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1.  さんかく 《ネタバレ》 
2014.05.11鑑賞。この主人公の居た堪れなさは異常。魔が差して自分の彼女の妹にキスをしてしまう。だって妹もまんざらでもないし、彼女とは若干倦怠期だし。という設定はあたかもロンブー的なバラエティの設定なのだが、男の馬鹿さ加減を笑って楽しむバラエティとは違い、この映画はとにかく痛々しい。脚本が見事でした。
[DVD(邦画)] 9点(2014-05-12 21:44:24)
2.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 
2012.08.25鑑賞。サバイバルものは人間描写が肝だと思うのですが、この作品は弱い。開始30分程度でリーダー争いは一応決着しますし、それぞれ仲間の個性を発揮したチームプレイもない。こんな背景で対峙する敵がただのオオカミの群れというのでは力不足ですね。これではあの終わり方も中途半端に感じます。エンドロール後にも映像があるのですが、アレもちょっとね・・・という感じです。コンエアーが雪山に不時着した方が100倍面白いでしょう。
[映画館(字幕)] 4点(2012-08-26 15:04:29)
3.  サンザシの樹の下で 《ネタバレ》 
2011.08.16鑑賞。純愛を撮らせたらチャン・イーモウの右に出るものはない。なんてことはない話なのにぐいぐい引き込まれてしまい、ベタな仕草やセリフでも全て抵抗感なく吸収できてしまう。これを演出というのだろう。どこから見ても善人にしか見えない調査員と、8割方「う~ん」だが、ときおり見せる綾瀬はるか的なかわいさを見せる少女。これを演出というのだろう。でも、シーン間に入る黒字バックの説明文がどうも好きになれないので-1点。
[映画館(字幕)] 9点(2011-08-17 19:54:31)
4.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 
2011.04.17ツレと鑑賞。ヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞した作品ということで、己の鋭い観察眼をもって気合いを入れて鑑賞。比較的、単調に物語は進むのだが、作品に力があるのか眠ることもなく、アッサリと観終わる。「さすが金獅子賞は違うね。」とツレに言うと「眠くなりそうな要所要所でオッパイが見れたからでしょ。」とバッサリ。す、鋭い。
[映画館(字幕)] 4点(2011-04-18 13:34:27)
5.  ザ・ロード(2009) 《ネタバレ》 
2011.2.20鑑賞。原作未読。世界が滅亡した理由が一切描写されていないという大胆さは、人間ドラマをテーマにしたこの作品においてはプラスに働いた。また、荒廃した木々の描写や降り積もった埃(灰?)、寒さ対策にビニール袋で身体を包む、靴が貴重品であることなどリアリティを追求した描写の積み重ねで「終末の世界」を表現しているのも素晴らしい。劇的な出来事も起こらず、明確なゴールもないストーリーのため、好みの分かれるところだ。個人的にはもっとドラマチックに展開してほしい。ただ息子を思うあまり、「内なる火」を失ってしまった父親に訪れた死と、それを引き継ぐ新たな家族の登場には心が揺さぶられた。スキッ歯のガイ・ピアースは一見、人肉を喰らう人々と大差ないが、家畜として犬を飼っているという事実がそれを見事に打ち消す。この辺の演出も巧みだ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-21 18:14:08)
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