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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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81.  ザ・ファブル 殺さない殺し屋 《ネタバレ》 
う~ん、お話の内容は相当に酷い、というかメチャクチャですね(前作にも増して)。とにかく、堤真一一味に関しては何から何までサッパリ意味・意図とゆーのが通じません。ギャグ要素込みの単なるアクション(スリラーというホドでもねーワケで)を何故にこんなややこしく支離滅裂にしてしまったのでしょーか(こーなる位ならもっとシンプルで陳腐につくればいーじゃないですか)。  他方、ド初っ端のカーアクションにせよ、中盤の団地(足場)での盛大な戦闘シーンなんかにしても、邦画としては一級に派手だし率直に相当以上に面白く観れましたのですよ。だから尚更、もっと単純一直線な話にして(それなら尺も90分くらいにしちゃって)そのアクションだけを思いっ切り際立たせる、という方が絶対に正解なよーにも思うのですよね。何ですかね、コロナ禍真っ只中の製作でちょっとやりたいコトと予算的なコトのバランスが崩れちゃった、とか、平手友梨奈を必要以上に目立たせる為にシナリオが歪んじゃった、とか、そーいう「大人の事情」とゆーのがそこはかとなく感じ取れる、という風にすら思われます。  まあでも、平手友梨奈自体は確かに凄く可愛かったですし、それも量産型な可愛さでもなくユニークで個性的なパッと目を引く魅力が在った、とも思うのですよね(確かにこのコで一本映画撮りたくなっちゃう、的な)。ただ、本作品での平手さんの引き立て方とゆーのは、お世辞にも巧かったとは思いませんです。前述どおりストーリーはパッパラパーですし、その意味でのハイライトたるラストのアクションシーン(地雷)は(ココだけは)これもかなり意味不明という代物でした(やっぱり、コレだってもっとシンプルにすりゃいーじゃない!てな感じで)。  コレもコロナの弊害、なのでしょーか。巣籠もりで打ち合わせばっかり時間長くなって、みんな考え過ぎた(煮詰まり過ぎた)、という感じなのかも知れません。
[映画館(邦画)] 4点(2021-06-20 13:07:14)
82.  サムソン 神に選ばれし戦士 《ネタバレ》 
この話、リメイク?されてたんですね。どーもキリスト教関連映画専門の制作会社つーのがあるらしく、かつキリスト教世界ではこーいうのも一定の長期間の需要が見込めるから予算もある程度投入できるとゆーことなのか、今作もセットや衣装、古代都市の遠景のCG等は結構頑張っており、全体としても意外にチープさはほぼ感じない(→件のラストシーンへの期待は否が応にも高まる一方)。  話の内容は細かい工夫を半ば「諦め」、ほぼ聖書の内容どおりと言ってよい展開運び、そしてかなりテンポも良く進むため、悪く言えば相当に軽い。個々のシーンにも軽すぎるものも散見される(ライオンなんて一瞬で屠っちゃうし)。また、一歩踏み込んだ設定などもチャンと考えている様には見えない(例えば、サムソンがヘブライ人社会で当初どういう存在なのかとか、ヘブライ人社会とペリシテ人支配層の関係、サムソンがタレンをアッサリ娶れるのはどういう事情なのか、等)。それに加え、聖書でもイマイチよく分からなかった部分は本作中でもそのまま全く分からない(特に件の「謎かけ」とか、あと途中20年飛ぶんだけどそこの年齢の経過とかはもはや無視されてたり)。  それでも、まずテンポの良さを利点と捉え、アクションも可でも無いが不可でもないのを好しとするなら(分量はそこそこだし)、本作は決して全く見どころの無い退屈な作品ではない、のだが…  ひとつ、どーしても許せないのは本作でのデリラの在り方。かなり中途半端なキャラでサムソンを陥れる動機が完全にボヤっとしてしまっている。私はオペラ版から入っている人なので、個人的にはデリラの憎悪とサムソンの恋心の葛藤こそがこのコンテンツの最大の醍醐味(かつ、これを無理のない脚本に仕上げることこそがこの話の最大の難所であり見せ場)だと思ってるので、これを完全に「逃げている」のはハッキリ言って問題外なのである。もう一点、聖書の話どおりな展開だからこそ、サムソンの思慮の浅さが目に付く。この短慮さを是とするならば、それを乗り越えるだけのサムソンの人間的魅力を引出す工夫が必要な筈で、結局そういう意識が微塵も感じられないのも個人的には論外である。  結論、表面的には整っていなくもないが、中身をちゃんと吟味していくと完全に駄作、という感じ。あと、肝心のラストもここにはあんましカネ掛かってなくて正直イマイチでしたわ(=観た意味ないジャン!)。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-11-01 06:27:12)(良:1票)
83.  That's Not Me 《ネタバレ》 
ムムム…「私じゃない!」というタイトルどおり、成功した妹と間違えられ続けて段々うんざりしていく双子の姉の話だが、おそらくジャンルとしてはコメディなのだろうが、全編通してかなり鬱々・ジメジメとほの暗いよーな話で正直あんまし笑えない(笑い飛ばすというにはチョイ辛すぎる)。かといってヒューマンドラマになっているかというと、特にそっち方面で盛り上がることがホントになんも無くてラストもただ焚火して終わり(何じゃそりゃ)。結論、お話としては完全にイマイチ(正直、最後まで観るのがだいぶん辛かった)。  主演女優(兼共同脚本)は監督の嫁らしいのだが(オーストラリアのローカルな人たちみたいだけど)、設定は27歳なのだがどーみてもアラフォーにしか見えんぞよ(疲れが顔とお肌に出てる、と言うか)。まあ、二役の妹の方にキラキラ感を出すために、比較対象の姉の方を残念な見栄えにした、という意図的な演出なのだろうけど(にしても、主役にこーも魅力が無いのは率直にどーかと思うケド)。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-09-06 16:46:13)(良:1票)
84.  ザ・ウォード/監禁病棟 《ネタバレ》 
交代人格が主人格を「封じ込め」ており、治療としてその交代人格を「殺して」いく、というのを映像として具現化しているという点は、(ホラー・サスペンスの演出としてこれがどこまで効果的かは置いといて)この題材の作品としてある意味面白いアイデアなのかも、とも思える。しかし、じゃあなんでアリスの主人格はあんなゾンビになってるの?等の疑問は尽きないし、結局「全て」が現実ではなかった(=「現実」のシーンと「妄想」のシーンが綯交ぜになっているという構造ではない)という内容のとおりに、このテーマの作品として不可欠な筈の映像上&シナリオ上の「トリック」も皆無という、かなり残念なつくり込みに終わっている。  ただ、怖さも緊迫感も(良い意味でも悪い意味でも)非常に分かり易いし、下手に複雑につくり込んでいないために(この手の題材の映画としては少し異例なまでに)非常に明解に仕上がっている。運良く、初めてこの類いのホラーを本作で経験しました、という状況であれば、多少は楽しめるかも知れない。
[DVD(字幕)] 4点(2020-05-11 21:31:32)
85.  さくらん 《ネタバレ》 
もはや誰にも正解は分からない所ではあるのだが、廓の描写や言葉遣いにはどうにも「板に付いていない」感じが強く、端的に不自然だと感じてしまう(その意味では、やや中途半端なつくり込みとも言える)。演技の面でもそれは同様で、土屋アンナがなんか役に入り込めていないというか、表面的な演技になっているのが目に付く。他の人の演技もあまり良いとは思えない出来。  他方、画的な美しさもあるにはあるのだが、色彩や調度品その他の「割とどうでもいい」部分の煌びやかさにとどまっており、一番の勘所であろうセックスシーンの肉体の美しさだとかは殆ど感じられない(セックスシーンについてはその最中の「動き方」が妙に不自然で、これもなんか適当に感じられる)。良い所もあるのだが、全体的にちょっとズレ気味で、部分的にはいい加減、という感じの作品。色々と「甘い」とも率直に感じる。  「廓(花魁)+椎名林檎+芸術的画面構成+土屋アンナ(→彼女の起用は画的には大正解だと思うのだが)」というアイデア自体は極めて優れていると思うので、何とも残念。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-11-23 11:25:21)
86.  貞子vs伽椰子 《ネタバレ》 
貞子パートと伽椰子パートの2本立てだが展開運びはそこまで悪くはなく、どちらもそこそこ面白く観れる(見飽きた内容ではあるが)。ホラー描写もまずまず(流石にホラー専門監督だけある)。ありがちだが、激マブ美人(山本美月もまあまあだが、玉城ティナがエライ可愛い)と、そんなに可愛くは無いが演技は達者な女の子コンビ(特に佐津川愛美の演技は中々良い)も結構機能している。  ただ、安藤政信が胡散臭すぎるのと、肝心の対決シーン&終盤の展開がエライしょーも無いのがどうにも酷すぎて、正直高評価とはし難い出来。思うに、題材的に「非」正統派ホラーにしかなり得ない(そもそもこのタイトルで「怖い」作品は無理だろう)映画だったのにも関わらず、比較的マジメにホラーとして作っちゃったのが根本的に間違いで、笑える位にもっと突き抜けてハッチャけないとどうしようも無かったアイデアなのだと思う(貞子がビーム出して伽椰子がカンフーで対抗するとか)。結論、非常に中途半端で大して怖くもなければ笑えもしない。残念な凡作。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-11-19 20:47:27)
87.  サーベルタイガー<TVM> 《ネタバレ》 
邦題はまんまですが、とて原題もコレは所謂サーベルタイガー=剣歯虎の「剣の歯」を意味するので、結局コレって文字通りのサーベルタイガーの映画…でしかねーのですよね。とすると、そのド・ストレートにタイトルロールなタイガーちゃんがココまで映像的に(マトモな)出番が少ない…てのは、もはや映画史上に他にあまり類を見ない…と言って好いレベルではねーでしょーか(意図的に隠している…とかって例外を除けば)。年代相応・予算相応のごくごくチャチなCGと、あと少なくとも頭(~上半身)は着ぐるみもつくったのかと思うのですが、チラチラっとではなく全身がハッキリ見えるシーンは残り25分位まで来てやっと一つ、といった感じで、んでフラッシュ的な出方ではなくしっかりと出続ける様になるのは本当にラスト15分位なモンなのです。そして、じゃあその主役の他にも何らかサブの見どころとゆーのが在るってならま~だ何とかなったのかも知れないのですが、正直そーいうモノも見当たらねーのでして…(強いてゆーなら、実質主役のデヴィッド・キースのカッコ好さ、か悪役のジョン・リス=デイヴィスのウザさ…位ですかね)  重ね重ね、ココまでシンプルなつくりの「単一価値観」な映画で、その単一な主役がこうもショボい…となると、正直モ~お手上げですよね。。。とは言え、前述のデヴィッド・キースの雰囲気(ダケ)は個人的にかなり好きなヤツだったので、いったんココまでの評価としておきます。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-08 00:57:48)
88.  さよならジュピター 《ネタバレ》 
よく「詰め込み過ぎ」と言われてる作品かと思うのですが、確かにそーなんですケドだから根本的に映画として内容が足りてない(=間延びが酷い)訳ではないと思うし、これも根本的にはそれらの内容がごくレベル低すぎ(本質的な意味で)てコトでもないかとは思うのですね。そこに加えて(大作映画だけあって)特撮やなんかの質は別にそんなに酷いっちゅうモンでもねーですし(音楽とかユーミンの主題歌なんかは決して悪くない方にも思えますし)だからまァ「普通につまらない普通の映画」の範疇ではあるかと思いますね(ただし「かなり高度に」)。  ※ま~でもゆーて、まずちょっと「無駄に長い」という気もしますケドね(間延びとゆーのとは少し違うと思いますが)。 ※あと演技面は、好いか悪いかの前にどーにも気になるのが英語と日本語のごった混ぜなのですよね。日本語なら(皆)日本語、英語なら(皆)英語、の2つが混ざるのは別に好いんですが、会話する2人の片や日本語・片や英語ってシーンがワリかし多いのは正直ウザいです。たぶん、役者が両方は喋れないってヤツばっか、という単純な理由だと思うのですが、にしても外国人キャストなんか別に大した演技もしてねーのですから喋れるヤツを連れてくりゃ好いのに…と思うのですケドね(最悪片言でもいーじゃんか)。  しかし、詰め込み過ぎ⇒それ故に個々の要素ひとつひとつは薄っぺら過ぎ、なのもまた確かであり、だから結局コレという見せ場がコレといって見当たらないから(全体としても)あんまし面白くない…のだとも思うのですね。取捨選択するなら、一番要らないのは個人的には(火星のナスカ絵に始まる)宇宙古代文明ばなしかな~と思いますね(この話でもってオーラスも締めくくろーとしてるのですケド、結局ココがいちばん意味不明なモンだから観終わった感じがまた激・悪くなっちゃってる気もしたり)。木星太陽化計画をやろーとしてたら⇒ブラックホールが太陽系に接近してる!らしーので⇒計画変更して木星を爆破!して軌道を逸らしました…なら、も少しシンプルでたぶん尺もコンパクトに出来たかと。  でも、コレだとぶっちゃけ「『妖星ゴラス』の二番煎じ」にしかなってない気がするので、やっぱラストのドンパチはアクション的にもっと見応えの有るモノまでに単純に改善して、そんでココにもっとチャンと(本田とマリアの)宇宙ロミジュリの話を絡ませればいーじゃないですか。ただし現状、ロミジュリの話は(前述どおりな中でも)いちばん薄っぺらい!て感じなのですケドね(⇒散々無重力セックスしただけじゃねーか!と)。ま、ソコはジュピター教団のヒッピー風を全部ブッタ切れば済むコトか、とも思いました(アレも正直総じて全く意味不明にも思えるのですが、コレはもしかしたらジェネレーションギャップてヤツなのかもな…と思ったりも)。  とは言え個人的結論は「アイデアの質が足りないのを量で誤魔化そうとして失敗してるヤツ」てなコトだと思いますね(前述どおり、私には今作は『妖星ゴラス』の劣化版にしか見えんのです)。でもやっぱ、ソレこそはどこまでも「量より質」なヤツだ、と思うのですケドね(当たり前に)。
[DVD(邦画)] 3点(2022-05-02 16:11:41)
89.  さんかく窓の外側は夜 《ネタバレ》 
第一に、ひと目見た印象としては恐らくホラーな(=ホラーに仕上げるのが一番手っ取り早いという)お話なのですけど、全くそうはなってないとゆーか、怖がらせよう・ビビらせようっていう描写のキレとかはほぼほぼ皆無なのですよね。全体的にも(多少気持ち悪い部分はあれども)非常に地味です。まずココが、全体に濃厚に漂う退屈さの元凶になっている…という感じっすね。  もう一つ、主要登場人物の3人はいずれも暗い過去と禍々しい能力を兼ね備える特殊な方々で、三角はともかく他の2人は途中までは人格的にも相当に異常者である風をも醸して居るのですが、最後まで観ると3人ともが実は実に平凡な…とゆーか寧ろごく真っ当な(ヌルっちい)キャラ揃いなのですよね。こちらもある種キレが無いとゆーか、なんかこの手の「特殊能力者だけど温厚・善人」つーのは寧ろ少女マンガとかでよく見るよーな気もするなあ、とも言いますか。  そして終盤は、ソコら辺に輪を掛けて更に更に異常に生温い展開で終わってゆくのですが、そこまで観てモ・シ・ヤと思い、グーグル先生に訊いてみたトコロそれこそ一撃必殺!「さんかく窓の外側は夜」て入力したらサジェストに「BL」てイの一番に出るじゃねーですか(つーか原作者も女性だし、掲載誌もド直球なソッチ系のヤツじゃねーですか)。結論、私は完全にこの映画の客ではありませんでした。でも劇中、そんなにそーいう描写が目立ってた訳でもなくって、だからソッチ系の人にもフツーに期待外れだったんちゃうかな、とも思ったりなんかもして…
[DVD(邦画)] 3点(2021-08-26 19:48:27)
90.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
『呪怨』というホラーは、元々は超・低予算作品だし、かつ根幹的なコンセプトも「足を踏み入れた者が皆死ぬ呪いの家」という非常にシンプルなものではある、のだケド、ホラーとしてはやはりこれも非常に特徴的な側面を持つ作品でもあった、と思ってますです。それは第一に伽椰子と俊雄という実にユニークで禍々しいお化け(あとそのお化けを思いっ切り「見せて」ゆくという演出方針も)と、もう一つが時系列の入替えを含んだ(ホラーとしては異例なまでに)複雑に入り組んだシナリオ構成、という点であるかと思うのです。  ただその意味でゆーと、数あるシリーズ作品・リメイク(リブート)はやっぱし大体この2つは要素として取り込もうとトライしてるのだケドも、特に後者、ややこしい切り貼りシナリオとゆーのを採用したヤツが面白く出来てた試しがねえ、とも感じてるのですよ。アレはね、いっちゃん最初のオリジナルが奇跡的に超絶に出来が好かったから成立してるだけのモンなのであって、中途半端に真似できるよーなヤツでは全くねーのですわ。そもそもオリジナルを撮った清水崇本人ですら、それに続く劇場版もほぼ同じ感じでつくったケドも驚くほどに全くモノに成ってなかった、という代物なのですからさ。  今作も正にドンピシャでその感じ、とゆーか…作品自体は製作費もある程度掛かっていて、まずショック描写はだいぶん気色の悪いまずまずの質だし、かつそれが非常にチョコチョコと豊富に入り続けるのでそこら辺はB級よろしくケチってる感じも全くせず、決して全然見ドコロが無いという完全なポンコツとは言えないかと思います。しかし、ここまでお話が散発的でホラー的にも脈絡が無いとなると…どだい90分の映画に4つも話が入ってますからね。オムニバス的、と言うことも出来るのかも知れませんが、オムニバスとゆーのは4つ話が入ってるなら彩りとゆーのを考慮するモンじゃねーですか。今作の4つの話っちゅうのは率直にどれもほぼ同じ話で、そもそもそれらが只パッチワークで繋がってて只ノンベンダラリと流れてゆくだけで実はトリックもナンにも無い、とゆーのでは、結論、まるで何処にも盛り上がりとゆーのが見い出せないのですよ。ここまで来るとこれはもうキチンと統合された一本の映画とも言えないのではないか、とすら思いますね。  メイン主人公の(化粧っ気無い)女刑事さんの少し病的な感じがホラー的に好さそうだったのとか、リン・シェイがまた中々イイ感じのイカレ婆を演じてたのとか、ちょっと以上に好きな箇所もあったので(あと実はワリと少しだけ期待もしてたので)こんな初歩的な躓きで終わってしまったのには個人的にはかなりガッカリしてます。無念。。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-08-07 00:10:25)
91.  ザ・ウォード/感染病棟 《ネタバレ》 
うーん…これは久しぶりにヒッドいホラー…まずとにかく内容が無い。約90分の作品ですが、1時間経っても特に何も発生してません(なんか男がスキンヘッドにする様子を延々映してたりします)。その後、次第に皆が狂気に呑まれていくサマが描写されますが(さっきのハゲ野郎もその先駆けだったという)、それだって平凡・安物・迫力不足の三重苦で全く観るに堪えません。  今作の敗因の一つとして、ロケーションの悪さ。廃墟の精神病院が舞台ということになっていますが、実際のロケ地は全然そういう場所じゃなくて、ごくごく普通の室内で撮ってることもしばしば(監督の自宅かなんかじゃねーの?)。それっぽい場所を用意できなかったため、展開・演出のとり得る選択肢が極めて限られている、ということではないかと(なら別の脚本にせいよ)。
[DVD(字幕)] 3点(2020-05-19 20:21:19)
92.  ザ・ファブル 《ネタバレ》 
原作未読。だが、どうにも原作の設定の映画への落し込みや全体の展開運びがはっきり言って非常に雑なようで(多分、漫画を読んでる客しか相手にしてない気がする)、私のような一見さんには正直訳分からん映画になってしまっているように思う(誰がナニで、何をどうしたいのかがサッパリ分らん。殊に木村文乃のアレコレ)。  分量的にはメインコンテンツなアクションも、これもつくりが非常に適当(至近距離で銃を撃ちまくるのを避けまくるとか)。岡田准一の個性的な演技(というか顔芸)だけはそこそこだが、全体的にはかなり駄作。意味の無い芸人の起用などは凍えるほど寒い。
[映画館(邦画)] 3点(2019-11-23 02:08:15)
93.  サイレン FORBIDDEN SIREN 《ネタバレ》 
元ネタのゲームとゆーのは『バイオハザード』『サイレントヒル』と並ぶ日本産ホラーゲームの世界的スーパーメジャーで、かつ、その「怖さ」とゆーのが最も「日本的」である作品だと思われる。他2作品は映画化もある程度成功しており(まあ『バイオ』の映画化はホラーじゃねーけど)、その意味でも今作に掛かる期待というのは、決して小さく無かった筈だと思われる(しかも今作は邦画な訳だし)。  元ネタというのは、禍々しく呪われた土地を舞台に、そこに住まう怪しげな人々が織りなす陰謀を解き明かしていくというミステリー要素を多分に含むものだったと思われる。翻ってこの映画では、その前半1時間近くを使って、とりあえずその不気味な舞台設定の方をある程度しっかり説明してくれる。そこで説明される設定自体(人魚伝説と不老不死の住民とやら)は、そこそこ元ネタの雰囲気も醸しているし、率直に別にそんなに悪くはない様にも感じられる。  しかし、そこから先はと言うと、これがひたすら怪物と化した住民が襲ってくるだけ、という単純極まりないホラーになってしまう。「何故」彼らが、しかも「このタイミングで」襲ってくるのか、という部分が全く謎であり、加えてどうもそれを説明する気もまるで無いよーな感じなのだ。なので正直、ホラー展開開始から最終盤までは、これは「お話が成立していない」と思って観ていた。  そこで、あの妄想オチだ。確かに「お話が成立していない」ことについてはこれで説明がつく。罪深いのは、ここで何から何まで全部妄想でしたあ(=舞台設定も全部ウソでしたあ)、としてしまったことだ。正直、これでは『SIREN』でも何でもないではないか。これは、元ネタの外皮を纏った極めてレベルの低いサバイバル・ホラーだ。何故「極めてレベルが低い」かと言えば、サバイバル・ホラーとしてすらもお話に整合性を付けることを放棄して妄想オチにしてしまっているからだ(加えて、何故そんな妄想を抱くに至ったかという理由の部分も極めていい加減だからだ)。これはリメイク以前の問題だし、リメイクとしても前述どおりリメイクと呼ぶのが憚られる様な有様だ。雑で手抜きで魂の入っていない、酷い映画だ。  ※実は、どうもラストに少し仕掛けがあるようなのだが、とにかく主人公の妄想設定がご都合主義すぎて、そういう仕掛けを施せる様な整合性が物語に存在しないので取って付け感が甚だしい。ラストでそんなこと言われても、残りほぼ全部のつくりの悪さは挽回できねーよ、という感じ。  例えそんな今作でも、多少なりとも「怖い」なら、ホラーとしては存在価値が無いとは言えない。しかし、これが全く怖くない。目から血ィ出した人間がワラワラ襲ってくるだけで、今どき何が怖いというのか。そのうち一人は何故かココリコ田中だし(お笑い芸人がやったらそれはコントでしょ、と)。そもそも、何で原作準拠の禍々しいクリーチャーを出そうという努力すらしないのか。原作の「日本的な」怖さを実現する、とかいう以前のレベルで、つくづく魂が込められてないのだよね。。
[インターネット(邦画)] 2点(2020-07-26 22:44:33)
94.  PSYCHO= サイコ・イコール<OV> 《ネタバレ》 
キッカリ60分しかない作品(OV)なのに、QP-CRAZYの『アルカイダ』を丸々1曲流しながら『アンダルシアの犬』+『恐怖の足跡』を結構隅々まで見ドコロ流用・切り貼りし尽くしたオープニングがなんと5分弱もある…という時点で、率直に「あ、これヤバいヤツかも?」と思ってしまいましたね。とりわけ、『アンダルシアの犬』はまだ分からなくもない(件の「目」のシーンの再現が本作のウリらしいので)のだケド、『恐怖の足跡』の方はそもそも何故にココで引用されてたのでしょーか?(全くそーいう系統のホラーじゃねーじゃんか)  そして観てると案の定とゆーか、本編も50分弱の時点で終わってもーて、残り10分強がまたなんと超絶スローなエンドロール(今度は犬神サアカス團のを2曲も続けてフルで流しやがりましたよ)だってゆーね。だから本編は実質45分ですし、それでも尚ショックシーンも精々合計20分くらいなモンです。結論、ここまで来るとちょっと(いやかなり)悪意すら感じるというヤツですね(もう詐欺まがいと言いますか)。  内容?内容は、コレもまあどーでも好いですよ。グロ以外は特に完っ全にどーでも好いですが、肝心のソレにしたって最たる見ドコロの2つ、目玉をカミソリで切り裂くのは重ねて『アンダルシアの犬』のパクリ、足首切り落とすのは『オーディション』のパクリだし。そしてそもそもカップル監禁して拷問する…てシチュエーションだって白石晃士の『グロテスク』のパクリで(と思いましたが、よく見ると今作と『グロテスク』はどちらも2009年1月公開のドンピシャなのでパクリとは言えんのですかね)目新しいモノはナニもありません。久し振りにかなり酷い作品でした(まあ、見えてる地雷も同然でしたケドね)。
[DVD(邦画)] 1点(2022-02-08 21:34:14)
95.  埼玉喰種<OV> 《ネタバレ》 
血糊とiPhone、あと知り合いにちょっとオッパイ大きい女の子が居れば、誰にでもすぐ撮れる代物ですね。演技経験?不要です。ああ、心配しないでください。エロいこともさせませんから。
[DVD(邦画)] 1点(2020-04-14 21:51:29)
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