2. THE 有頂天ホテル
かなり面白い映画でした。何よりも感心させられたのが三谷監督の映画の取り方(?)。きっと監督はチャレンジャーなんだと思います。TVドラマの「HR]でもそうでしたが、一つ一つのシーンをぶっ続けでカメラワークだけで主人公達を追って行き、長いところだと15分くらいカット無しで撮り続けています。その間俳優さん達は映ってない所でも各々で演技を続け、【映画】でありながら【演劇】的な物になっています。主人公は流れからすると「役所広司さん」になる訳ですが、全ての人が主人公であってそう見せる事により映画の「内容」と言うよりは「存在感」を散らかせて楽しい映画に作られたような感じがしました。こんな映画作ろうったって中々作れないと思います。スタッフと役者さん、何よりカメラマンにお疲れ様と言う意味で9点。 [映画館(邦画)] 9点(2008-12-12 14:41:21) |