1. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
《ネタバレ》 ●面白い映画にはちょこちょこ出会いますが、ここまで勢いのある映画を見たのは久しぶりです。猿の表情、動き(しかも人間が同時に映って動いてる状態で!)どこまでがCGでどこまでが実写なんだろう?主人公の猿に感情移入しすぎて、動物園の檻のシーンは本当に悲しくなりました。●知能って、人類の長い進化のうえで築かれてきたものなのに、それをホイと薬物投与で持ってしまったアーサー(猿)の悲しさを感じました。●学生時代に先生が、TVの動物番組に出る芸の出来る猿はオムツをはいていると教えてくれました。排泄行為は人が調教しても変えられないと。なのでアーサーがトイレから出てきたときは『おおっ!』と思ったのですが、・・・。アーサーが見せる感情は「攻撃」「好奇」「悲しみ」が主で、「羞恥」「恋愛感情」「憐れみ」なんかを描くともっと映画として広がったたのではないかと思います。●後半の警察対猿の戦いは、勢いは素晴らしいけれど、知能が人間に近づくどころか人間を越えちゃってるんじゃない?という点にー1点と、サブキャラの飼い主がヘタレ過ぎてこれならいないほうがマシと思ってしまったことにー1点。 [映画館(字幕)] 8点(2011-10-07 21:49:53) |