21. ザ・エージェント
《ネタバレ》 佳作。「文句ばかり言う選手に人々は感動しない。感動を与えればお金は付いてくる」といったセリフに代表されるようなベタな展開ではあるが、それがよい。これは映画なのだ。途中のこまごまとした演出が、またいい味を出している。まあ、クビになった会社のオフィスで、(携帯でもなく)会社の電話を使ってクライアントの引き抜きができるとは思えないのだが、そこは目をつぶろう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-27 01:49:10) |
22. ザ・コア
《ネタバレ》 SFとは言え、非科学が過ぎる印象がある。あんな乗物を作る物質も、破壊性のあるビームも非現実的であるというのは目をつぶるにしても、衝撃に脆いはずのダイヤモンドに傷つけられてしまうとか、傷ついたユニットを切り離す仕組みって操縦ユニットが傷ついたらどうするんだとか(せめて傷つきやすい後ろにしておけ)、何より地球の中心に行けば無重力になるはずだろうと思っていたのに、そういう演出が何もなかったのは拍子抜けしてしまった。無難な話の進め方をしているので、まったく楽しめない映画ではないが、誰かにお勧めできるものではない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-22 18:15:56) |
23. ザ・シューター/極大射程
《ネタバレ》 あまり期待していなかったが、そこそこ見られる。冒頭の展開が、あまりにも予想通りだったので、ありきたりな展開なのかと思ったが、新米捜査官の使い方がうまい。ヒロインもよい。銃撃戦で“不死身”になってしまうのは、しかたがないところか。しかし、終わり方はいただけない。あの写真をマスコミに流せば、関係者の社会的“生命”を絶つことはできたはず。あまりに安直な終わらせ方。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-29 12:40:37)(良:1票) |
24. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 「三谷幸喜」というだけで期待して、久々に邦画の実写映画を見た。事前知識をほとんど持っていなかったこともあり、よくこんな設定を考えるものだという意味でも面白い映画だ。佐藤浩市の大根役者ぶりは見事だったし、“やりすぎ感”は心地よいくらい。西田敏行との絡みも絶妙だったし、寺島進もよい。しかし、クレーンといい、CM撮影といい、ドロップ缶といい、スタントの撮影といい、細かいネタが、ただ後の話につながるように準備しておきましたという感じがしてしまう。どのネタでもいいから「もう1回ひねって」あるいは「ネタどうしをからめて」使ってほしかった。あと、女優はもっと綺麗に撮ってほしい。冒頭の深津絵里は、“似てる人”なのかと思ったくらいだ。 [映画館(邦画)] 7点(2008-06-18 03:31:16) |
25. THE 有頂天ホテル
傑作。設定が設定だけに、ストーリーができすぎなのは当然ですが、これだけの人数の物語を同時進行させてまとめあげていくのはさすがです。長回しのために計算しつくされたであろう脚本も、おそらく秒単位だったであろう編集も、相当な苦労があったでしょう。大いに楽しめました。 [DVD(邦画)] 8点(2008-01-11 21:06:48) |