1. 処刑の部屋
《ネタバレ》 評価が悪いのもちょっとわかるような作品。50年も前の世界なので貨幣価値も違うみたいだし、登場人物の思考も読めない。昔の大学生は今よりずっと大人びてたと思ってたけど、ここで描かれてるのは中学生かよと思わせる幼稚さがあるし。それにお坊ちゃん達が不良してるようにしか見えない。プロ野球よりも大学野球のほうが人気あったとか聞くしこの時代理解してないと今見る分には耐えられないかなぁと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-06-11 00:08:29) |
2. 地獄門
《ネタバレ》 そんなに評価高い作品じゃないみたいだけど、カンヌとか言うだけあって個人的には結構満足な出来。こんな長谷川一夫や山形勲見たの初めてだし、グランプリ女優京マチ子は流石の美しさ。しなだれ具合が素晴らしい。そして鮮やかなカラーが印象的な作品。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-26 23:31:29) |
3. 新・平家物語
《ネタバレ》 この時代にカラーで溝口健二作品でもあるのでちょっと期待しすぎたかも。なんか「新・平家物語」ってタイトルから想像したのとは違って東映の「信長」「政宗」とかの武将シリーズと似たような印象。あと雷蔵のあの眉毛…凄かったなぁ。出生の秘密がどうこうってのも雷蔵作品らしいなと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-26 23:31:21) |
4. 新選組鬼隊長
54年東映のオールスター級作品。池田屋から近藤勇降伏までを描く。新撰組の旗が段々ぼろぼろになっていくのは印象的で、大砲に刀で挑んでいくってのはラストサムライ的な空しさがある。内容ははっきり退屈です。特に後半は退屈すぎて眠いです…。収穫は月形さんが「ボク」連発してたりとか、千恵蔵と錦之助が指切げんまんするシーンぐらいかなぁ。千代之介の慶喜はバカ殿みたい。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-27 22:31:10) |
5. 新諸国物語 紅孔雀 完結篇 廃墟の秘宝
第5作で堂々の完結。今までのが何だったのかというくらいネタ盛沢山。浮寝丸の心眼が開けたとかで盲目は治るし、久美はあっさり白鳥草で元に戻って、しかも浮寝丸の妹ってことが明らかに。那智の嘉門もこれまたあっさり救い出し、登場人物一同揃って花の島で最終決戦。悪者一味を一掃して宝は平和の為に使おうと締め。全体を通してMVPは高千穂ひづるかな。錦之助は主役ながら印象薄い。剣戯は大友柳太朗と比べると全然強そうじゃないし重みがない。もう一人の主役千代之介もやっぱりアイドル。黄金期には完全に脇役になる吉田義夫、三条雅也の勇姿が印象的。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-26 23:30:35) |
6. 新諸国物語 紅孔雀 第四篇 剣盲浮寝丸
第4作はタイトルにある浮寝丸を中心に進む。一同が浮寝島に上陸していきいよいよ最終決戦かという感じで、浮寝丸VS小四郎の対決で続き。ちょっと飽きがきてるのと、第4作まできても状況があまり変わってないのであと一つで終わるのか?・・・と思いながら最終作に期待。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-26 23:30:32) |
7. 新諸国物語 紅孔雀 第三篇 月の白骨城
第3作は主人公とヒロインがそれぞれ白鳥島と髑髏島の首領としての目覚め篇みたいな。敵味方の構図がさらに複雑化して白馬の騎士やら出てくるし、すっかり印象薄くなった吉田義夫が実は大ボスか?みたいな雰囲気が出てきた。最初ボスっぽかった浮寝丸なんかもうパシリになってるし。見所は人の心を変える毒によって悪の心と善の心で苦しむ高千穂ひづる。ロールパンナが実写だとこんななのねと。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-26 23:30:31) |
8. 新諸国物語 紅孔雀 第二篇 呪の魔笛
第2作で物語が複雑化。三つ巴の争いにさらに二つの勢力が加わる。第2作で中心になるのは高千穂ひづる。河合軍太夫率いる海賊が高千穂ひづるを連れ去り、さらにそれを浮寝丸勢力がさらう。なんか主人公とヒロインが戦うという変な展開になりそう。そんな薬あるのかよ・・・。でも役者が揃った感じで面白くなってきました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-26 23:30:29) |
9. 新諸国物語 紅孔雀 第一篇 那智の小天狗
第1作は那智の小四郎、元海賊の網の長者、稀代の妖術使いで礫を投げては天下に類がないという(なんだそれ・・・)信夫一角とによる三つ巴の紅孔雀の鍵の奪い合い合戦。3人の間で鍵が転々と奪い合われるだけで第一篇終了。「七つの誓い」でも印象的だった吉田義夫が凄い。三条雅也も眉毛のつりあがり度なんかいかにも。大友柳太朗は顔見世程度。終わり方が子供の喧嘩のような鍵の奪い合いをしたままの続きで笑える。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-26 23:30:26) |
10. 新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻
七つの誓い3部作の第3作。3作目でやっと錦之助が髷姿になって時代劇っぽくなる。注目は錦之助と橋蔵が2人だけで話してるシーンが見られること。共演自体少ないので握手までしてる絵はかなりレア。あとは1作目から出てるのに全く存在感なかった月形さんが最期にかっこよく死んで流石ってのを見せてくれました。エンディングはハッピーエンドなんだろうけどコスプレしすぎ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-15 16:10:21) |
11. 新諸国物語 七つの誓い 奴隷船の巻
七つの誓い3部作の第2作。舞台がネパールから日本に移る。前回のオンゴの襲撃でみんな奴隷になってて、船焦がされて日本行くのにはちょっと笑える。中盤で錦之助が馬場みたいな巨人とプロレスしてたりと1作目よりもさらにおかしな展開。千代之介がトップクレジットされてるのに1作目並に出番少ない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-15 16:10:18) |
12. 新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻
七つの誓い3部作の第1作。指輪を持つ姫の元に7人の同士が集まる物語? 中村錦之助がアイドル時代の映画。錦之助がアイドルやってる頃だから大川橋蔵、東千代之介もアイドル。この3人にさらに敵役の山形勲、月形龍之介までいてかなり楽しめる。でも一番目立ってるのはオンゴ様役の吉田義夫。たいていちょっとした小悪党役なのにこの役は衝撃がかなりある。子供が見たらトラウマ(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-15 16:10:15) |
13. 七人の侍
思ったほどでもなかった。これで黒澤映画は2個目だと思うけど、荒々しさがちょっと合わない。3時間以上と長いので何度も見れる感じでもないし。実際一日では見れなかったし・・・。当時でこの迫力は凄いですが。結構記憶に残るのは凄いと思う。 7点(2004-04-30 01:11:08) |
14. 十二人の怒れる男(1957)
やっぱ名作なので安心して見れる。ラストは爽やかな風が吹いた感じ。筋は「12人の優しい日本人」を先に見てたので新鮮さはなかったけど、緊迫感と熱気が伝わる。他人のことを考える、それも命が掛かってるとなると重大だと思った。 8点(2004-04-08 20:11:43) |
15. ジャイアンツ
すごいよかった。Eテイラー、Jディーン共に初めて見ましたが、Eテイラーは作中で言われるほどあまり美しいという感じはなく、むしろ年を取った時の方が綺麗だった印象。Jディーンは有名なだけありとてもかっこよかった。一番よかったのはRハドソン。結婚式での再会のシーン、夫婦で子供を語るシーン、そして殴り合いシーンどれも感動した。なんかすごいかっこいいと思った。時間は長かったが、見てるうちにだんだん引き付けられる感じでよかった。間違いなく名作でした。 9点(2004-02-05 02:26:35) |