1. サマータイムマシン・ブルース
もう、何も考えずに見て素直に楽しみましょう。そうすると話について行けなくなる可能性もありますが。壮大なのかセコイのかよくわかりませんが、とにかくいろいろ考えられたお話にはかわりはない。細かいギャグ、セリフも良く考えられているし、テンポも良いので時間はあっという間に過ぎました。タイムスリップに関しては結局いろいろ考えちゃうけど面白かったんで良しとしたいです。本広克行監督特有の「やりすぎ感」もちょこっとあったけど、そこを差し引いてもこの映画は行ける。 [DVD(邦画)] 9点(2006-08-14 15:09:22) |
2. サイレン FORBIDDEN SIREN
《ネタバレ》 ヒロインたちとその家族を凝視する島民。まさしくあれは商店街を歩く山田奈緒子とそれを指差す通行人。阿部寛が残したメモ帳?そしてその内容。字がデカイ!とても読みやすくて観客に親切!これは明らかに日本科学技術大学教授上田次郎の『どんと来い、超常現象』。 とにかく見ている間、ぼくの頭の中では「ち~ん」とか「ぼ~ん」とか『トリック』の効果音が鳴りっぱなしでした。間違いない!これは明らかに堤幸彦作品である。 [映画館(邦画)] 4点(2006-03-02 12:32:35)(笑:1票) |
3. SURVIVE STYLE5+
《ネタバレ》 オープニングですか、浅野が帰ってきて冷蔵庫の牛乳を飲みながら振り向くと、そこには埋めたはずの・・・このシーンが凄く良かったです。下手なホラーなんかより怖くてショッキングでした。逆に言うとオープニングでガツンッと良いの食らったものだから、その後やや期待はずれ的な気分も出て、長くも感じてしまったかな。それと岸部一徳のハトにはちょっと泣けてきたかな。あと小泉今日子には、あんなに走るんだったらタクシーの方が良かったのではないかな。あれ、もしかして渋滞してたんだっけ?とにかくこの作品で彼女の新しい一面を見たような気もする。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-11 11:42:51) |
4. SAMURAI
この作品、日本人がやたらと強いぞ。倉田先生、主役じゃないけど結構良い活躍していて歳を感じさせませんし、トンファー持ち歩いているし、カッコいい。主役のフランス人は本当に弱いぞ。古の悪魔は凄いのか凄くないのか、よくわからないよ。さほど悪い事していないし、野放しでもあんまり世の中に害は無いんじゃないの? ゲーム作って荒稼ぎすることのどこが恐ろしいの?もっと悪い人間いっぱいいるって。でも、生まれた時からマワシ着けているのは恐ろしいね。あの格好じゃフランスの方に恐れられても仕方が無いから、やっぱり退治した方がいいかもしれない。 6点(2005-03-14 20:46:49)(笑:1票) |
5. ザ・ロック
マイケル・ベイって監督はそんなに本数撮ってないんだけど、「バッドボーイズ」シリーズに「アルマゲドン」と、結構好みの作品を撮ってくれる好きな監督さん。(あ、わたしの中では「パールハーバー」は無かった事になっています)その中でもこの作品は抜群に面白いですね。何回見てもあきないし、ハラハラさせられる、ツッコミどころもぶっ飛ばすアクション大作でしょう。 9点(2005-03-07 00:48:00) |
6. 殺人の追憶
《ネタバレ》 考えてみればそうですよね、これは実在の未解決連続殺人事件の映画化なんですもんね。見ている間にそんな事は忘れて「どいつが犯人だ?こいつか?」なんて考えてしまったわたしはアホだなァ。まあ、それだけ上手く話に引き込まれてしまうくらい良い出来ということにしておきましょう。ラストもわざわざ子供が教えてくれるのはワザとらしい気もするが、未解決事件の終わりとしては素晴らしいかもしれません。しかし、本音を言いますとウソでも良いから、後30分時間を延長しても良いから犯人を捕まえてほしかった。あ、それと蹴りがやたらと多いのは、やっぱりお国柄でしょうかね。 6点(2005-02-23 11:25:51)(良:1票) |
7. SADA 戯作・阿部定の生涯
《ネタバレ》 偉そうな事書いちゃうけど、大林宣彦はそれなりの才能ある監督だと思っております。でも、その才能も使うところを間違えちゃ発揮できない。例えるなら、いつも馬鹿なことを言って人を笑わせる、お笑いセンスのある人が、葬式プランナーみたいな職についたら、おそらく十分に才能を発揮できないだろう・・・多分。まあ、例えがメチャメチャだったが、ようは映画監督にも向き不向きな作品があると思うのですわ。大林監督も過去幾つか不向きと思われる作品を撮っていると思うが、この作品もそうだと言ってしまおう。すべてとは言わないが、個人的にこの作品に大林風味は邪魔に思える。特に前半はバリバリに風味が出ているし、何より黒木瞳に14歳の少女役(コレがかなりキツイ)をやらせるとは「コレ、ホントに阿部定の生涯を描いた作品か?」と首を傾げる&ある意味”当たり”かな!と思ってしまったが、話が進むに連れて風味は薄れ、黒木瞳も大人の女へと成長し、それなりに愛憎ドラマへと変わってきて落ち着いてみる事が出来ましたけどね。最終的にわたしがこの作品を最後までそれなりに鑑賞できたのは、阿部定の生涯が面白かったわけではなく、完全に黒木瞳の魅力で見切ったと言っていい。序盤の14歳役にはさすがに引いたが、その後どんどん黒木瞳の歳と阿部定の歳が近づくにつれて、魅力を増していく。しかし、その黒木瞳の魅力で良い気分で終わるかなァと思っていたところに安部定本人の写真見せられ「あ~これが本物の安部定なのね・・・」とテンションを下げられるのでありました。 4点(2004-12-28 12:23:26) |
8. 座頭市(1989)
撮影当時は真剣による殺陣で死者を出してしまったことが話題になりました。今更ながら”座頭市はやっぱり勝新が良い”ってことを思い知らされた座頭市シリーズ26作目。しかし、鉄腕麗人さんに似ていると思いますが、過去のシリーズと比べると何か違和感を感じてしまいました。初期の作品の市は何か強気な発言をする度に見ているこちらはドキドキさせられたものなのですが、この作品の市はどうも落ち着いていて危なっかしいところが無く感じるのです。これは勝新太郎という俳優の貫禄(体格も含む)がそのまま市の役に出てしまっているからでしょう。とは言え、殺陣シーンのスピードはもちろんの事、迫力もかなりパワーアップしていますし、市の行動に「クスッ」っと笑えるような所を自然に取り入れてるところは”さすが勝新座頭市”と唸ってしまいます。北野版だとギャグがあからさま過ぎでしたからね。 7点(2004-12-10 15:49:24) |
9. 三大怪獣地球最大の決戦
もう、いろんな意味で見所満載の作品。まずはこの作品が初登場となる悪役キングギドラ様!炎が空中でギドラに変わるシーンは今見てもカッコイイ。でも初登場なのに他にも怪獣3匹も出しちゃうもんだから、ギドラの出番が少なくなっちゃったのが残念です。そして、なんと言っても忘れられないのが争いあっているゴジラとラドンをモスラが説得するシーン。見て目にも滑稽なこのシーンなのだが、ご丁寧なことに少美人が通訳までしてくれるもんだから、さらに珍妙なシーンとなっております。「ゴジラとラドンが”お前が先に誤れよ”と言い合っています」って、怪獣もそんな意地の張り合いするんだなァ~と感心しましたよ。今回も思いましたが、いざとなったらモスラ(幼虫)の糸ですね。ホント毎回大活躍ですもん。それと、わたしもサルノ王女のお別れのシーンで「ローマの休日」を思い出してしまいました。 8点(2004-11-29 02:03:50)(良:1票) |
10. さよなら、クロ
わたしは動物を飼う時、いつも別れの時の事も考えてしまう。動物は寿命が短い。必ず先に死を迎えるだろう。この作品を観る時もタイトルのせいか似たような気分にさせられた。クロはかわいい。見た目もかわいいがそれだけではない。話が進むにつれてもっともっとかわいくなっていく。話の方と言えば、豪華なキャスティングの割にはエライ普通の話。でもイイ。この普通がイイと思えるのはやはり同じ日本人の撮った邦画のいいところだと思っている。 8点(2004-09-11 23:27:01)(良:1票) |
11. ザ・メキシカン
マジメな話なのかと思って敬遠しておったけど、以外にコメディ要素が多いんで普通に見れましたね。大まかなストーリーは良いとして、細かい所でわかりづらい所があったのが気になりましたが・・・。個人的にはブラピの三枚目っぷりが良かったですな。 5点(2004-05-17 13:53:00) |
12. ザ・コア
”地球の核が停止”ってのにはワクワクされられたんだけどねェ・・・。前半はパニック映画のお約束、徐々にコア停止による被害が拡大していく所は「コアが停止するとこういう現象が起きるんだ・・・」と素直に楽しめたんだけどね。まあ、「アルマゲドン」同様、”おバカ映画”と割り切ってみればそれなりに楽しめる作品。 しかしねェ・・・どうしてコアが停止しちゃったかって話しだよねェ。 もうちょっとその辺”突っ込もうよ!”って話だよね。 6点(2004-04-20 11:38:41) |
13. 座頭市物語
市の言葉、行動一つ一つが強気で、見ているこっちがハラハラさせられる。そのせいだろうか、序盤からグイグイ引きこまれ目が離せない。市と平手造酒の会話は穏やかで、後の悲劇的な対決を感じさせられたが、以外にも最良の対決となるのが良かった。やはり座頭市は勝新しかいないと思わせられると同時に↓ぐるぐるさん同様全シリーズ見ることを胸に誓った1本です。 8点(2004-02-01 04:57:28) |
14. ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー
とにかく主演のジェームズ・カーンがカッコ良かった・・・二枚目って感じじゃないけど”男”って感じが最高に良かった。カーンの出ている映画をすべて見ているわけではないのですが、少なくても今まで見た出演作の中では、この映画のカーンが一番好きです。クライマックス、家族を逃がし、自分の家を燃やし、殴りこみに行く所なんかカッコよすぎる!音楽も映像にハマって最高。 8点(2004-01-25 02:42:13) |
15. ザ・キープ
これは劇場で見てしまいましたな。たしか「13日の金曜日完結編」の同時上映だったかな・・・あっパンフレットがある。オレはこんなのまで買ってたんだ・・・。この手の作品で怖い作品は滅多に無いので、始めから期待はしていませんでしたが・・・やっぱり怖くない。ただ怖くないのなら許そう。しかしこれは違う!雰囲気は良い感じだったのに肝心の悪霊?がただのムキムキの着ぐるみ男じゃん・・・首太!しかも弱い・・・。更に全体的に話が説明不足で謎が多い。原作があるらしいので詳しくはそちらを読まないとダメなようだ。 4点(2003-12-20 03:30:49) |
16. ザ・カンニング〔IQ=0〕
いや~学生たちが駆使するカンニング・テクニックは参考になったなァ・・・コレを観てなかったら今のわたしはないもの・・・って、あんな手の込んだカンニング方法、マネできませんて。 7点(2003-12-09 11:49:13) |
17. サイン
いや~ある意味騙された。さすがシャマラン監督ですな。「なんなんだろう?どうなんだろ?・・・まさかなァ・・・やっぱりそれかい!」。捻りが無いというか、捻りすぎて1回転したかな?シンプルに見えて実は深い作品なのか?キャストではホアキンが良い演技してますね。 6点(2003-11-10 12:01:48) |
18. ザ・フォッグ(1980)
カーペンターが「ハロウィン」に続いて監督した幽霊モノの佳作ですね。お話的にもそこそこの完成度を感じるし(カーペンター作品では)、エイドリアン・バーボーが演じるDJが単純な展開に違った流れをつけて面白くしていると思います。そして、なんと言っても主役?の”霧”が良いです。「霧の中には何があるのだろうか」と恐怖心をあおります。何時ものことだがカーペンター自らの音楽も冴えてます。 残念な点は霧が町を襲うクライマックスがちょっと短いかなぁ、と。 町を襲ったわりに、事の事態に気づいたのは一部の人間だけですし。 [DVD(字幕)] 7点(2003-10-29 14:31:47) |
19. サンゲリア2
「サンゲリア2」で監督もルチオ・フルチだってんで、それなりに期待して見たんだけど、何か違うんですよね・・・アッサリしてるというかカラッとしてる。フルチさんらしくないんですよ。で後で知ったんですけどクリムゾン・キングさんが書かれていたとおりフルチ作品じゃない!何でもフルチさんクランクイン前にぶっ倒れたそうな・・・。そうだろう、そうだろう、フルチさんならもっと残酷描写に凝るもんな。”じと~”っとした感じで。だってそれしかない監督なんだから。 3点(2003-10-27 11:56:19) |
20. サドン・デス(1995)
一般的映画ファンには、平凡というか、どうということの無いテロリストモノではあるが、これでもヴァンダム作品の中ではトップクラスの出来。ヴァンダムのデビュー作から見つづけてきたわたしとしては、ヴァンダムらしさに欠けるものの「これで一般的認知度も上がるだろう」と思ったのだが・・・ダメだった。 6点(2003-10-23 14:03:49) |