1. 侍タイムスリッパー
《ネタバレ》 タイムスリップしてきた戸籍謄本もない身元不明の人間が、海外進出までする大スターになる摩訶不思議さはさておいて(笑)本当に評判通りの良い映画でした。タイムスリップしてきた侍が現代の色んなものに驚くのは今まで色々と見てきたけれど、ショートケーキを食べてこんな美味しいものが誰もが食べれる世になったことに感動するあのシーンは、思わず涙が出てしまうほど名シーンでした。主人公が実直で穢れなき武士道を生きてきた人物だからこそ余計にその想いがストレートに伝わってきました。 この映画で言われている通り、時代劇、特にテレビでは再放送や特別放送以外ではほんと見なくなり、映画では「武士の家計簿」や「大名引越し」などのようなちょっと変わった視点から描かれる作品が増え、たしかに変化、衰退している昨今。それでも「室町無頼」や「十一人の賊軍」のようなしっかりとしたチャンバラ時代劇も作られなんとかその存在を保ってはいる。保ってはいてもじゃあ盛り上がっているかと言われればまだまだそこまでではない。バラエティでは昭和ブームなどとやたらと昔がクローズアップされることが目立つけれど、それでも「時代劇」そのものが一つのムーブとなることはない。この映画が大ヒットし日本アカデミー最優秀作品賞まで受賞したことをキッカケに何かしらの追い風が吹けば、農作業の合間をぬって作品を完成させた安田監督も本望でしょう。 ただ昔のような「時代劇」ではなく今の時代に合わせた進化した「時代劇」でいいと思います。それは今まで一人称が「拙者」だった主人公高坂新左衛門が最後に「俺」と言ったように、変化して生きていくことこそ大事なんだと思います。斬られ役をやりながら生きていても心のどこかで侍としての本懐がまだくすぶっていて、そのくすぶりが宿敵と再会してさらに強くなり、真剣を使い宿敵との真剣勝負へとなっていく。ただ非常に面白かったのがその真剣勝負の中でそれまで染み付いた殺陣の動きが出ちゃうところ。あれはわざとなのかたまたまなのかは分からないけれど、死人を出したら作品がどうなってしまうのかをちゃんと理解し合っていたということなんでしょうね。そして決着がついて過去と決別しそこで「俺」って...もうマジで実に良く出来た脚本でした。 あとこの映画でもう一つ大事なテーマ、メッセージがあって、人を殺すことの重み、痛みをしっかりと描いていることです。私たちは当たり前のようにアクションや娯楽性の高いドラマや映画などで人が人を殺すシーンを見てきてますが、そこに命の尊さを感じることはあまりないです。でもこの映画はコメディ色も織り交ぜながそれをごく自然な話の中にぶち込んで来たもんだから大したものです。その尊さをしっかりと伝えてきたからこそラストの殺陣のシーンは固唾を飲んで見入ってしまいました。殺陣だけで心臓をバクバクさせられたのっていつ以来だろうか・・・いや、過去にあったかも定かではないのでもう初めてということにします。 とにかく本当に素晴らしい作品でした。最後もコメディな要素のまま終わって作品全体を重々しくしすぎてないのも好感が持てました。ありがとう。良い映画でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-03-22 08:35:30)★《更新》★ |
2. ザ・ピーナッツバター・ファルコン
《ネタバレ》 「アマプラで観れるおすすめ映画」というYouTubeの動画でめちゃくちゃ感動できる映画として紹介されてたので観てみました。まあ確かに悪くはないとは思ったけど、特にこれといって感動もしなかった。そもそもカニを盗んだり放火したりして逃避行されても、タイラーのことを魂は善人だとは思えない。自分が居眠り運転をして兄を死なせてしまってそこからなんの努力もせずただやさぐれて、他の人の迷惑も考えないような行動ばかりで、それを実は良い人みたいに言われても困ります。やけになってしまうことは人間あるかもしれないけれど、犯してしまった過ちにはちゃんと向き合って欲しかった。放火のせいで出てしまった損害をちゃんと誠意を持って償うことをせめて見せて欲しかったかな。なんか大怪我負わされて退院してフロリダへ行っちゃってたけど、あやふやでお茶を濁らせたまま終わっちゃったのが残念でしたね。てか腹の虫が収まらなかったのかタイラーのせいで大損害を受けた彼ら、バールで殴りかかった、それも大勢の目の前で、いやもう刑務所行き確定ですやん。いくらなんでもあれはないでしょ。なんだかヤケになっちゃう人たちばっかですね(笑)あとプロレスファンとしては素人を簡単にリングに上げて試合をさせちゃうのも嫌でした。思い出作りなら他にやりようもあったんじゃないかな。 とまあ批判的なことさんざん言ってはきましたが、何だかんだと一気に観れちゃったし、グッとくる名言もあったし、タイラーとザックのコンビのなんていうか素敵だな~て思えもしました。 ダコタ・ジョンソンさんエロすぎるでしょ。Tシャツにパンツ姿は反則です(笑) [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-16 15:32:01) |
3. THE FIRST SLAM DUNK
《ネタバレ》 原作漫画は当時リアタイで読んでました。読んだのは当時のその時だけ。なので最終的にどう終わったかまではハッキリと覚えていなかったです。ただなんとなく全国大会のトーナメント中のとある試合で全力出し切って、次の試合でボロ負けをした、というのは覚えてはいたんですが、それが漫画原作の方だったのか、アニメ版の方だったのか記憶が曖昧になってしまっていました。で、劇場版を観る前にテレビ版をアマプラで見返してみました。すると!アニメ版はその全国大会に行く前で終わっていたことに気付きました。なのでこのファーストはテレビアニメの続きであり、原作漫画の最後の試合が描かれるていうことなんだとわかりました。 と、ここまでが本編を観る前の下準備。得てきた情報も予告編のみ。さあいざ出陣! ん?おや?あれ?始まってしばらくしてこの映画ってひょっとして主人公はリョータ?そうなの?て困惑。でもまあこういったアプローチの仕方も別に否定はしない。新しいものを見せてくれなら。でもね、やっぱり自分の中にある「スラムダンク」て花道なわけで、青春スポーツコメディなんですよ。新しいものへの期待はそりゃああったけど、父が死んで次に兄が死んでって、昭和のお涙頂戴かよ!てなってしまって、自分が好きな「スラムダンク」とはなんか違う場所にある要素がいきなりなだれ込んで来ちゃったからもう大困惑ですわ。まあでもこの映画って脚本も監督も原作者である井上雄彦さんがやられているから、こんな「スラムダンク」も描きたかったってことなんですね。原作漫画やアニメのあの感じのままやっても意味ないと、そういうことなのかな。 これを投稿する前に他の方のレビューには目を通していないので皆さんにどう評価されているかは分からないけれど、勝手に想像すると半々か、賛成・肯定派の方が7割くらい多いかな。わからんけど。では自分はどうだったのか?見終わってみて思ったのは確かに昭和のお涙頂戴ではあったかもしれないけれど、それでも原作者の井上先生が描きたかった、見せたかった新しい「スラムダンク」はたしかにそこにあったし、主人公であるリョータも今まで見てきたリョータと何ら変わらず、さらに奥深さが増した。結果これはこれでアリてなりました。ただ100%の完全肯定ではないですが。 アニメ版を見終わってからそんなに間を開けずに鑑賞したから、どうしても声優の違いには違和感を感じずにはいられませんでしたね。これは仕方ないです。それと花道のあの独特のおバカなノリを、超キレイなアニメで見せられちゃうのも変な感じではありました。 とにかくあっちこっち、モブまでもずっと動いているからすっげえアニメだな~て感心しまくり。こういうのこそまさに映画!て思えますね。 メインとなる山王戦。前半はそうでもなかったけれど後半に入ってからの山王の圧倒的な強さが目立ち出し、湘北大ピンチ!な展開はやっぱり引き込まれちゃいますよね。結果は知っていても湘北頑張れ!て自然と応援しちゃってました。やっぱピンチからの追い上げは胸熱です! 全編CGで声優も変わっててシリアスな部分もあったけど、それでもなんだかんだで「スラムダンク」の正式な完結(たぶんw)をこうやって観れたことには素直に感謝しかないですし、主人公を変えちゃうという斬新さもスピンオフとして捉えれば別に問題はない。あと対戦相手の山王の沢北が神社でのお願い事に対して「敗北」がそれだったことのあの演出はこの映画の中で1番好きなシーンでした。てへ。 蛇足:花道の悪友たちが応援席でペットボトルをドンドン叩くアレ。アレって原作でも山王戦の時はやってなかったのか?アレ好きなんですよね。それだけw [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-27 21:59:37) |
4. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
アニメならではの爽快なアクションシーンの数々はなかなか楽しめた。でも特に特筆すべきこともないかな。お気楽なポテチムービーですね。 ヒロインであるピーチ姫がそんなに可愛くないのが残念。それと、字幕版で鑑賞したのですが、ピーチ姫の声がオバさんぽいからなおのことでした。試しに日本語吹き替えで観てみたら、日本語の方が若々しくっていかにもお姫様!て感じだった。 任天堂さんのゲームの中で「メトロイド」が超大好きなので、もしよければ映像化、お願いしますm(_ _ )m [インターネット(字幕)] 5点(2024-01-13 19:17:12) |
5. ザ・クリエイター/創造者
《ネタバレ》 人間とA.I.の話はこれまで結構沢山作られてきていて、題材的な新鮮さはもはやない。あとは切り口のアイデアくらいか。しかしこの作品はその切り口をあえてなのか、人間とA.I.の戦争というごくありきたりなものに。切り口のアイデアで勝負せずに真っ向から内容重視できた点は高く評価はしたい。ただその内容なんですが、どうもこの世界の設定、状況がいま一つも二つもすんなりと入ってこなかったのが残念。そもそも核が誤爆だったていうのがなんかもうありえないし、それをA.I.のせいにして勝手にアメリカは戦争を始めるし、その戦争もA.I.と平和に共存している他国にまでズカズカと踏み入って、挙句の果てにはA.I.でない人間までも殺してしまう有様。え!?ですよ。なになになに!?です。はい。この世界がね、ターミネーターみたく完全に全人類とA.I.が敵同士ならまだスッキリと受け止められるんですが、そうじゃない、A.I.を憎んでない平和な国もあって、そんな国に勝手に踏み込んで暴れまわっちゃうもんだから、一体全体どういう世界設定なん!てなっちゃいました。 それとこの作品の宣伝文句が「ローグワンスタッフが・・・」だったけど、終わり方も主人公が死んで終わるからまんま、ローグワンかよ!てなりました。 圧巻の映像美を大スクリーンで堪能できた点でこの点数にはしましたが、鑑賞前に期待をしていたほどの感動はあまり得られなかったです。 [映画館(字幕)] 5点(2023-11-01 14:56:53) |
6. サイレント・トーキョー
《ネタバレ》 過去の回想シーンと現在の登場人物をシンクロさせづらかったのが難点でした。この人は誰?て。 爆弾の解除をしにいった自衛隊の前で一人の少女が地雷を踏んで自殺をするけれど、そこまでその少女の言葉の重みを感じられなかったし、そのことで奥さんに爆弾の知識を伝授する行動も理解が全然追いつけなかった。そしてその奥さんの回想シーンが石田ゆり子じゃないから誰?てなるし、石田ゆり子と佐藤浩市が結局共犯だったのか?違うのか?佐藤浩市は何をしたかったのか?全くもって分からずじまいで、どうにも釈然としない終わりかただった。 爆弾予告があってもバカ騒ぎする連中や、そんなこと起きるわけないじゃんと平和ボケな野次馬たちを見ていると、犯人の気持ちもわからなくはない。実際に爆発してそんな連中が酷い目にもあった時は、ほらみたことかとも思った。ただやっぱりそうはいっても暴力は暴力。これは「戦争」といってもただのテロ。例え犯人の気持ちをわかったとしても、テロでは何も解決しないし、爆弾の被害者の中には彼らとは違う人や子供や老人だっていたかもしれない。だからやっぱりテロだめです。 渋谷で実際に撮影したのか?て思ったけどあとで調べたらオープンセットと知って、それはそれですご!てなった。だからこそあの渋谷のシーンはこの作品の最大の見せ場となりえたのでしょう。そこは評価に値しました。 なかなか挑戦的な内容ではあったけれど、いま一つ、あと一歩どこか過激になれきれないこの作品自体そのものももしかしたら、平和ボケ、に感化されているとも言えなくはないかも・・・(;´∀`) [インターネット(邦画)] 5点(2023-08-23 16:23:31)(良:1票) |
7. ザリガニの鳴くところ
《ネタバレ》 これは良い!とても良い映画!湿地帯の美しさと主演のデイジー・エドガー=ジョーンズちゃんの美しさが相まって、本当にうっとりする美しさ。その美しさに青春映画と社会派ドラマが混ざり合い、そこにミステリーの要素が加味された、なんとも贅沢な映画。 少女が一人取り残されたとはいえ、別にターザンでもないんだし、家にはちゃんとシャワーなりあるだろうから身なりを綺麗にしていてもなんの問題もないとは思う。それにいっても年頃の女性ですからね。面倒見のいいあの黒人の奥さんから助言もあったかもしれないし、お洒落とまでいかなくても、それなりな格好はしても不思議ではないでしょう。たぶん。 ラストでカイアがチェイスを殺害していたらしいことがわかるけれど、でも一体どうやって誰にも知られずにチェイスを呼び出したんだろう?それにどうやって誰にも見られずにバスの行き来をしたのかもわからない...まあうまいことやりました、て思ってくださいなんだろうけど、やっぱり完全犯罪ならなおのことそこらへんのトリックを知りたくもなるかな。これって余計な考えかな?w でもまあ、なんだかんだ言ってもけっこう面白かったのでいいでしょう。てかやっぱデイジー・エドガー=ジョーンズちゃん、めっちゃ美人さんで今後の出演作品が気になりました。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-15 17:00:02) |
8. ザ・フラッシュ
《ネタバレ》 面白かったことは面白かった。ちゃんとフラッシュの物語がそこにはあった。話題の中心となったマイケル・キートンのバットマンも、感慨深かった。特にあのBGMが流れた瞬間は鳥肌もんだった。 ただなんだろう、色んなことをやりたすぎて少々雑な感じにも受け取れた。 新キャラとして登場したスーパーガール。彼女のバックボーンの描写があまりにもなさすぎて、なんか思い入れがしづらかった。それにめっちゃ最強っていうわけでもないし、結局はゾッドにやられちゃうしね。この先彼女の単独作品が作られるのかはまだ不明だそうで、そうならばなおのこと、もうちょっとなんとかならなかったんですかね。 あとフラッシュにフラッシュでないバリーがちょっとだけ高速で移動させられた後に嘔吐してたけど、ん?あれ?ジャスティスリーグでフラッシュが高速で人助けをしてたけど、誰も嘔吐してなかったよな?設定はどうなってんの?てなった。それに違う世界のバリーはフラッシュなりたてで、何の訓練もしないで壁抜けできやうしね。え!? ですよ。 ニコラス・ケイジのスーパーマンには正直びっくり!そこまで情報通じゃないからびっくりしただけで感動とかなかったな~...。まあ後で調べてわかったけどね。クリストファー・リーヴのスーパーマンも出てきたけど、ニコラスもクリストファーもCG感強すぎてもうマンガ!アニメ!で感動もへったくれもないよ。 PS:平和になって用済みになったバットマン。ブルース・ウェインがまるで、「エンドゲーム」のソーみたいだった( ̄▽ ̄;) 色んなことやりたがるの最後はまさかのジョージ・クルーニーのブルース・ウェイン登場。ヾ(・∀・;)オイオイオイオイ ベン・アフレックの降板はしってたけど、まさかその後釜がジョージって...ん?てことはロビンもいるのかな? まあとにかく色んなことが詰め込まれすぎて豪華ではあるけれど、やや淡白感は否めないかな。 てか結局母親を救って新しくできた別世界は滅んじゃった!てことだよね。バリーお前ってやつはなんて罪なことを! さてさて、どうなるどうするDCさんよ。 楽しませてくれよ~...と、言い忘れてたけど配信ドラマとのヒモ付はやめてね(笑) [映画館(字幕)] 6点(2023-06-21 17:25:10)(良:1票) |
9. ザ・ウェイバック
《ネタバレ》 スポーツ映画なのにそこまで試合そのものをメインに見せずに、バスケというものに関わることによる挫折と再生のドラマを、実に丁寧に描いていて、なかなか引き込まれる作品でした。 冷えたビールを飲むためにいったん冷凍室に入れて、しばらくしてから冷蔵室へ移動。それを繰り返すシーンはアル中の表現方法としては面白かったし、良いアイデアだと思った。 ベン・アフレックの落ちぶれた演技が最高。あと何げに、バスケ部のアシスタントコーチで数学教師役のアル・マドリガルさんが良かったです。 スポーツ映画にありがちな終わり方でなく、まだ試練はあるけれどこれからもっと頑張っていこう、みたいな終わり方も好きでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-06 14:15:59) |
10. ザ・ハッスル
《ネタバレ》 日本未公開だそうで、プライムビデオで鑑賞しました。アン・ハサウェイは改めて見るとなかなかどうして、演技達者で侮れない。レベル・ウィルソンはあまり馴染みがない俳優さんだったけれど、こちらもまた曲者で芸達者。そんな二人の掛け合いは、見ていて本当に面白い。名コンビ。特に50万ドルを掛けて勝負を始めてからが最高!続編作って欲しい! OPが良い!最近こういったOPの映画って観ないな~って思えた。 あのフライドポテトのシーンは大爆笑もんでしたw [インターネット(字幕)] 5点(2022-04-08 06:22:43) |
11. ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
《ネタバレ》 前作よりもアメコミ感が増した!そこが良い!あとグロさもw いきなり内田裕也さんみたいな奴が現れて、あれよあれよとチーム結成で任務開始!怒涛の展開にびっくりしてたのも束の間、ハーレーと大佐以外が全滅!でさらにびっくりこいた。でも彼らはいわゆる陽動、囮の捨て駒部隊だったのね。てかなんでハーレーが囮の方なんだよ~。前回のミッションで活躍したのに。まあそこは突っ込んではいけないとこかも。 で、今や大人気のそのハーレー様が、拷問から抜け出してからの大立ち回りは最高にシビレたぜ。格好良すぎ。血しぶきが花びらになる演出なんてまさに美の極致!美しすぎるぜ。飛び道具もいいけどやっぱりナイフのような武器の方がしっくりくる。んでもってご登場されるのが槍。槍を持ったハーレー様のなんともまあ凛々しさといったらありゃしない。二人まとめての串刺しなんて、もうヒャッホーイ!もんです。 最後にご登場する金星人みたいなヒトデくん。もうね、デザインがやばい。レトロな感じがたまらない。あと絶妙な色とブツブツが気色悪さに拍車をかけまくる。もはやあちらの映画業界では、かいじゅう、て単語が日常化されてるのもニヤニヤしてしまう。 一番弱そうに見えてたねずみ使いの少女が、実はとんでもなく強いのがまた面白かった。まああれだけの数のねずみを自由に扱えたらそりゃあ最強でしょ。ただやっぱり気持ち悪いけどね。大量のねずみの画は。「ウイラード」を思い出しちゃいましたよ。 最後はアメリカ政府の闇の情報と引き換えに身の自由を手に入れる。ん?でも待って!頭の中に爆弾入れられてるんですよ!なんで交渉できちゃったの?不思議。あ!しまった!そこも突っ込んではいけないとこだったw お気楽ムービーだもんね。はい! にしてもオモロかったな~。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-21 21:15:54)(良:3票) |
12. THE BATMAN-ザ・バットマン-
《ネタバレ》 予告編を観た時から覚悟はしていた。こいつぁめっちゃ暗いバットマン映画になりそうだと。ノーランなんて目じゃないくらいの暗さだと。ところがどっこい!想像の遥か上をいく暗さでした。なんならバットマン映画史上最も暗く地味だっていえるかも。おまけに、ブルース・ウェイン史上最も品格も風格もないブルース・ウェインだった。別に俳優さんがどうこうでなく多分に演出のせいかも。 とにかく終始暗いまま話が続くし、めっちゃ長い!長すぎる!後でよくよく調べたら約3時間!3時間ってなに!おったまげです。 それと今作はバットマンが探偵として活躍するみたいな触れ込みだったけど、いざ観てみたら、リドラーが用意した謎解きをただ解き明かしていくという、まるでリドラーの手のひらで踊らされてるみたいだった。結局リドラーまで自力でたどり着けなかったもんね。なんだかな~。 あとリドラーは本当にブルース・ウェインを殺す気があったのかがわからない。だって殺傷能力の低い爆弾を郵送してって確実性が薄すぎる。何よりも被爆したアルフレッド、生きてるしね。やっぱり殺す気はなかったのかも。最後に面会室で、この時を待っていた、みたいなことをたしか言ってたと思うし、自分自身がリドラーになったのはバットマンのおかげ、て伝えたかったみたいだし。 とまあここまでかなり辛口なことを言ってきましたが、今作のバットマンはリドラーというヴィランが今までのヴィランと違い、法で裁けない悪党を成敗する、まるで仕事人みたいだってこと。バットマンが表の犯罪者をやるならリドラーは、裏の犯罪者をやるみたいな。コインの裏と表。表裏一体。リドラーはバットマンの影であり分身。それこそが今作の、バットマン最大の罪とは!? に集約されるわけなんですね。バットマンが復讐の名のもとに暴れるなら俺も復讐の名のもとに本当の悪を裁いてやる!なんて因果応報なバットマン映画なんでしょう。 ただね、やっぱりもうちょっと短めに完成させることは出来なかったのかなって。そうしたらもっと印象も違ってたかも。 [映画館(字幕)] 6点(2022-03-18 15:17:48) |
13. 最後の忠臣蔵
《ネタバレ》 長州力さんが推薦していたので鑑賞してみました。物語自体にさほど大きな事件もなく、淡々と進んでゆくため、人を選ぶ作品だと感じました。ただそんな淡々と進んでゆくのに、なぜか私は途中一度も休憩をすることなく、一気に最後まで観続けてしまいました。それほどまでにこの作品の世界に、引き込まれてしまったからでしょう。使命を全うした孫左衛門(役所広司さん)には出来れば、ゆう(安田成美さん)と結ばれて幸せになって欲しかった。けれど孫左衛門は16年間ずーっと己自身を影の赤穂浪士だと思い続けていたと思うから、最後はやはりああなるのでしょう。なんだかとっても遣る瀬無くもあり、忠義を全うした男の生きざまに胸が熱くもなりました。本来ならば吉右衛門(佐藤浩市さん)も後を追いたかったはず。しかし主君に生きろと命じられているから、それは出来ない。こっちもこっちでまた、なんとも遣る瀬無いです。 ヒロインの桜庭ななみさんは、正直あまり知らない女優さんでしたが、とても綺麗で凛としており、この作品においての彼女の存在感は素晴らしいの一言でした。今後注目していきたいです。 ※余談ですが日本映画、特に時代劇は時々聞き取りづらい所があって困ります。序盤で吉右衛門が茅野(風吹ジュンさん)の名前を呼ぶんですが「ちの」ではなく「きら」と聞き間違えてしまい、え!?てなってしまいました。ほんと、参りました(^_^;) [インターネット(邦画)] 6点(2021-10-13 08:32:56) |
14. 3月のライオン 後編
《ネタバレ》 前編では将棋というフィルターを通して人間を描いているように見えたが、後編の今回は、将棋と二人三脚しているように見えた。話の中盤で香子が将棋に全て狂わされたと泣き叫び、後半で父親が、将棋は誰からも何も奪わない、と言う。主人公も常に、生きるために将棋しかなかったと言い、ライバルの後藤もまた、将棋以外を捨てようとする。まるでみな、将棋にとり憑かれたかのようで、狂ってるかのように見えたが、やがてそれが「将棋」ではなく「人」との関わりの中で狂気という名の呪縛から解き放たれ、清々しい感じになっていく様は、映画版としての完結に相応しく見えました。 前半の学園ドラマパートがやや長く感じてしまったのが残念かな。悪くはないし必要なパートだとは思うけど、ほんのちょっとだけでも短くできなかったかな~と。はい。後に父親の問題も出てくるから、コンパクトにしてくれてたほうが見やすかったかもです。 ラスト、名人戦に挑む零の表情が晴れ晴れとしていて、勝ち負けでの締めくくりでなく、一人の少年が成長した瞬間で締めくくったのが、とても印象深く残りました。 そういえば劇中で年収700万円だったって言ってたな~・・・すげぇな~、やっぱりプロ棋士って! [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-14 17:43:35) |
15. 3月のライオン 前編
原作は知らないけれど、将棋そのものを解説することなく、将棋を通して織り成される人間ドラマに焦点を絞っていて、役者同士の迫真の演技に魅了された。神木くんはやっぱりすごいな~。あの目で演じる演技にはほんと、感服しかないです。 先にも述べたが、とにかく対局でのシーンで、将棋に詳しくない人に向けての説明的要素がほとんどないので、本来なら何がどうしてどうなってるの?となりかねないのに、そこをあえて排除して、心理描写に徹することで、作品の世界への没入感を保つことに成功していると言えるかも。2時間を越える上映時間だから途中だれるかと思っていたけど、最後までイッキに観れることができた。 てかプロの将棋士って結構いいお給料もらってるのね。高校生であんな良い部屋に住めるなんて、すげぇ~な~って率直に思った。あの部屋、目の前が川(隅田川?)で眺め最高だよな。 この映画観て、原作に興味が沸いた。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-14 09:23:35) |
16. The Witch/魔女
《ネタバレ》 え!? えーーーーーーー!!!!!???? なにこのレビューの少なさ。ビックリですよ。こんなにもめっちゃ面白い映画なのに。 謎の組織によって最強アサシンとして作られた少女が記憶喪失になり、平凡な田舎の女子高生として暮らしていたが、テレビのオーディション番組に出たことで組織に見つかり襲撃される。そこからはもう怒涛のぶっ飛びアクション満載で、ハリウッドのアクションとは一味も二味も違って、なかなか面白い。 アクションもぶっ飛んでいるんだけれども、それと同じくらい主演の女優さん、キム・ダミの演技がべらぼうにヤバイ。田舎っぺな女子高生の時は本当に素朴で愛らしいかったのに、アサシンモードに入ってからはおっかなくって、途中から、あれ?この子って主人公だよな?って首をかしげたくなるほど「悪」なオーラが半端なかった。マジで怖かったよ。こういう怖さって、ハリウッドのアサシンものとかではあまり感じたことなかったな。恐るべし韓国映画。これからもっと積極的に観ていこう。 とにかくレビュー少ないってことは、それほど日本の映画好きの間でこの作品が知れ渡っていないってことなのか?ん~・・・ど~なんだろう? もしそうだとしたら、もっともっと多くの人に観てもらいたい。この私のレビューをキッカケに観てくれる人が少しでも増えるといいな~・・・。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-10-13 20:25:04) |
17. ザ・ファブル
《ネタバレ》 普通に楽しめた。岡田くんはコメディもいけるのね(笑) 山本美月ちゃんのアクションシーンや変顔が見れて満足! ラスト、あの狭い空間での銃乱射で、それも柳楽くんを守りながらって・・・あれはいくらマンガマンガな世界観でもちょ~っと、ないだろ!てツッコミたくなった。岡田くんのアクションは格好良いんだけどね。 柳楽くんが本作の中で一番印象に残る怪演をしていて最高に震えた! あとあのライオンの絵。あれってアメトークで見たような気がして・・・w [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-08-25 19:17:22) |
18. さよなら歌舞伎町
《ネタバレ》 まず初めに、2時間超えの上映時間にも関わらず、最後まで飽きさせることなく観せ続けたその手腕は素直に評価したい。その時点である程度は成功しているともいえよう。あとは好みの問題か。好みでいえばこういった群像劇は好きだし、歌舞伎町のラブホテルといういかにもな空間も、人間の本性を剥き出しにするには格好の舞台設定で良いと思う。だがしかし、JKで未成年の役は仕方ないとして、前田敦子のヒロインが、ヌードや濡れ場を見せないというのはどういうものかと。別にそれが見たくって視聴したわけではないが、他の女優さんたちが体当りの演技をしている中で、一人だけそれをしないというのは違和感しかない。特にこの映画は、身体を捧げることによって懸命に生きる女性の姿を赤裸々に描いているのだから、なおさらである。事務所NGや本人NGなら、なぜオファーしたのか?なぜ出演したのか?はなはだ疑問である。それと、全体的にどうしても一般人的なフィルターで物事を捉えてしまっているのも残念だ。ラブホテルの勤務者やAV女優やデリヘル嬢を、見下した表現をしている時点で感性の乏しさを感じてしまった。結局最後も主人公は、職場放棄して田舎へと逃げてしまう有様だ。それに、いかなる理由があるにせよ人を負傷させておいて、逃げ隠れを成功させてしまうのもどうかと思う。唯一この作品の救いは、家出少女との出会いで純愛に目覚めた青年の話だろう。なんの変化球もないが、だからこそ、ドロドロした世界に一筋の光を放っているようで尊く見えてしまう。 個人的には4点としたいところだが、最初に述べたとおり、長尺にも関わらず飽きさせなかった手腕を評価して、5点で。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-03-19 17:53:12) |
19. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 前々から気にはなっていたけれど、なかなか観る機会がなかった映画。つい最近日本でリメイクされたので、リメイクされるほど面白いのかと思い、契約している動画配信にUPもされていたので、これはいい機会だと鑑賞することに。 正直言って物語の三分の二くらいまでは退屈でした。だってお金で贅沢な旅行をしているわけで、それ見ててもなんだかな~だし、楽しむにしてももうちょっとこちらの想像の上を行くような楽しみ方をしてほしいかったな~。 ただ、モーガン・フリーマンが倒れてジャック・ニコルソンが病院に駆けつけるところから急に、この作品のテーマがハッキリと見え、深い味わいを感じられるようになった。特に世界一高いコーヒーといわれるコピ・ルアクの話のところは、腹抱えて笑ってしまった。泣くほど笑ってしまった。あそこのシーン、めっちゃ好き。てか私的にはあそこで初めて二人は、真の親友になれた気がしました。それまではただの旅仲間みたいで。でもほんと、ラストからの怒涛の感動のラッシュには参りました。 この映画ってラストに名シーンが多くって、そこにギュギュギュッ!と集約されすぎているから、もうちょっと中盤でも名場面を作ってくれてたらな~、とつくづく思いました。はぁ~もったいない。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-31 18:08:30) |
20. 砂上の法廷
《ネタバレ》 法廷で争うこと以外の不必要な要素をできるだけ排除し、実にスッキリとした作りになっている。その点は評価したい。キアヌのモノローグでドラマが進行していくのがまたミソで、法定で証言する大半は自己防衛のために嘘をつく、というこのセリフが実はそれを言っている当の本人であるキアヌ自身が真犯人だったという伏線になっていて面白かった。 ただどうしても納得いかないのは、最終弁論において弁護士のキアヌが、殺人を犯したのは明白ですがどうか無実に、て陪審員たちに言って無実を獲得したけど、殺人を犯したのに無実?情状酌量の余地ありとかじゃなく?そこの辺だけがちょっとスッキリしませんでした。 まあアメリカは州によって裁判や罰則等が違ったりするから、こういうのアリなのかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-11 20:56:57) |