1. サラマンダー
もう少しライトなノリのB級モンスター映画っぽさを期待していたんだけど、思ったよりもテンションが低くて暗かった。まあすでに人類のほとんどが全滅してしまっていてはテンションも上がりようがないけど。微妙にシリアスに仕上げてしまっているので細部の荒さが目立った。良いのか悪いのか、マシュー・マコノヒーがいかついスキンヘッド男に風変わりしている様には驚いた。 4点(2003-09-29 20:59:54) |
2. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 北野武の監督として、役者として、しいては彼の人間性自体の魅力が満ち溢れた作品だった。予想と期待を遥かにしのぐパワーとエンターテイメント性は圧巻の一言。迫力とスピード感溢れる殺陣は驚異的なほどだった。浅野忠信ファンの僕としては彼の格好良さも印象的であったが、それをしのぐ北野武の格好良さは言葉では表現できない深みを感じた。殺陣、タップダンス、特有のユーモアとこの映画の価値を高めるものは数多いが、特筆すべきは月夜に光る銀色の眼光だった。 9点(2003-09-21 03:24:02) |
3. ザ・フライ
内容や設定は非常にグロテスクでB級そのもののネタだけど、作品の質の高さがこの映画を一級のSFホラーに成しえている。 7点(2003-06-30 16:55:07) |
4. ザ・コア
ノリとしてはよくある地球壊滅規模の災害パニック感動作で「アルマゲドン」とか「ディープ・インパクト」に近いものはあるけど、出来栄えはかなり良くて、特に「アルマゲドン」なんかと比べると格別に良い映画に仕上がっていた。やはり、注目すべきはこの映画で地球を脅かすものは隕石などではなく「地球の核」そのものであるということであろう。この今まで描かれてこなかった地球の危機を題材にすることで斬新さを出すことに成功している思う。地球の核に向かって突き進む映像は非常に恐怖感とパニックに満ちており、何より新鮮であった。ストーリーの展開はありがちであるが、これこそ災害映画の王道的なストーリーと言ってしまえばそれで充分に納得できる。ラストでハッカーの青年が「地球が自らの力で甦ろうとしているんだ」というセリフがとても印象的で、この映画では地球のひとつの生命体としての大いなる力強さを感じることができる。 8点(2003-06-17 01:59:03) |
5. ザ・プロフェッショナル
ジーン・ハックマンのベテラン泥棒ぶりは渋くて良かった。ストーリーも中盤までは緊張感があってよかったんだけど、肝心のクライマックスからラストにかけてはありきたりで楽しめなかった。 5点(2003-06-08 01:27:15) |
6. サイン
若手の成長株シャマラン監督の期待の第3作目は、見事な駄作となってしまった。まず結局何のひねりもなかったストーリーに拍子抜けさせられる。ミステリーサークルを題材に衝撃の真実を描くという設定は非常に興味深かったが、用意された「真実」というのが何が衝撃なのか聞き返したくなるほどの陳腐なもの。そもそもストーリーの内容自体が何を焦点に当ててるのかも分からないくらいに軽薄でくだらない。「肩透かし」という言葉の良い例になりえる映画だった。監督の実力は認めているので次作での挽回に期待したい。 3点(2003-06-07 21:15:34) |
7. サウンド・オブ・サイレンス(2001)
もっと深みのあるサスペンスを期待したけど、予告編だけで話の概要は掴める映画だった。面白くなかったとは言わないけど、大したことはないという映画。 5点(2003-06-07 18:45:16) |
8. 秋刀魚の味(1962)
非常に地味で最初から最後まで娘を嫁にやるお父さんの日常を淡々と描くだけなんだけど、それでもなんとなく見せてしまうあたりがこの監督の偉大さなのだろうと思う。好きな人はハマるだろうなと思う。お父さん役の笠智衆が味わい深くてよかった。 6点(2003-06-07 13:56:00) |
9. 猿の惑星
映画史上においてもあまりに有名なラストシーンには衝撃とともに人間として重い教訓を感じる。リアルタイムでこの映画を観た人達の衝撃はさらに凄まじかったに違いない。 8点(2003-06-07 00:36:02) |
10. ザ・セル
映像的には非常に卓越したものを感じるけど、ストーリーが思ったよりも作りこまれておらず非常に薄っぺらい。最近はこういう映像だけに頼った映画がとても多い。 4点(2003-06-06 01:29:14) |
11. 13デイズ
ケビン・コスナーが落ち目だからなのかどうなのか映画のプロモーションがあまりメディアにのらなかったので期待してなかったんだけど、相当に出来は良かった。キューバ危機の米国政府の状況をひねりなしのストレート勝負で描ききっている。全編通して緊張感と緊迫感に満ち溢れておりとても集中して観ることができた。ケビン・コスナーが意地の熱演で健在ぶりを見せてくれる。JFK役のブルース・グリーンウッドも熱い演技を見せてくれた。 8点(2003-06-06 01:02:52) |
12. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
安藤政信のおばあちゃんに対するくだりでボロボロ泣いてしまった。あの場面だけは個人的に弱かった。設定も面白いし演出的にも盛り上がりがあってよかった。けっこう好きな映画でした。 8点(2003-06-05 15:55:40) |
13. ザ・フライ2/二世誕生
記憶がはっきりしているのは1よりも今作で、「ザ・フライ」と聞けば今作のイメージを思い出してしまう。と言っても子供の頃に観たきりなので不気味なイメージしか残っていない。ストーリー的にはなんだか切ない話だったように思う。 5点(2003-06-04 10:56:53) |
14. ザ・ターゲット(1996)
そこまで損をするようなことはなく、よくある種類のサスペンスではあるがそこそこ楽しめる。 6点(2003-06-04 00:11:39) |
15. ザ・プレイヤー
群像劇は好きでロバート・アルトマン監督作品も何本か観たけど、この映画は嫌いだった。感情移入できないし、話に対して共感できなかった。 4点(2003-06-03 14:09:32) |
16. ザ・ファン
デ・ニーロのストーカーぶりが怖い。もはやこういう演技はお手の物という印象もあるがさすがの演技力を見せてくれる。 6点(2003-06-03 13:48:58) |
17. ザ・シークレット・サービス
やはり実力のある俳優同士の競演がこの映画の質を高めている。特にマルコヴィッチ演じる暗殺者はとても不気味で良かった。 8点(2003-05-29 19:48:00) |
18. サドン・デス(1995)
確かによく考えたらあの状態でなりゆきとはいえアイスホッケーをするヴァン・ダムは変だけど、全体的には見やすくて面白かったと思う。一芸しかないって言うけど、その一芸だけで成り上がってるのが凄いんだよ。 7点(2003-05-29 19:21:24) |
19. ザ・チェイス
全然期待せずに観ると結構楽しめる。爽快感はある。 6点(2003-05-29 18:22:35) |
20. サイコ(1960)
この手のサスペンス映画のパイオニアという感じがした。恐怖の描写や盛り上げ方はやはり見事。アンソニー・パーキンスが逮捕される時の母親になりきった姿があまりに不気味だった。 8点(2003-05-29 17:19:16) |