1. インターステラー
《ネタバレ》 期待値がなかったら7点はつけられたと思う。 良いところに比べて欠点が目立つ作品。 良いところ→映像美、従来の作品と一線を画した主張(「彼ら」ではなく「俺たち」) 気になった点→キャスティング(マン博士や主人公のキャスティングに違和感)、無駄に長い、 ご都合主義な展開(主人公が選ばれた理由、仲間は次々犠牲になるのに主人公とヒロインは無事、特異点内で本棚に干渉できる等々) ハードSFな設定で進んでおきながら、結局「愛」とかで片付けられてしまうところ、あと高得点(10点とか)のレビューが気持ち悪いところ(笑) ちょっと、これに10点とかつける人とは仲良くなれないなぁ…そんなことを感じた作品。 [DVD(字幕)] 6点(2015-05-11 19:41:01) |
2. 偽りなき者
点数が高かったので期待して見たが、それほどでもなかった。 デンマークでは性犯罪に関して、被害者側が告訴する・しないというシステムは無いのだろうか。 日本にはこのシステム(親告罪)があるせいで、残酷な仕打ちをした加害者が罰せられないことがある。被害を受けても警察に言わない女性もいるため、立件数も少ない。 日本の性犯罪の認知件数はわずかであるが、レイプ被害を受けた女性のうち、警察に訴えたのはわずか4%である。(この数字はある統計からのデータだが、泣き寝入りする女性は9割以上というのが日本のレイプ被害に関して、関係者に一致する見解である) この数字は世界的に見ても圧倒的に低く、立件されていない犯罪も入れれば、他の先進国並(かそれ以上)の犯罪発生率となる。決して日本は、性犯罪が少ない国ではない。 実際に、自分の実家の近くでも小学生女児が高校生の男に性的虐待をされ、子宮を切除する事態になったが、親が告訴をしなかった為その男は野放しになっている。そのような男が再犯する可能性は高いのではないか。このような面でも、日本は女性が生きにくい国である。 この作品で描かれるように、加害者とされる男性の主張を聞かずに逮捕するのも良くないが、日本のように被害者が泣き寝入りしなければいけない国も悲惨だ。 その他印象に残ったのは、親の罪を子どもにまで求めないのが日本とは違って良いな、ということと、疑惑が晴れたらすぐにコミュニティに受け入れられるのも日本と違うな、ということ。 ムラ社会日本は、不祥事は家族ぐるみで非難され、一度良くないレッテルを貼られた者は社会復帰が難しい。デンマークのような国と日本のような国、どちらが生きやすいかは人それぞれだと思うが、自分はデンマークのようなシステムの方がよい。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-26 00:06:22) |
3. インドシナ
客観的には7.5~8点という感じ。これぞ映画!という、壮大で美しい映像と効果的な音楽、エキストラの数などにも表れているスケールの大きさが心地よく、2時間半飽きずに見ることができた。 個人的には、昔は興味が無かった「時代物」「ロマンス」「風景」なども楽しめるようになった(大好きと言うほどではないが…)ことに、自らの変化を感じられた作品(笑) フランス映画は合わないと思っていたが(人間ドラマ系)こういったロマンスものなら楽しめるのかな…?また、恋愛のフランス映画を見てみようと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-25 14:40:41) |
4. 妹の恋人
ジョニーデップが格好良い。重厚な人間ドラマを期待して見るのではなく、軽い気持ちで見ると楽しめる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-05 20:33:05) |
5. IZO
三池節炸裂という感じで、三池監督が好む暴力描写が満載。 普通のR-15作品なんかは生ぬるいくらいに。 三池作品は何も考えずに楽しむものだと思っているのだが、その通り何も考えずに観ている(眺めている?)と、ストーリー展開をそこまで疑問に思うこともなく(軽くひっかかるところは多少あったが)只々豪華俳優陣の演技に酔いしれることができた。 この、ある意味トリップとも言える2時間は心地よい。 三池崇史監督が好きで、話を気にしない方にはおすすめ。 ・・・そんな人は少ないのだろうが。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-27 18:05:18) |
6. イキガミ
原作のファンなので見たかったイキガミ。 人の死を扱っているので全編を通して暗いが、原作ファンとしては原作に忠実に映画化してくれたな、と満足できた。 やはり原作がオムニバス形式なので、映画もオムニバス形式で進んでいたが、上手く作っていたと思う。 漫画とは違い、平行させて別々のストーリーが進んでいたり、逆に別の話に影響を与えていたり… 漫画の"完全オムニバス"という作りより、適度に話を絡めたこの作りの方が自然に感じられた。 和子の過去や、課長の意味深な発言など原作には無い部分も取り入れていたが、決して原作を壊してはいなかったと思う。 役者も笹野高史さんや山田孝之ら、上手い人たちが出ていてよかった。 一応?主役だった松田翔太は、上手だとは思えなかったが… 原作で涙した人なら、きっと泣ける、そんな原作に忠実な映画だった。 [映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:09:46) |
7. インファナル・アフェア
この映画は凄い。 散々語り尽くされてきて今更だと思うが、遅ればせながらこの作品を見て、凄い映画だと思った。 主役の2人の迫真の演技もだが、各場面に張られた伏線の巧妙さ。 次にどうなるか予想がつかない"見せ方"の上手さ。 そして、この緊迫感の中でも決しておろそかになっていない人物描写。 ネタバレになるのであまり語れないが、一見の価値はある作品だと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-27 16:01:16)(良:1票) |
8. イノセンス
まず、攻殻機動隊の外伝のような話なので、攻殻機動隊を知らないと世界観がすんなり理解できない。 攻殻機動隊を見ていない人のために、本編前に解説映像があるが、解説映像などなくても理解できる作品を作らなくてはならないと思う。それでは、あまりに不親切だと思うから。 無駄に小難しい台詞を使って、話をわかりづらくしていると思う。シンプルな台詞でも、人を感動させることはできると思うのだが。 あと、シーンとシーンのつなぎが下手なのが目立った。 I.Gの映像の美しさは評価できる。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-21 21:40:50) |