計するとかって概念の説明が序盤長すぎるために 一層分かりにくくなっている気がした。 夢の階層それぞれで体感時間が違うことで、各階の緊迫感が連鎖してワクワク感はなかなか。 そのワクワク感と、主人公のインセプションへの思い・過去が発現する終盤の展開はとても好み。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-23 08:21:04) |