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コメント数 300
性別 女性
自己紹介 観た映画は皆レビューするのを目標にこつこつ投稿してます。レビューするほど覚えてないものも沢山あるけど。海外暮らしなので近年観てるものは字幕なし、又は英語+英語字幕が主な鑑賞環境です。ケーブルでまたWOWOW配信してくれないかなあ。

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1.  さよなら。いつかわかること 《ネタバレ》 
家族の死を題材にしたものとしては、いかにも小品の佳作って感じで、キューザックや2人の娘の演技にも好感が持てる。特に、何となく気付いている、しかし妹に気を遣って気付かないふりをしているような長女の描き方はよい。しかしなあ、妻の死因が「イラク戦争での戦死」ってのがなんなんだかなあ。そもそも戦争映画である必要性、女性を戦死させる必要性、その戦争が悪名高いイラク戦争である必要性…あるのか???ヨーロッパあたりに親戚を訪ねて交通事故死した、とかだったらスッキリするんだが。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2011-10-04 20:36:40)
2.  
アジアの某国在住。日本映画のソフトはハリウッドリメイクされたものが元ネタとして出回る位だが、RetributionというKoji Yakusho主演のVCDを見つけた。おっこれは多分リメイクされてない映画だよなあ、Jホラーはやっぱ人気あるんだろうか、Retribution“報い”ね、観てみるか、ということで鑑賞。最初にタイトルが出てきたところでへえ、原題は叫なの・・・と何だかネタバレされた気になったのだが、どちらかといえば英題の方がネタバレだった。で、作品はというと、幽霊は怖くないし、ネタバレ展開は面白くないし、結末も強引で白ける。幽霊役たちはわざとああいう喋りなんだろうが、ただの棒読みにしか聞こえないし、幽霊役でもないオダギリジョーの演技も下手すぎ。が、誉めどころとして、舞台設定はイケてると思う。開発に失敗し、建物が立っては壊されていく埋立地。地震で液状化して海水でぬかるむこの土地の、じめっとした暗さが良かった。こういうJホラー独特の湿感、暗さを描いてくれたのでおまけしてこの点。
[DVD(邦画)] 5点(2009-09-03 18:13:20)
3.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
おお、よく考えたらこのオリジナルをレビューしてなかったな。最初に観た時はまだ子供で、シャワーのシーンなんか思いっきりびびりました。でも、子供過ぎて、オチがよく解らなかったんですよね。え、だって他に誰もいないとこで、お母さんと対話してたり、死体見つけてショック受けてたりしたじゃん。とか言って、どうも「1人になっても自作自演する精神異常(多重人格)」が理解できなかったのです。かなりしつこく両親に質問してたと思います。せめてここが理解できるようになってから観るべきでした。なんで、元祖サイコ系どんでん返しは全く堪能できなかったのですが、優れた作品であることは確か。その後何度か観ましたが、実に計算された作りだし、なんといってもホプキンスのノーマン・ベイツは映画史に残るキャラクターでしょう。キンキンキンってあの効果音も抜群です。そうそう、私はあの「丸ごとコピーラジー賞受賞リメイク」に、本作に対する怒涛のような愛を感じて(笑)好感をもったものです。ここを含め各映画サイトのレビューを覗くと、本作を観ないでリメイクを観た人たちが割とリメイクを高く評価してることが判ります。本オリジナルが今の時代でも充分通用する証拠ですね。
[地上波(字幕)] 8点(2009-05-12 16:10:11)
4.  ザ・フライ2/二世誕生
まあ、前作のストーリーから「Ⅱ世誕生」の続編が出来ることは全く自然な流れなんだけど、なんとなく作って欲しくなかったような。でも映画はまずまず面白かった。前作以上に突っ込みどころも沢山あるんだけど、見所も多いし、ラストもあんなもんでしょう。7点でもいいのだが、前作と差をつけたいので6点ということで。
[地上波(吹替)] 6点(2009-05-11 13:33:36)
5.  ザ・シークレット・サービス
うーん、そこそこ。確かにマルコビッチの悪役はインパクトあるし、手製の銃というネタも面白かったが、それ以外はあまり見所もない。ケネディネタなんか入れてるのが、ちょっと安易な感じがした。あとなあ、当時既に60過ぎてたイーストウッド、頑張っているとは思うが、無理にアクションをさせる必要があるのか。違う意味でハラハラしてしまった。加えて、これも無理やりの恋愛要素。イーストウッドがこの歳になってもカッコいいというのはわからないでもないが、レネ・ルッソも実年齢より若く見えるので、親子ほどの男女が簡単に出来ちゃうってのは違和感ありまくり。個人的には冒頭、端役でジグソウおじさんが出ていたのが収穫。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2009-05-04 13:54:02)
6.  猿の惑星 《ネタバレ》 
発想(設定)の面白さと衝撃のオチ、それだけっちゃそれだけの気もするけど、やっぱ初見の時はやられた!と思った。。。小学生だったけど。。。にしても自由の女神は偉大だ。全世界共通で「地球」を象徴させれちゃうんだもん。東京タワーや通天閣や厳島神社の大鳥居だったら日本人以外には判んないもんな~。
[地上波(吹替)] 7点(2009-04-01 13:20:14)
7.  SADA 戯作・阿部定の生涯
公開の頃にどこかの映画紹介で「敢えて性的な観点に重きをおかず…」みたいなことが書かれてて、阿部定でそれをして何が描きたいのかよく解らん、と思った覚えがありました。入ってるケーブルでWOWOWの配信があった頃、つけたら丁度冒頭だったので鑑賞したのですが、放送コードが日本より厳しいこの国でもあまり映像が途絶えなかった(編集されてるわけでは無いので、問題場面で映像が切れる。問題ない場面になると映像が戻るので、どの位放送コードに引っかかる場面が続いたのかは判る)ことからしても「敢えて性描写を控え目にしている」のがよく解りました。問題なのは抑えたのが「直接的な性描写」のみならず、性の対象であった吉蔵(役名は龍蔵)は実はどうでもよかったかに見えること。関係した幾多の男性とさして違いは無いというか、吉蔵への思いより岡田への追慕がやたらクローズアップされ、「思春期のトラウマとそれと同時に芽生えた初恋」みたいのが、阿部定のベースになっていたんだよ、という映画になっちゃってます。うーん、やっぱそりゃ無理があるでしょう。どんなに多彩な男性遍歴があろうとも、あんな事件を起こしたのは吉蔵が特別だった証拠でしょうから、吉蔵とのやっちゃ寝三昧の生活中もあのパンが象徴的に登場し、岡田との想い出の方が本当は大事、みたいな描写をされたら、その後の事件の説得性もなんもあったもんじゃありません。監督には、女性は基本が純情みたいな幻想があるんじゃないかなあ・・・。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-04-01 13:18:10)(良:1票)
8.  ザ・フライ
SFとして、そこらじゅうにいる雑菌のDNAは混ざらないの?!とか、突っ込みどころは数あれど、 ジェフ・ゴールドブラムの怪演光る異色ホラーの名作。化け物になっていく自分に苦悩しつつ、天井を這い回りながら「誰にだって変身願望はある」とか恋人に言って、実はちょい楽しんでたりもするシーンは笑っちゃうんだが、結構そんなもんかもと思えたり。でも結末は悲劇、そしてあのラストはやはりよく出来ている。まあ映像表現は、えぐいっちゃえぐいけど、そこが見所でもあるわけで。でも私が一番気持ち悪かったのは、「変体」の様より、あのコーヒーに砂糖をとめどなく入れるところ。あれにはまじで吐きそうになった。思えば、ああいう印象を残す表現も上手いということだ。敵役かと思ったストーカーおじさんが意外に役に立ったりで、キャラ立ちもしっかりしていた。
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-24 13:19:20)(良:1票)
9.  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
世代の人間だが・・・私はTVで放映されていたシリーズは、ほとんど見せてもらえなかった。二次大戦の反省や反戦意識の高い親が「戦艦大和」に拒否反応を示したのは自然なことだったが、どういう風の吹き回しか、街に出た時、公開していた劇場前でこれが観たい、とねだったら、あっさり見せてくれた。実は自分でも巷で人気の宇宙戦艦ヤマトがどんなものか、興味があったらしい。こんな経緯だったため、断片的に観た時の情報や、級友からの話で主要キャラや基本的設定くらいは把握していたものの、それほど馴染みはなかった。にもかかわらず、しっかり感動した覚えがある。主題歌も良かったなあ、沢田研二はまだジュリーと呼ばれてたっけ、いい歌だよなあ・・・。問題はこれがヤマトの最後と信じたのに、その後永久にだの完結編だのが出て、思いっきり失望させられたこと。いや、私はこれらは観てないんだけど。まあ、この作品自体の印象は上述のようにいいのだが、大人になってから観てないので(観るのが怖い)やっぱり今観るとかなり古臭いかなあ、という不安と、元々のヤマトファンでないのでこの点で。
[映画館(邦画)] 6点(2009-03-13 13:10:29)
10.  ザ・フォッグ(2005) 《ネタバレ》 
ありゃ、リメイクだったのか。また知らずに観ちゃったよ~。プロットはいいのに出来はイマイチって結構リメイクに多いんだよね。静かな港町、その町を築いた英雄たちの隠された蛮行、その復讐に霧と共に海からやってくる亡霊、っていうプロットは古典的な恐怖ものの感じで面白い。まあ、実際に復讐されるのは英雄たちの子孫であり、その子孫は先祖の蛮行を知らないんだから、極めて理不尽な訳だけど、そこの謎解きでミステリー要素も出せる訳だし。それに霧って小道具も本当にいいと思うのよ・・・ふぅ、要はもっと面白く出来るはずじゃん、ってことです。霧って設定が生かされてないのが一番ダメ。あんな超常現象起こせる強い亡霊、霧にまぎれる必要ないし。個々のエピソードも怖くもハラハラもしない。友人とそのナンパした女性が沖で襲われるとこしかり、女性DJと息子のエピソードしかり。そして基幹ストーリーも復讐される側の子孫だったはずのヒロインが、唐突に(一応伏線はあったものの、張り方が下手っぴ!)実は亡霊側のトップ、ブレイク船長の妻の生まれ変わりだった、ってあっちに行っちゃってハイ、終了。…いい題材がつまらなく料理された映画、って感じ。前述のようにプロットはいいので、機会があればオリジナルは観てみたい。
[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2009-03-10 13:08:25)
11.  ザ・リング2
すごい、私リングシリーズ制覇しちゃったよ。リング、らせん、バースディ、リング2、海を渡ってザ・リング、そしてこのザ・リング2。惰性ってコワイ。(あ、でも一番出来がいいといわれる、日本のTV版観てない!!) さて本作。ご本家日本も、小説続編のらせんを映画化してるにもかかわらず、リング2という“オリジナル続編”を作るという暴挙に出てるのだが、ならとハリウッドも続編をリメイクでなくオリジナルで作った、というのがこれ。1作目ってそんなにあっちでうけたのか?どっちにしても、そういうことわざわざやるなら、もっといいもの作ってほしいよな~。日本のリング2も駄作だけど、いい勝負。話は「呪いのビデオ」から離れてがんがん破綻していきます。ビデオ観なくってもあの顔で死んじゃうし。シシー・スペイセクなんか使っちゃって、これってもしかして狙ってない?(某キャリーの連想)息子のためにTake meとか言って自らテレビの中に引きずり込まれるって、これも狙ってない??(某ダーク・ウオーターの連想)。そのくせ私はあんたのママじゃない!とか井戸閉めちゃって、矛盾してるし。それから日本のリング2もそうなんだけど、原作ではただビデオを観たというだけの存在の主人公の息子を、こうやたら持ち上げるのはどうしてなんだろ。邪魔くさいよ。前作は邦画オリジナルより高い評価した(っても6点)けど、これは作らないでもよかったというか、作らない方がよかったというか。点は体張って頑張ってたナオミに献上。
[DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2009-03-09 13:10:50)
12.  ザ・モンスター(1982)
今まで3作品ほど「2人目のレビューアー」にならせて頂いたが、ついに登録要望で記念すべき初一番乗りを果たす。っても他のレビューアーつくのかなあ・・・。この作品は、母に映画愛好会の自主上映会に連れて行ってもらって観た。内容は夜のハリウッドを舞台に売春婦を虐殺した凶悪なヒモを追う、正統派のポリス・アクションである。犯人役の狂気が凄く、まだ十代の少女だった私は相当なインパクトを受けた。こんなに映画の知名度が低いなんて思いもしなかったが・・・。原題は警察の売春・薬物等を取り締まる「風俗課(風紀取締班)」となるが、何せW・ハウザー演じる犯人が強烈なのでこの邦題がついたようである。隠れた佳作であり、おすすめ。私ももう一度観てみたい。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-22 13:08:47)
13.  13ゴースト(2001)
あまり怖くないとか聞いたので、そっちの期待はあまりしてなかったのに、怖いじゃんよ!特にあの頭に檻つけたオバサン幽霊。すんごい速さで追って来るしさ。私なら見えない方がいいな、理不尽にぼこぼこにされて殺されちゃうことになるけど、怖くないから。なんて、結構映画に入り込んで観てしまった。眼鏡をつけると見えるとか、ガラスの家が耳無し芳一状態という設定はとても面白く、個性に富んだ12の幽霊もナイス。CG使わなくてメイクでもこれだけ面白い造形が出来ますよ、ってなお手本ですね。もっとそれぞれの幽霊のプロフィールを掘り下げて欲しい感じ。と思ったらDVD特典であるのか。見てみたいなあ。ストーリーはやや設定負けしてる感もあるが、死んだと思ったおっちゃんが黒幕よろしく出てくるあたり、中々感心した。最後はちょっとベタな家族愛で締めてるが、無難なところだろう。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-20 13:47:50)(良:1票)
14.  ザ・インターネット
サンドラ・ブロックを見たのはこれがはじめてだったかなあ。フロッピーが大活躍なのも今思うと時代を感じるが、そんな当時のIT事情を見れるのも楽しいだろう。最初にヒロインが恋に堕ちかけHまでしてしまった相手が敵役、頼りになる元彼は出てくるもののすぐ殺されちゃうし、安易な恋愛要素がビシっと排除されていて、案外甘くない作品。男抜きで戦うヒロイン。しかも敵に身を任せてしまった後悔を胸に。スピードより数段シビアなだけ、中々かっこよかった。この作品のサンドラが一番好きかも。ハッキングによる個人情報操作、ウイルス、当時のIT事情はそんなことが問題になりだした時期だったのか。あの頃は完全なIT音痴だったもんなあ…今も大差ないが(笑)。結末などありがちと言えなくもないが、結構しっかり作りこまれている。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-16 13:51:10)
15.  THE JUON/呪怨
うーん、西洋の家屋でも上手く翻案できると思うんだけど。同じ舞台で、霊も同じで、やられる方だけ白人さんにするって・・・。結局あっち向けのJUONワールドの紹介ムービーってことみたいだから、「冒険」を避け、言葉だけ解りやすいようにしたと言うことか。あちらでヒットしたのだから、ありなんだろうね。初めてこれを観たら結構怖いのかな?
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-08 14:04:48)
16.  サイコ(1998)
まあ、酷評されてる理由は解るんですが、実験的映画としてありなんじゃないでしょうか?オリジナルは子供の頃テレビで観てすごく怖かった記憶がありました。このリメイクは公開時にこちらの映画館(海外在住)で観たんですが、後でもう一度オリジナルを観直し、さらにこれをもう一度観ました。監督はオリジナルが好きで好きでしょうがなくて、自分も撮ってみたって感じですね。間違い探し的に観て、ある意味楽しかったです。それに、このノーマン・ベイツも結構良かったので・・・上手い役者さんですよね。
[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2008-12-23 14:16:59)
17.  ザ・リング 《ネタバレ》 
原作派の私はこのハリウッド・リメイクのほうが好き。(日本版)映画の方のリメイクなので、原作はこの映画を作るにあたって考慮されていないと思われるにもかかわらず、である。貞子は元々薄幸の美少女なのに、完全に化け物にしてしまった(日本版)映画にはかなり不満があった。サマラには不気味さもあるが、(原作とは違うが)幽閉された悲惨な過去を持ち、美少女を使っているので、イメージ的にはかえってこちらが近かった。また、恐怖のビデオも「日本版のほうが原作に近い」と言う人も多いが、何せはしょりすぎており、すごく不満だったので、原作ほどの長さがあって、シュールな感じにまとめてあるこちらの方が良かった。あとは何と言っても主演の演技!松嶋菜々子はこの役では大根振りがかなり気になったので、これもナオミさんに軍配。それから高山竜司。超能力者という設定は日本版のほうが原作に忠実なのだが、真田広之のキャラのためか、主人公の前夫という設定のためか、超能力者である必然性が中途半端で、妙に浮いてしまった。ハリウット版はこの「超能力者」という設定をばっさり切って主人公の前夫ノアを凡人にしたため、脇役に徹っして無理がなかった。色々な面で、日本版で感じた不満が、案外にこのハリウッド版で払拭されたので、日本版よりは高い評価。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2008-12-18 13:58:15)
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