1. ザ・ロード(2009)
この世界で自分ならどう生きるのだろう?という疑問が生まれ、そのヒントを知りたくて最後まで集中を切らさず観ることが出来ました。そりゃあ最後に出てきた家族を守る男のように生きたいですよ・・・。人が人を喰らう世界で犬を守るような人間でありたいですよ・・・。素晴らしい美術スタッフにも支えられた力作だとは思いますが、陰鬱な気分にもなりました。観た人それぞれに何かしらの思いが浮かぶ映画だと思います。8bitさんのレビューを拝見して思ったのですが、確かに最近のガイ・ピアースはちょい役が多いですね。ルックスはもちろん、眼の雰囲気なんかも独特なものがあって好きな俳優なんで、そろそろまた主役で観たいです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-18 10:22:42)(良:1票) |
2. サンシャイン・クリーニング
《ネタバレ》 もがきながら生きる様が、抑えた演出と高い演技力により、リアルに伝わってきました。お姉さん、決して負けてなんかいません。不倫はいただけませんが、事業を起こすバイタリティがあり、夫に自殺され憔悴した老婆の手を、眼に涙を浮かべながら黙って握りつづけるやさしい人でもあります。自身の深い傷と重なり、人の痛みが解るのです。十分すぎるほど素敵な人じゃないですか。だけど妹もいい。姉の息子であり、私生児である甥が「私生児ってな~に?」と聞けば、「今に解るけどそれって最高にかっこいいこと。バスタード(私生児)ってバンドを組めばモテルわよ。最高にクール。」と言い放つセンスとやさしさ、それでいて反社会性を持ち、押し寄せる心の闇に悲しい眼でたたずむ妹のほうが、個人的には好みなのですが(笑)。登場人物達のその後はこちらの想像に任せる終わり方をします。簡単にまとめるようなことはしません。そのことがそのまま簡単にはいかない人生の複雑さを表しているような気がしました。街いく人達を眺めながら、それぞれに何かを抱えて生きているのかもしれないなと改めて思わせてくれる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-16 06:05:52) |
3. サンシャイン 2057
いや~凄かった。この映像世界は何だ?やっぱダニー・ボイルだな。あと毎度思うんだけど音楽良すぎです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-06 15:47:00) |
4. ザ・マジックアワー
三谷作品ってなんとなく敬遠してたんですけど、観て良かったです。ファンになりそうです。それと佐藤浩市さんに対する印象も大分変わりました。昔はもっとぶすっとした陰気臭い人だと思ってたんですけど、笑わせてもらいました。色々な意味で観て良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-01-27 08:19:08) |
5. 最高の人生の見つけ方(2007)
人生はやっぱり家族なんだろうか?役者っていいな~。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-16 08:06:44) |
6. 再会の街で
前半はややコメディタッチで描かれていて、残り一時間くらいからチャーリーの悲しみに焦点が当りはじめる。それからがやばかった。まさかアダム・サンドラーに泣かされるとわね(笑)それと、全編を通して揺らぐことがないドン・チードル演じるアランの人間性と友情。これにも心打たれた。友達にあんな告白をされたら、僕はどんな顔をして聞くのだろう?アランのような友を持ちたいと思うのならば、まず自分がアランのようでなければならない気がした。アランのような人間になりたい。「こいつになら話していいのかもしれない」と思われるような。下でも書かれている方がいらっしゃいますが、スクーターでNYの暗がりを、ヘッドフォンをしたままゆらゆらと走る予告を観て、自分も「これは観なきゃな」と思ったクチです。劇場予告の出来の良さに、期待を膨らませ過ぎて失敗するケースが多々あるんだけれど、今回は珍しく応えてくれました。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-04 09:51:41) |
7. サマータイムマシン・ブルース
「おいおい!そがっぱをかっぱらってきた」。面白かった~。もっと作品世界に浸っていたかった。何故かテンション上がるわ。そんな映画です。 [DVD(邦画)] 8点(2008-04-16 07:08:56) |
8. 最終絶叫計画
評価低!良く出来てると思うんだけどな~。当時、「アメリカのジョークなんかで笑えるかい!」と思っていた僕に強烈なカウンターパンチを喰らわせてくれた作品。ちょっと価値観変わった。ここまで徹底的にお馬鹿を追求するウェイアンズ兄弟やスタッフに敬服。友人達とひたすら爆笑の嵐でした。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-08 04:09:19) |
9. ザ・スナイパー(2006)
《ネタバレ》 なかなか面白かった。最初、モーガン・フリーマンに殺し屋は似合わないんじゃないかと勝手に思っていましたが、観終われば納得。どこかに善の心が残った殺し屋を好演していた。「何かあったら、あんたを狙うぞ」と言い残し颯爽とカフェから出て行くシーンはかなりお気に入り。 渋すぎる。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-31 01:04:51) |
10. さくらん
どうしてもソフィア・コッポラの「マリーアントワネット」と比較してしまう。どちらも色をふんだんに使っていて二人とも女性の写真家だからかな。評価としては「さくらん」のほうが圧倒的に面白い。自分が日本人ということを差し引いても「さくらん」に軍配が上がる。あちらはなんていうかソフィア・コッポラの綺麗な色彩感覚を存分に感じることは出来るんだが、いかんせんそれだけで終わってる。娯楽性が無い。一方、こちらもまた鮮やかな色彩。蜷川実花の感性と役者達の入魂の演技が凝縮してる。「写真家の撮る映画」に不安はあったけど、蜷川実花には観客を楽しませる感性も感じる。娯楽性を伴なっている。映画はやはりそうでなきゃ。観客を無視した表現なんて許せん。話は変わるけど、演技をしていない時の土屋アンナには興味や好感を持てないが、役者として演技をしている土屋アンナには惹きつけられてしまう。一本筋の通った役がよく似合う。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-13 07:37:18) |