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プロフィール
コメント数 593
性別 男性
自己紹介 最近ブログ始めました。ジェレミーなる名前で、シナリオ分析を行う予定です。といっても、まだ日記みたいなものしか書いておりませんが^^;。お時間のある時にでも是非覗いてみて下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/i_jeremy_19

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1.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
脚本重視の俺としては、脚本軽視(というよりもメモしか用意しない!)の北野監督はあまり好きな存在ではない。しかし、本作はなかなか楽しく鑑賞できた。何より、北野監督が小難しい独りよがりを見せなかったからだろう。エンターテインメントに徹し、これまでよりはしっかりと準備した部分が伺える。タップと映像の連動もうまくはまっていたと思う。とはいえ、ラストのタップシーンはもっと広がりを感じさせる構図にするべきであったし、北京ゲンジのボケ役が演じたバカ息子のキャラクターもうるさいだけでまったく活かされていない。どうせなら、燃えさかる家のまわりもあのまま走り回っていたりすれば、少しは哀愁も感じられたのだが……。不満はあるが、オチもテーマを浮き彫りにさせる深いもので恐れ入った。そこで、北野監督が観客に初めて目を開いた作品として、評価したい。やはり、映画は目を開かないと作れないよ、武さん!
8点(2004-05-28 23:20:42)
2.  3人の逃亡者
リメイクものとしてはかなりうまく作った作品。オリジナルのドパルデューに負けずにノルティも男の間抜けさ・愚かさを上手く笑いに昇華している。やりすぎることの多いM・ショートも程良いバランスを保ち、うまく作品になじんでいる。リメイクならではの味はあまり感じなかったが、字幕に慣れないアメリカ人のためのリメイクである以上、ひねらずオリジナルに忠実に映画化したのは正解なのだろう。
8点(2003-11-28 11:49:02)
3.  3人のゴースト
「やっぱマーレーは『ゴーストバスターズ』でのってるから、もういっちょゴーストもの行こうか?」「でも、ちょっとシリアス路線も狙ってるらしいから、ディケンズ使ってみる?」「いいねぇ。ならヒットが見込める娯楽派ドナーに監督頼むか」・・・こんな安易なきっかけだったのではないかと思ってしまう映画だが、とりあえずは飽きずに楽しめる仕上がりになっている。でも、当然のことながらラストには深みも感動もない。
5点(2003-11-28 11:39:50)
4.  3人のエンジェル
スウェイジ・スナイプス・レグイザモ・・・この3人を押さえたら素直にアクション映画作れよ、って突っ込みたくもなるが、まぁ、そこそこ笑える作品ではあったかな。しかし、『プリシア』ほどの深さがなく、物足りなさも感じる。それと、もうこの映画以降女装はギャグネタとしてはきつくなってきたかな。この3人以上に女装似合わない役者も少ないからね。
6点(2003-11-28 11:32:14)
5.  3-4X10月 《ネタバレ》 
トイレの中でダメ男が夢想する。俺がもっと強かったらなぁ。ヒーローになって女の子救っちゃったりして・・・。そして、トイレから出る時にはそれだけで走りに力強さがこもってくる。北野監督の狙いはよくわかり、「人間なんてそんなもんだから自信持て」というあたたかさも感じる。しかし、やはりきちんと脚本を事前に作るべき。プロットがぐだぐだで一貫性がなく、だれてしまっている。残念。
6点(2003-11-28 11:20:06)
6.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
あまりにも有名な死体の独白から始まり、奇妙な生活の果てにある狂気の爆発。スワンソンの演技には演技とは思えぬ説得力があり、ラストは呼吸困難になりそうなほどである。これほどの作品にケチをつけるなどおこがましいが、中盤少々ダレていたように感じたのが惜しい。それにしても、これを撮れるワイルダーって人は本当にすごいな。
9点(2003-11-28 11:15:03)
7.  39 刑法第三十九条
刑法39条の孕む問題への警鐘というよりも、人間の心に潜む悪意・先入観といったものへの皮肉がテーマとなっているように思える。過剰な芝居の中から透けて見えてくる人間性が深く表現されている。同時にサスペンスとしての枠組みももたせてあり、しっかり練られた脚本に拍手したい。森田演出もツボをおさえている。
8点(2003-11-28 11:05:16)
8.  ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
人生の悲喜こもごもを欲張って詰め込んだ作品ながら、まとまりがいいので飽きずに観られる。天才の苦悩・・・そもそも、天才って何なのかって深く考えさせられた(・・・まぁ、俺には関係のない問題だが^^;)。人生のやり直しなどできるものではないが、仕切り直しならば可能なはず。しみじみと感傷にひたらせ、それでいて人間の弱さ・愚かさに自嘲気味に笑わせてくれるなかなかの良心作。
7点(2003-11-28 10:54:52)
9.  猿の惑星 《ネタバレ》 
猿のメイクアップが今観るとチープなのは致し方がないところ。しかし、そんなことなどどうでもよくなるほど、脚色が素晴らしい。日本人をモデルとした原作の設定をずらし、アジア系以上に黒人をモデルとしているとおぼしき猿。その支配から逃げ出した白人がラストに見たものは白人自身の愚かさだった! 深いテーマと娯楽性の融合が見事な傑作SF。
9点(2003-11-28 10:47:28)
10.  ザ・ロック
『バッドボーイズ』で「次世代のキャメロン」と注目したM・ベイの快作。このような娯楽作品においては、有無をも言わさずパワーでおしまくる彼の演出は活きている。コネリーのキャラ設定もにんまりできるし、エド・ハリスは少ない出番ながらも圧倒的な存在感。しかし、今考えるとこの荒唐無稽さが受けてしまったことで、『アルマゲドン』『パールハーバー』とリアリティを持たせる努力を監督がしなかったのかもしれない。罪な映画だ。
8点(2003-11-28 10:40:08)
11.  さよならゲーム
サランドンの母性漂う芝居自体は上手いとは思うが、やはり容姿の問題はあり。ロビンスも当時はコメディアンとしてのギャグとドラマにおける笑いの違いがつかめず痛々しい。この感じは『古畑』の西村雅彦と同じ印象。しかし、本作がきっかけとなってバランス感覚を身につけたようにも思えるので、彼にとっては大切な作品と言える。なるほど。監督はマイナーリーガー出身だったのかぁ。納得。aksweetさん、ありがとう。
3点(2003-11-28 10:34:06)
12.  鮫肌男と桃尻女
人間の心理がしっかり描けていない出来損ないのコントの羅列といった印象。良質なコメディにはきちんとした人間ドラマが流れている。それがどんなにおバカなコメディであっても。しかし、本作では我集院を初めとして瞬発力だけに頼っていて、全体のリズムもない。とはいえ、本作のような試みは好きであり、日本でも良質なおバカコメディができるための意義ある反面教師となってほしい。
3点(2003-11-28 10:08:17)
13.  さまよう魂たち
全く期待せずに観たので楽しめた・・・だが、それほど出来がいいわけではない。P・ジャクソンの起用といい、人気凋落期のM・J・フォックスが主演ということで、当時としては元々B級路線を狙っていたものだろう。『ブレインデッド』で悪趣味な描写で笑いをとったジャクソンだが、フォックス主演映画ならばもう少しバランス感覚をもたなければいけなかった。
6点(2003-11-28 10:01:40)
14.  サボテン・ブラザース
マーチン、チェイス、ショート・・・日本でウケない実力派コメディアン3人衆のスゴサを痛感できる傑作。ジョン・ランディスも脂がのっていた時期で、人間への温かい愛をバカバカしい笑いに包んで仕上げている。 ※余談だが、『踊る』のスリー・アミーゴスは後付けで、初めから本作の3人衆を狙っていたわけではないらしい。
9点(2003-11-28 09:52:01)
15.  ザ・ブルード/怒りのメタファー 《ネタバレ》 
息苦しいほどの閉塞感が全編を通して画面を覆う。女性が観たら生理的に受け付けず、激怒すること必至の内容。しかし、本作は女性の心理がわからぬ男の愚かさを無意識に描き続けるクローネンバーグ作品であり、逆に言えば、それだけ女性が男性などが理解できないほどの存在であることを示している。ちなみに、本作は妻とのどろ沼の離婚劇で精神が摩耗した状態での作品である。
8点(2003-11-28 09:39:37)
16.  ザ・プレイヤー 《ネタバレ》 
映画業界の内幕ものとして、映画好きとしてはよだれたらしまくりで鑑賞。そして、話が進むに連れ、唾液がでなくなりノドからから。普段だと好みのはずのウィリスのヒーローぶりに吐き気を催す・・・と、完全にアルトマンに翻弄されていった。T・ロビンス演じる主人公の造型が巧みで、アルトマンの皮肉と憤怒を語るのに絶妙な仕上がりである。
8点(2003-11-28 09:31:17)
17.  サブウェイ
音楽・映像は申し分なく、雰囲気は満点。しかし、プロットが停滞していて、中盤何をしたいのかがわからない。どうもベッソンとは相性が悪いようだ。でも、ポスターのランバートはかっこよく、ポストカードは持っている。
5点(2003-11-28 09:23:31)
18.  ザ・ファン
T・スコットの演出は上辺だけをなぞっていき、適役かと思われたスナイプスもどうもメジャーリーガーとしての貫禄に欠ける。しかし、元凶はみなさん絶賛のデニーロ。好きな人には申し訳ないが、今回はやりすぎだったとしか思えない。前述した監督・キャストの欠点は、実はデニーロの演技が重すぎるために起きた弊害だったように感じるのだ。大衆受けを狙った軽めの作品におけるバランスの取り方を彼ほどの役者ならば心得なければいけない。
4点(2003-11-28 09:15:57)
19.  ザ・ファーム/法律事務所 《ネタバレ》 
グリシャム・ポラック・クルーズ・ハックマン・・・やはり期待してしまうんだよね、このメンツは。それだけに物足りないというのが正直なところであって、このメンバーでなければ充分高レベルの作品と言っていいだろう。ジーン・トリプルホーン演じる女性の罠のくだりで主人公の心理が描き切れておらず、それゆえ後半に向けてプロットが空転してしまっているように感じた。
6点(2003-11-28 09:07:23)
20.  ザ・ビーチ(2000)
原作が割合好きなものであり、前作『トレイン・スポッティング』もまずまずの出来だったため、期待値は高かった。しかし、主人公の設定を大きく変えすぎたのでは? 原作とは別物だということは理解しているつもりだが、主人公の国籍・半生がその後の展開に大きく意味を持っている原作だった以上、アメリカ人に設定し直す際にはそれなりの変更が必要だったはずである。キャラクターとプロットの関係性について再考を願いたい。
4点(2003-11-28 09:01:07)
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