1. サラエボの花
《ネタバレ》 この映画、トレイラーを見て大筋がかなり予想できたので、見ようか悩んでいたけれど、良かった。少し派手で気が強い子、子供の時ってこんな子いたなーと思った。母親の描写が丁寧すぎて少しアンバランスで途切れている要素があった気がしないでもない。しかし、最後の「私は世の中にこんなに奇麗なものが存在していることを知らなかった」というセリフに、グンときた。過酷な運命の中にいる人間がこんなことを言うなんて…。でも本当は、ひとつの命とはそういうものなのだろう。だからこそ、この親子の、時に細く途切れそうな絆が一層切なく、最後に見える細く固い命の絆のこれからを願ってしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-09 23:41:30) |