21. 女王陛下のお気に入り
《ネタバレ》 毒のある映画ですね、毒のある人たちばかり出てくるし。 こんなブラックコメディな内容だとは想像してなかったです、下ネタ満載ですし。 宮殿の内装も豪華でした、ろうそくの照明が美しい。 そしてあの疑惑とか不信感満載の和音みたいな音楽がいい。 アン女王って教養のある人ではなかったようですね、 太って痛風でヒステリックに叫びその時の気分で発言するとか かなりキョーレツなんですけれども、男たちのカツラと化粧も 今まで観たどの宮廷モノよりも滑稽に感じる。 サラとアビゲイルの女王のお気に入りの座をめぐる壮絶バトルは 陰湿さより爽快さすら感じてしまうという演出がいいですね、楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-18 23:10:44) |
22. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
《ネタバレ》 前作の「アウトロー」がなかなか良かったんで観てみました、トム・クルーズだしね。 あの娘のいる意味がわからん。いなくてもどうにかなったと思うんですけど。 それに悪いんだけど全然かわいくないの。 本当の娘ではないっていうのは最初からわかるし、その部分で何か期待するっていうこともないので 余計に存在の意味がわからないんですよね。 シンプル、オーソドックスなアクションものだけど、トムの疾走は相変わらずかっこいいし、 トム・クルーズの魅力でラストまで飽きずに観られちゃうわけです。 やっぱり大スターと言われる俳優は違いますねー [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-09-30 18:12:00) |
23. シング・ストリート 未来へのうた
《ネタバレ》 観る前は音楽映画というのはわかってたんですが80年代とは知らなかったんです こういう青春映画はいくつになっても好きだなあ。ほろ苦さと滑稽さと微笑ましさが絶妙にミックスしていて観ている間、ずっと顔がほころんでました。しかもオリジナル曲以外は80年代ニューウェーブだし。シンセが多用され音楽の幅も一気に広がった時代だったように思う。 で、ここにもルーシー・ボイントンがいる、個人的にタイミングがよくてなんかうれしい、お父さん役も。 そしてお母さん役はアラン・パーカーの「ザ・コミットメンツ」でバンドのコーラス、後に成功するシンガーやってた人。 なにこれ、うれしすぎる。 面白いキャラが集まってる中、兄のブレンダンがなかなかよいです。「敵じゃないな、フィル・コリンズを聴く男に女は惚れない」に笑った。 兄から教えられるミュージシャンを知るたびに影響されファッションが変わっていくコナー、でもだんだんあか抜けていくんです。ザ・キュアーの時がよく似合ってましたねぇ。 一緒に曲を作るめがねのエイモンがどうにも監督のジョン・カーニーと風貌を似せてるような気がしてしょうがないです。 主演の子はボーカリスト役をやるだけのことはあってルックスもいいし話す声もいい。 何か確固たる信念とかじゃなく、最初はモテたいためにバンド始めるっていうのもリアルでよいです。 大型船の後をついて海を渡る二人を見ながら、80年代前半頃だから今あの二人は50歳前後になってるはず、どうなってるのかなあ、なんて思ってしまいました。 この映画を観てたらしみじみとあの頃に戻りたいなどという願望がよぎってしまった、若かった頃への郷愁ですね。 私にとって愛おしい映画がひとつ増えました、全編に渡って音楽も最高。エンドロールもしっかり観ることをお勧めします。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-16 15:12:22)(良:1票) |
24. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 正直なところ「ボーン・アルティメイタム」で終了の方がよかったかも。 今作はCIA側の方が目立っちゃって、ボーンの描写が薄くなっちゃった気がする。 前3作とはコンセプトがずれちゃってるみたいなね。大好きなシリーズだけにちょっと残念。 しかしながら雑踏の中の追跡、攻防、カーチェイスシーンは緊張感とスピード感があって やっぱり見応えあるのです、ボーンシリーズといったらコレだなあ。 ただ、ベガスの装甲車は派手なだけって感じであんまり好きじゃない。 CIAに復帰?もういい加減、彼を放っておいてほしいわね。 1作目から変わらないエンディングの曲も大好き、あの曲が流れだすとビビビと脇腹あたりがシビれます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-14 16:06:36)(良:1票) |
25. シャッター アイランド
《ネタバレ》 まったく予備知識なし、なんとなくSFぽいのかと思って見始めたけど全然違ってた。 血管切れそうなディカプリオに対して周囲はやけに冷静なのが不自然といえば不自然。 女の患者が急に消えて急に戻ってくるていうのも「は?」て感じでどこらへんを信じていいのか こっちも混乱したんですけれども、洞窟のパトリシア・クラークソン登場でこれはおかしいと確信 だってファンタジー映画じゃないんだから。。。ある意味ファンタジーなんだけど。 受け入れても耐えられない現実に彼は自ら選択したんだろうな。 廃人になってでも苦しみ悲しみから解放されることを。 悲痛なラストでした。 ココ見て「あーやっぱりマックス・フォン・シドー」かぁて思った 「エクソシスト」からずっと白髪の老紳士、この人もスゴイですね。 キャストも映像もさすが一級品、ただ最初から辻褄が合わないと感じるとこが多くて オチに気づいちゃうとこが不満でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-09 14:50:03) |
26. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 やたら豪華なキャストにびっくり、料理のシーンもいいね、美味しそう 話はわかりやすいし軽快で良いです キューバサンドっていわゆるホットプレスサンドなのね ツイッターの使い方もオモシロイ [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-02 19:37:59) |
27. ジャージー・ボーイズ
《ネタバレ》 イーストウッドの作品のすごいところは、作品ごとにそれぞれのコンセプトがしっかりがっちりしていてブレがないのでどんなジャンルでも観ていてイラつきも不安も感じないところです。 本作は映画を頻繁に観ない人でもミュージカルが苦手な人でも楽しめるエンターテイメント、素直に観られる良作だと思う。 古き良き時代のアメリカの夢と栄光と挫折と再生、そして今があるだなあなんて感じました。 思いがけずジョー・ペシの存在が・・・ボブをトミーに紹介したのはジョー・ペシなんですよね? フォー・シーズンズは名前だけは知ってました「君の瞳に恋してる」は80年代にBoys Town Gangのディスコミュージックとして知りました「バイ・バイ・ベイビー」はベイ・シティ・ローラーズの曲だと信じてました。「スリーパーズ」で4人揃った最後の夜に歌っていたのも彼らの曲でした、こういう発見もうれしい。 イーストウッドの作品には「誰この人?」と知らない俳優が多く出演することが度々ありますね、でもみんな結構印象に残るんです「グラントリノ」の神父とか。ハリウッドの俳優の層の厚さにはほんとに驚きます。 「バイ・バイ・ベイビー」がバックに流れただけなのが残念、でもクリストファー・ウォーケンのダンスとキメのポーズで帳消しになりました。楽しい映画を観たあとはほんと気分が良いです。 映画館で観てすぐにもう一回観たいと思えたのはかなり久しぶりです。 [映画館(字幕)] 9点(2014-10-09 23:38:30) |