1. サイン
《ネタバレ》 宇宙人が来るぞ!っと見せかけておいて真実は違う!みたいな展開をシャマラン監督の映画なだけに期待してしまいました。それだけに宇宙人侵略映画だと知り結構落胆。しかし内容としてはスケールが大きくなりがちな宇宙物を出来うる限り小さくした感じで、それはそれで前作に引き続き興味深く感じました。ハリウッドの監督でありながらハリウッドの主流に流されない監督の反逆的映画といえばかなり聞こえはいいかもしれませんね。とはいうものの、やはりそんなに面白くなかったのも事実。ということで5点。 [地上波(吹替)] 5点(2006-08-22 12:42:25) |
2. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
素晴しい作品。キャラの濃い登場人物に妙な雰囲気が絶妙に合わさり、なんともいえない世界が繰り広げられていた。一向に変わらない服装、とことん入り組んだ家、そしてその中にきらりと光るリアルな心理描写。監督のセンスの良さにほれぼれします。この程度の脚本を他の監督がメガホンを取ったら、もしかしたらものすごい駄作になっていたかもしれない。そのくらい脚本じたいは中途半端に極端で、中途半端にシュールであった。しかし、この脚本を音楽、演出、小物使いで見事に傑作にしあげてくれた。個人的にはこの映画はコメディーだとは思えなかった。はっきりいってあまり笑えなかった。それでも妙な映画として十分映画になっていた。そして素晴しい作品になっていた。 [DVD(字幕)] 9点(2006-07-18 03:37:22)(良:1票) |
3. さらば、わが愛/覇王別姫
この映画は凄い!レスリーチャンの美しさに感動し、悲しい愛の物語に涙してしまいました。それにチェンカイコーの作り上げる素晴しい映像と言ったら素晴しすぎます!少年時代の性描写を比喩的に表現しているところなど凄すぎます。いったい何が比喩的なのかわからない方がいるかもしれないので、ここに代表的な二つの例を解説をしたいと思います。その①六本目の指は性器の象徴であり、それを切り落とすことで、女形としての道に入っていきます。その②パイプを使っての、座長による処罰で、口から血を出すシーンは、処女膜の喪失を象徴します。子役を使うことで表現に制限が加えらてしまうようなシーンを、これらの比ゆ的な表現でカバーすることで、この映画におけるセクシャリティーの問題をいっそう深く提示することに成功しています。この映画以上に表現を工夫している映画は見たことがないですね。素晴しいの一言です。それにしても、この映画を今見ると、レスリーチャンの現実の悲劇とオーバーラップしてしまい、思わず涙を流してしまいます。素晴しい役者だっただけに本当に残念です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-01 22:40:30)(良:1票) |
4. 座頭市(2003)
すげー面白い。武が速いのなんの、もう最高ですね。殺陣の迫力はかなりのもの。あの血しぶきもすごいしね。ナンセンスなシーンの数々も、映画全体の絶妙な雰囲気とマッチしてるし、ちょっと安っぽい音楽もかなり計算されている感じがして映画に溶け込んでいます。そして最後のタップダンスは興奮しまくりで、とても刺激的でした。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-08 23:52:25) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
なんといっても音楽が素晴しい。この映画を見た日は充実感でいっぱいになれますね。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-28 18:52:06) |