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1.  残菊物語(1939) 《ネタバレ》 
ようやく溝口健二監督作品初鑑賞です。初鑑賞がこの映画でよかったのかは分かりませんが・・・、鑑賞を終えて深い溜息と感慨に包まれています。とにかく立派な映画やなーと感嘆します。オープニング・クレジットから長回しの移動撮影(笑)ですが、その丁寧な文字のセンスから既に格調高い香りがたちこめています。内容はもちろんのこと、素人目にも感じる目も眩むような素晴らしい構図と、完璧に作りこまれた家屋内外のセットにさえ微塵の隙も感じさせません。汽車や駅構内の造りから、風鈴を売る屋台まで、僕には知る由もない当時の情景さえも、たまらなくその時代を偲ばせてしまうのです。そして映画の本筋ですが“芝居の世界には家柄というものが無くてはならない”この事実をお徳は最初からどこか冷静に理解していたから、大阪へと向かった時点でさえ下積みだけを共にする覚悟が出来ていたのでしょう。こう簡単に書いてしまうのも気が滅入るほど壮絶な覚悟ですが、それをお徳が求めたというこの一人の女の生きざまが、痛々しいほどに、しかもさりげなく描ききられているように思える。これは何ということだろうと思う。それにしてもテンポがいい映画とは思えないのに、観ていて時間がアッという間に過ぎていきます。これぞ静かなる躍動感、この出来栄え、この時代、この日本映画の力量に感無量です。
[DVD(邦画)] 9点(2008-07-12 06:31:48)
2.  酒とバラの日々 《ネタバレ》 
リー・レミック演じる社長秘書に冷たくあしらわれる、エレベーターを降りたり昇ったりするシーンのあたりで、ジャック・レモンはこういう役柄が本当に巧いよな~なんてほのぼの観てたら、どんどん右肩上がりでシリアスになっていきますねー。彼女の部屋で玄関での最初のキスシーンなんか良かったんですけど、後の転落ぶりを思えば効果的だったと思います。結婚や出産や暴れまわった温室の後とか、どんどん端折っていくし、シリアスでもテンポ良く観れました。主役二人の演技に圧倒されますが、終盤の展開からラストまでは深く考えさせられます。同じ過ちを繰り返し、まだ完璧にアル中から脱却できたと確信が持てない夫が、心では愛する妻をそれでも受け入れられないラストシーン。アル中って病気の恐ろしさを身を持って体験してるからこその決断。アル中を認めなかった妻、先ず認め自覚しないことには先に進めない、いろいろ考えさせられる物語。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-01-13 10:33:11)
3.  サマー・ストック
オープニングのジューディ・ガーランドを見て、フ、太すぎる、大丈夫か・・・?と不安でいっぱいになったけど、途中から気にならなくなった(おそらく、オープニング映像がマックスだったと思う)この単純明快なストーリーと、素晴らしい芸に彩られたアイデェアいっぱいのダンスと気分ウキウキの楽しい楽曲の数々。 理屈ぬきで大好き、大満足、ミュージカル映画はやっぱりこうでなくっちゃ!(な・・・なくっちゃだって!赤面) あの"ゲット・ハッピー"は音楽と映像の化学反応という意味で最高峰、この貫禄、まさにザッツ・エンターティンメント。 
[ビデオ(吹替)] 7点(2007-07-23 00:38:18)
4.  ザッツ・エンタテインメント 《ネタバレ》 
自分が『雨に唄えば』でミュージカル映画好きになってからすぐに観た作品。あらためて観ても自分のような後から好きになったファンには未見の映画・映像がてんこ盛りでまさに夢の世界へ逃避行。 ジューン・アリソンがピーター・ロウフォードらと楽しく唄い踊るシーンや、『艦隊は踊る』の "ハレルヤ!" そしてアン・ミラー! それにしても、あのエスター・ウイリアムズ?の扱い、いやそれ以上に『2001年宇宙の旅』と双璧をなすブッ飛んだ映像は何だ!?いや確かにエンターティメントだ。 でも、もしも老いたアステアやミッキー・ルーニー(そして勿論ライザ・ミネリ)と一緒にジュディ・ガーランドがここに居てくれたなら・・・。どう見てもMGMの最大・最高の看板ではないですか? "恋のとりこに" など初期の楽曲・映像がふんだんに盛り込まれ、"トロリー・ソング" そして "アチソン・トペカ・サンタフェ" なんて最高です。未見の『ブロードウェイ』は観たくて観たくてたまらなくなってしまいます。ちなみに、この映画のサウンドトラックも最高です。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-04-01 23:45:27)
5.  サリヴァンの旅 《ネタバレ》 
序盤の大爆笑がいやでも期待を膨らませすぎる。う~ん、中盤からの展開がもたつくなぁ~と思いきや、靴に隠した身分証明証で死体が誤って確認されてから、また一気に盛り上がる。それにしても、この完璧なラストは気持ちいい。笑いこそ本当に難しく、そして素晴らしい創造芸術だと高らかに謳いあげる。そう言えば冒頭のモノローグからコメディへの敬意がたっぷり込められており、男気に満ち溢れた愛すべき作品なのである!ただし皮肉にもこの映画そのものは、笑いという意味ではパンチが弱いなぁ~と思えるのが本音だけど。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-21 08:18:45)
6.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
リアルタイムでサイレント時代からトーキーを経て映画を愛し続けた方々にとっての、この作品に対する感慨は、おそらく想像以上に凄いものがあったんでしょうね!しかし現代のようにサイレント映画も手軽に楽しめるようになると、自分のような後々のファンにとっても、その感慨の断片くらいは充分に感じることが出来る、いや出来るどころか震えてしまいます。もう映画に対する究極のリスペクト、精神を病んでしまった過去の大女優、その残酷さ。大なり小なり今後、僕自身も今以上に良かった頃の思い出に幻影として取り付かれていくことがあるのだろう。徹底している、この作品の全てが徹底しまくっている。ラストシーンのスワンソン、そして元夫の執事、シュトロハイムの愛のかたち。優しさとは何か?息をのむしかない驚愕のラスト。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-11-05 07:50:01)(良:3票)
7.  砂塵 《ネタバレ》 
不正に汚れたボトルネックという架空の町のラストチャンス酒場で、銃ではなく法と秩序で立ち向かう保安官代理(ジェームズ・スチュワート)の活躍を中心とした最高に楽しいウエスタン。町長や賭博屋のボスや酔っ払いの新保安官など脇を固めるキャスティングも見事だし、ジェームズ・スチュワートも華のある名優としての実力を充分に発揮してくれています。そして何よりもディートリッヒが素晴らしい。"リトル・ジョー"や"ボーイズ・イン・ザ・バックルーム"の際立ったパフォーマンスは必見だし、ラストの死に様も見事。また酒場での大喧嘩は常にクールなイメージのディートリッヒが見せた、いい意味で期待を裏切る最高にチャーミングな名場面でまさにサービス満点。ホント贅沢な娯楽映画の傑作です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 17:29:26)
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