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1.  イップ・マン 序章
ブルースリーを強く思い起こさせる映画だった。 ブルースリーが、(邦題)ドラゴン**の三作で演じたのは、普通の人達の普通の暮らしの中に、みんなと同じ場の中に居たスーパーヒーローだ。そしてその技は、体と心の鍛錬により会得したもので、スーパーマンやバットマンとは違う。むしろ彼らの技よりも凄い。 そして、宇宙人とかとも戦わない。叩きのめすのは、素朴で平和な暮らしを奪う意地悪な者たちだ。脇役と鑑賞者は、仲間の一人が、圧倒的な力でそいつらをなぎ倒してくれるのに驚き、狂喜する。 リー映画と、彼の師匠を描いたこの映画、ニワトリと卵の関係のようだ。好きだ。  しかし、日本が悪役の香港/中国映画の多いこと。日本にも戦時下を扱った映画はそりゃあたくさんあるが、被害者目線の平和讃歌が多い。スカッとするアクション物は少ない。この大きな違い。日本がかの国に与えた屈辱感の巨大さがよく判る。この先日本がどんだけ出来の良い戦時下映画を作ったとしても、かの国からは鼻で笑われるのに違いない。我慢しよう。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-08-08 09:16:04)
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