1. サブウェイ
私にとってリュック・ベッソンというのは「最も過大評価されている監督」なのですが、これは凄くイイと思った。ストーリーはグラン・ブルー以上に無いけど、近未来間にあふれていると思う。単なる地下鉄の構内なんだけど「マッドマックス」とか「ニューヨーク1997」的な近未来バイオレンスな雰囲気が充満していて、でも内容は80年代特有の内省、虚無感をうまく表わしていると思う。「スミス」のメンバーなんかにも通づるようなファッションセンスも80年代の良い部分がよく出ていると思う。主人公、ヒロインの人選も的確だし。雰囲気を楽しむという点ではとても良い作品だと素直に感じる。 8点(2003-04-13 22:42:49) |