1. インデペンデンス・デイ
それなりに面白い映画ではあったけど、ここまでアメリカ帝国主義を全世界に押し付けられては、さすがに退いた。 4点(2003-02-13 00:08:57) |
2. イナゴの日
たしか「真夜中のカーボーイ」の成功にのったシュレシンジャーがビッグバジェットで大ハリウッド批判を行なった末、大コケにコケて、その後ロクな仕事を貰えなくなった大野心作だったはず。「サンセット大通り」と同じくハリウッドに蠢く敗残者の群れというネガティヴな一面を描いた映画だが、アチラのような苦痛と同情をもって見つめた映画ではなく、ひたすらに憎しみをぶつけたのが悪かったのか。個人的には、ハリウッド批判のしかたが平凡なうえ、主人公のウィリアム・アサートンが何を考えてるのかわからない人だったのが残念だが、クライマックスの集団リンチシーンの凄惨さは、幻影に踊らされる群集の恐ろしさを描いてすさまじい。確かに後味の悪い映画ではあるが、役者はいい芝居してるし、他のハリウッド映画には見られない異様でスペクタキュラーなシーンはたくさんあるし、このまま忘れ去られてしまうには惜しい映画だと思う。 7点(2002-12-19 01:29:51) |
3. 犬神家の一族(1976)
好悪はともかく、日本映画には珍しいサービス精神に満ちた映画だと思います。「岸壁の母」的要素もあるし。これを観た夜、夢の中でスケキヨに追っかけられて、オレの目の前で仮面を脱ごうとしたところで眼がさめた。イヤ怖カッタデスヨ。 9点(2002-12-09 22:22:20) |
4. イージー・ライダー
中学生の時、深夜TVで観てものすごく感動した。時代性が強いので今観たらようわからん(僕の友人の言葉)、というのは同感する。けど、このピーター・フォンダ(とニコルスン)は今見てもかっこいいし、何よりもバイク乗りには今でもこの魅力は失われてないだろうと思う。(別の友人はコレのおかげでバイク屋を経営している) 10点(2002-11-25 03:48:12) |
5. if もしも....
歴史の先生がチャリに乗って教室へ来るところ(ちゃんとチャリを仕舞う係りの少年もいる)と、↓神父さんが引き出しから出てくるシーンには笑った。英国という国と学校という世界をこれくらい鮮やかに描きだした映画は他にない。全シーン好きだけど、特にウォーレスが鉄棒をする(そしてボビー・フィリップスがセーターを着る)スローモーションと、珈琲店でミックと店の女が虎の真似をするところ(とその後、美しい草原をバイクで走るシーン)にはアンダスンの詩を感じて素晴らしかった。 10点(2002-11-25 03:29:41) |