1. 生きる
ガキの頃家族で「影武者」を見たとき、おやじが「黒澤もこんなもんしか撮れなくなっちゃって」みたいな事を言ってたのがとても不思議に感じたものですが(俺的には興奮するほど面白かったので)、「生きる」をみて納得しました。「こいつはすげえや」と思ったね。椿三十郎と用心棒も同じ人間が撮ってるんだから信じられん。黒澤は天才でした。また、作品の質はともかく晩年までその情熱とバイタリティを映画に対して傾け続けた姿勢にも尊敬を覚えます。すごい男がいたもんだ。 10点(2002-05-17 20:43:42) |