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21.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
凄いぞ!かっこ良いぞ!ジェラール・ドパルデュー!このシラノのかっこ良さ、それは見た目じゃない。人間は見た目なんかよりも中身が肝心だとばかり言わんかのような凄みのある名演技にひたすら圧倒させられる。自分が見た目は醜くて女性にも優しくされたことなど一度もなかったというこの主人公、そんな男が愛する美しき女性に対する愛情表現の方法に手紙を用いる。しかも自分が愛している女性に対して同じく愛していながらも上手く態度で表せない別の男、しかもそいつは自分とは全く違うタイプの完全な二枚目である。そんな男の手助けの為に手紙を書いたり、男の後ろで見えないようにと愛の言葉を言おうとしたり、なんて奴なんだ。まるで寅さんみたいじゃないか!自分も同じく惚れているのにそれなのにこの男の姿は寅さんのように本当にどこまでもかっこ良い。手紙の秘密に関しても黙っていたなんて普通の男では出来まい。姿形なんかよりももっと人間には大切なものというものがある。そういう人間愛の素晴らしさを見事に描いた映画として忘れらない映画になりそうです。それにしてもフランス映画、フランス人の愛情表現の凄さというものはどの国の人種よりも上手い。そして、どこまでも優しい。この映画は映画に対しても勿論、良いもの撮るんだ。良いものを見せるんだという気持ちと人間に対して優しい気持ちが伝わってくる。改めてフランス映画の凄さと底力を見せ付けられた気がしてならない。
[DVD(字幕)] 9点(2012-09-15 11:07:49)(良:2票)
22.  新選組(1969)
三船敏郎映画出演丁度100本目となる今作を見て改めて思った。三船敏郎は演技で見せる俳優なんかではない。黒澤映画を見ていれば解るがとにかく男臭くて常にギラギラしていて、演技というよりも存在感、眼力で観る者を威圧する圧倒的なそのオーラこそがこの俳優の持ち味であり、大きな魅力であることが解る。今作においてもけして上手いとは言えないが、いや、むしろ下手だがそれを全て許してしまえるほどの圧倒的な存在感、三船敏郎がいるだけで緊張感が漂う。凄いことである。三船敏郎に負けまいとここで出てくる他の俳優陣、特に男優陣のそれぞれの演技力、中でも三國連太郎の上手さはずば抜けており、どの役者をも超えている。この映画の中で三國連太郎が演じている芹沢鴨という男、こういう豪傑な役柄が本当に似合うし、そういう役柄を演じている時の表情がとにかく凄い。「釣りバカ」シリーズでのすーさんしか知らない人がほとんどだとは思うけど、三國連太郎の演技力を眼にすればこの俳優の凄さが知ってもらえるばずである。作品そのものの出来栄えは凄いとは思わないもののとにかく俳優陣が皆、圧倒的な凄みで見せつける。今時、これほどの熱い演技で見せてくれる俳優陣が果たしているか?この二人以外にも小林桂樹と北大路欣也に中村錦之助、田村高廣と男優の演技を見るだけでも観るに値するほどである。三國連太郎と中村錦之助と言うと「宮本武蔵」での共演も印象的であり、この二人がまた共演しているというのも「宮本武蔵」ファンとしては嬉しく思う。男優に比べると女優の存在感はいま一つの中で司葉子が圧倒的な良い。美しさの中に男達を支える優しさを持つ良い女を演じさせるとよく似合う。これを見ちゃうと他の新選組なんてアホらしくて見てらんないぜ!てなっちゃいます。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-14 21:53:54)
23.  女性上位時代 《ネタバレ》 
良いなあ!俺もあのガソリンスタンドで働きたい。てよりあの場にいたい。客の気持ちがよく解る。あの場にいたらまず100%の確率で客と同じ行動をとる。他にも良いなあ!俺もお尻ペンペンされたい。お馬さんごっこしたい。この映画、内容なんてあってないようなもの。だけど良い。明るくエロくて、それに何てたって邦題が最高だ。女性上位時代。素晴らしい時代です。 ところで最近、この手のエロ万歳映画きり見てる気がするけどまあ、良いか! 
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-25 17:26:05)(良:1票)
24.  将軍家光の乱心 激突
う~ん?キャスティングは良い。特に緒形拳はかっこ良いし、千葉真一も流石はアクションスターである。松方弘樹に関してはまずまずだけど、緒形拳と千葉真一ほどではない。時代劇ならではのアクションシーンも満載で楽しめるけど物足りない。全体的に切れが無いと言うか?もっともっと漲るパワーが欲しい。やはり監督の力量なのかな?これだけ良いキャスティングなのになあ!それなりに楽しめたから一応は6点!合格点だけどそれ以上のものとなると欠ける気がする。
[DVD(邦画)] 6点(2012-01-10 21:47:10)
25.  上海特急
マレーネ・デートリッヒという女優は特別に美人というような顔ではない。しかし、見ていると凄く美しく思えてくるから不思議である。大人の女の色気と怪しさに男たちは皆、狂っていく。この映画のマレーネ・デートリッヒにしてもそうである。とにかく美しい上に怪しげな態度で男を魅了する。サスペンス映画としてのワクワク感よりは一人の大人の女の美貌と怪しげな魅力で見せる映画と言って良いぐらい本当にマレーネ・デートリッヒが良い。あの煙草の吸い方、持ち方といい、一人だけの空間になっている時には他の男達の前ではけして見せない恐怖に怯えているような表情といい、その演技力の凄さを見るだけでもこの映画は見て損のない映画になっている。マレーネ・デートリッヒ演じる上海リリーという女性の名前から想像するに山田洋次監督はこの映画が好きなのかもしれない。いや、それ以上にマレーネ・デートリッヒのファンなのか?とも思える。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:22:32)
26.  シムソンズ 《ネタバレ》 
ベタ、思い切りベタである。何のひねりもない。至ってシンプル。この映画の主人公、四人の女の子達の姿は世の中の落ちこぼれと言われている人達、勉強も出来ない。だからと言ってスポーツもけして出来るわけでもなく、ドラえもんの「のび太」みたいな存在、コンプレックスの固まりである彼女達への応援であり、どんな理由であれ、何かに対して目標を持って頑張る姿は観ていて応援したくなるし、応援せずにはいられなくなる。和子と美希との衝突や同じように和子と史江との衝突、そんな間に入って何かしたくても不器用で上手く持っていくことの出来ない菜摘、コーチの過去の出来事、嘘付いてまで勝ちたくなかった為に正直に申し出て負けたという過去を知った彼女達がその後、絶対に嘘は言わないと約束し、衝突しあっていた四人が仲直りするシーンでの最後の嘘(史江の投げた五円玉が表なら続ける。裏ならカーリングを辞める。)はこれで嘘は最後にしようという現れであると感じることが出来るし、エンジェルスとの優勝決定戦で美希が和子に対して「このチームでオリンピックに行きたい。」と言う場面で本当の仲間になれた喜びを四人は感じることも出来た。最後の一投を和子の思うように託した他の三人の仲間意識、試合には負けたけど彼女達は試合で勝つこと以上に幸せな何かを掴んだに違いない。四人揃って観客、最後まで戦った相手チームに対しても精一杯戦った喜びを噛み締めて歓声、拍手に応える姿はこれこそスポーツマンに相応しい。0から始まる物語、たった1点だけどその1点取ることがどんなに嬉しいかよく解る。そういう喜びを味あわせてくれる映画です。
[DVD(邦画)] 8点(2011-12-15 21:40:35)(良:1票)
27.  人生万歳!
すげえなあ!よくしゃべるし、そのしゃべりにしても半端なく、相手に対しても容赦なしの常にマイペースな年寄りが娘というよりも孫でも良いぐらいの若い女の子を自分のペースへと持っていくその持っていき方がとにかく凄い。ここまで口うるさい爺さんなのに嫌な気持ちにならずに普通に楽しめてしまったのはやはりあの爺さんがウディ・アレンじゃなかったからである。ウディ・アレンはとにかくもう監督と脚本に専念してください。この映画が楽しめたのはとにかくウディ・アレン自身が出てなかったからである。大笑いするほどではなかったけど所々で笑える場面もあったりして、ウディ・アレン作品らしい映画だなあ!と思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-19 20:31:04)(良:1票)
28.  至福のとき 《ネタバレ》 
最初、少女ウー・インが出てきた時、あれ?何だか少しパッケージの写真と違うぞ!例えるならAVのパッケージの女優と実際の女優とでは違うみたいな?いや、そんなに沢山、見てるわけではないけれど、そんな感じにしか思えず、ところがあの社長さんに色々とお世話になっていたり、同僚の社員仲間達と触れ合っているうちにどんどんと可愛く見えてくる。チャン・イーモウ監督は相変わらずロリコンである。少女に自分の好みなのか?のような画き方、そして、相変わらず画面全体を支配する色への拘り、赤、赤、そして、赤。人間の繋がり、血というものの色への拘りを感じさせる映像美!少女が最初に世話になる家のデブの母親とその息子、これまたとんでもないデブで親子揃って腹が経つほど性格が悪い。少女が眼の見えないことを良いことに偽のお金を渡す人達も見ていて腹が立つ。登場人物に嫌な奴が沢山いる中での社長さんの優しさ、そんな社長への感謝の気持ちと偽のお金を渡す人達に対しても同じく感謝の気持ちをテープに吹き込む少女の純粋さがこの映画のテーマではないだろうか?
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 20:58:02)(良:1票)
29.  純喫茶磯辺 《ネタバレ》 
こういう喫茶店、何だか今はあるのかなあ?昔はよく見かけたような感じの雰囲気がよく描かれているし、駄目親父、下心丸出しで自分好みの女性をアルバイトとして雇うのも同じ男としてよく解りすぎるぐらいである。だからこそそんな馬鹿親父(宮迫博之)の気持ち、行動が何とも哀れでならないぐらいである。そして、そんな父親を冷めた態度で見ているどこにでもいそうな女子高校生演じる仲里依紗が絶品である。それとは対照的に麻生久美子、もっと良い役を与えてあげたくなる。喫茶店にやってくる客の一人一人の色んな一面、その中でも他の客に毎回のようにマスターと間違えられるミッキー・カーチスが面白かった。見ている分には面白いし、でも何だかちょっと吹っ切れないもどかしさが感じられる。6点ぐらいかなあ!とも思ったけど女優陣、何度も言うけれど特に仲里依紗の可愛さ、彼女の演技、自然体の女子高校生ぶりに1点プラスしたくなってしまったということで7点!
[DVD(邦画)] 7点(2011-10-10 21:46:56)
30.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 
これは思わぬ拾い物を観た。良いもの見せてもらった気がしてならない。どう考えたってお決まりの展開で先が読めるし、こうなるんだろうと思ったらその通りの結末を迎える。しかし、このお決まりの展開も全く気にならないほどこの映画の持つ雰囲気が私は好きで好きで仕方なく、映画って人を幸せにしてくれる。人が幸せな顔をしたり、笑ったりする。それを観てると観ているこっちまでが良い気持ちになってしまう。この映画は正しくそんな映画である。ジュリエットからの手紙とあるようにあの有名な話が下敷きに人生とは?幸せとは?クレアが書いた手紙、その手紙がもたらした幸せ、ソフィーの幸せもクレアが遠回りしながら掴んだように彼女もまた婚約者よりも後から出逢った男を選択する勇気、本当の意味での幸せを掴んだソフィーの笑顔、あのラストシーンでの抱き合う二人を祝福するかのようにやってくる大勢の人達、この映画は色んな人達が幸せになれる。映画という魔法、魔力、美しい映像美、美しい音楽と美しい心を持った人達による自分探しのロードムービーでもある。私が今日見て来た映画館にはどういう訳か男の人きりだったのが不思議である。男の私が観たってここまでこの映画を好きになれるのだ。女の人がこの映画を観れば間違いなく男よりももっと好きになれそうな映画なのに、こういう人が幸せになれるのを観ているだけで自分まで幸せになったような感覚にさられてまう映画が私は好きで仕方ない。あと、二週間ぐらしか上映してないらしいのでもう一度観に行けたら行きたいと思う。最後にこの映画のサントラが欲しい。欲しくて欲しくてたまらない。何故発売してなんだ? お願いだから発売してくれーーーー!
[映画館(字幕)] 9点(2011-08-13 22:12:36)(良:3票)
31.  ジュリア 《ネタバレ》 
よくある女同士の友情もの、お涙頂戴的な感じとは全く違う雰囲気を感じさせる。そこがまずは良い。強引な泣かせモードに持っていこうというような狙いがないのに泣ける。ジュリアのまさかという暗殺、殺されたジュリアとその娘のリリーのことを真剣に考えて行動するヘルマン(ジェーン・フォンダ)の美しい涙、列車に乗り込む場面とその後のスリリングな展開、ジュリアとの回想シーンの挿入も自然的な流れで違和感がなく、観ていて女同士の友情って男同士の友情とは何か違うけど、それも良いなあと思わせてくれる映画である。冒頭とラストが同じボートの上での場面、ここでの美しい夕焼けの空の色が忘れられないほどに心に焼き付いて離れません。ところでこの映画、山田洋次監督は絶対に好きなはずです。ジュリアの娘の名前、リリー、山田洋次ファン、いや、もっと限定的に言えば寅さんファンにとってはリリーて名前を聞くだけでつい、反応してしまいます。女同士の友情にナチスドイツ軍の影、スパイものとしての面白さも見せてくれる映画として秀作の名に相応しい映画だと思いました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-13 21:51:31)(良:2票)
32.  シンシナティ・キッド 《ネタバレ》 
ギャンブルに女は必要ない。女が付いてまわると最後はロクな目に会わないと言っているような映画である。勝負に情けは無用である。イカサマなど無しでも絶対に勝てると自信満々で望んだ最後の対決も女が絡んで敗北するという運命!あのまま札を切る役目を女に代えずにいたら果たしてどうなったか?そう考えさせらてしまう。後半の息詰るポーカーシーン、勝負師としての男と男の対決の緊張感の凄さ、心理合戦の面白さをたっぷりと見せてくれるし、色んな意味で考えさせられる映画として見応えあり!但し、最後はスッキリしない。負けたまま終わりてよりも完全に相手を粉砕して欲しい。最後のあのしつこい少年とのやりとり、敗北した後のスティーヴ・マックイーンの表情はギャンブラーとしての誇りを失ったような寂しさを覚える。例えるなら金杯でスタートして外し、年中外しまくって大損した金をその年のラストの有馬記念で勝って一年分の負けを全て取り返してやろうと意気込んで更にやられたようなそんな感じでしょうか?まあ、なにわともあれ、勝負の世界に油断と情けは禁物てことがこの映画を観るとよく解ると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-11 21:00:40)
33.  ジャイアンツ
「ジャイアンツ」?テキサスなのに「ジャイアンツ」?テキサスなら「レンジャース」だろ!と突っ込み入れたくなる。けど見て納得です。この場合の「ジャイアンツ」とは「ドラえもん」に出てくるジャイアンのようなかっこ良さ、心の大きさ=ジャイアンツ(何故ならロック・ハドソンとジェームズ・ディーンの二人の男のことを言うのである。ジャイアントが二人でジャイアンツなのだろう!)間違っても日本のどこかの球団のアホオーナー、アホ社長ではない。日本が今、ひとつになろうとして協力しようとしている時に問題発言ばかり起こす。こいつらではない。私はこの映画、タイトルからして見ないでいた。毛嫌いしていた。とにかく昔から日本のジャイアンツ(読売)が大嫌いである。ただ一文字「ツ」の字があるだけでジャイアン(剛田武)は好きでもジャイアンツなんか大嫌いである。だから今までずっとどんなに良い。良い映画だ言われても見ないでいたが、エリザベス・テイラーの訃報を聞き、借りてきた。テキサスという壮大なる舞台、日本のジャイアンツとは全く違う温かさを感じさせる映画であり、確かに長いけど見応え十分のドラマになっている。これも偏に主演のロック・ハドソンとそんなロック・ハドソンが一目惚れするのも解る良い女の象徴、エリザベス・テイラーの美しさ、ジェームズ・ディーンのエリザベス・テイラーへの愛を語る時のあの目付き、色んな意味で心に残る映画として、またこれが遺作となってしまったジェームズ・ディーン、もっと長く生きていればエリザベス・テイラーともまだまだ共演していかもしれないのにと思うと泣けてくる。今頃、天国で二人はどんな会話をしているのだろうか?まあ、色々書いたみたけど間違いなくエリサベス・テイラーとジェームズ・ディーンの代表作であることは間違いない。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-27 21:39:57)(良:1票)
34.  ジャスミンの花開く
「初恋のきた道」ですっかりチャン・ツィイーに虜になってしまってる私にはこの映画はただ単にチャン・ツィイーを観る。彼女目的の映画であって、内容などはこの際、どうでも良いのであると思えてしまうぐらいここでもまたチャン・ツィイーがとにかく可愛い。はっきり言ってしまえば映画としての面白さもさほどないし、特別に面白い映画でもないのだが、とにかく色んなチャン・ツィイーの姿がそれも可愛く撮られているのを観て楽しむ。要するにこの映画はチャン・ツィイーの映画であって、チャン・ツィイーファンの為の映画である。だからファンでない人がこの映画を観ても楽しめるのかどうかは疑問であるし、私のようなチャン・ツィイーが好きな人の為にあるような映画である。時にはこういう映画スターを観てその可愛さに酔いしれる映画もあっても良いのではないだろうか?
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-23 21:40:27)(良:1票)
35.  シービスケット 《ネタバレ》 
アメリカンドリームという言葉をこの映画からも感じることが出来る。けして、恵まれた形で産まれてきたわけではない1頭の馬、小さな馬がその小さな身体を物ともせずに頑張って走る姿に、小さなものでも大きなものに勝てるんだということを教えてくれているような気がする。何度も挫折を味わいながらも復活を成し遂げるというのは正にアメリカンドリーム的な映画であり、それはシービスケット同様に騎手のレッドも同じである。骨折からの見事なまでの復活!馬を管理する者、乗る者、その他馬に関わってる人達の全てのドラマとしての夢と希望に満ち溢れた映画として大いに評価したい。単なる競馬の映画ではない。色んなものがこの映画を通して観る者に訴えている素晴らしい映画です。競馬ファンは勿論、そうでない人にも是非、見て欲しい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2011-02-11 17:40:05)(良:2票)
36.  シンデレラ(1950) 《ネタバレ》 
あの黒くて如何にも性格の悪そうな猫と他のネズミたちの攻防の面白さに加えて音楽の素晴らしさ、安心して見ていられるし、子供が観ても楽しめる。大人も楽しめるそんな作品になっている。ここらがディズニーの凄さである。シンデレラの邪魔ばかりするあのクソ婆とその二人の娘には腹が立って仕方ないが、それでも面白いし、カボチャの馬車、馬車に必要なのはの後のネズミには笑ってしまいます。なんでやねん?と突っ込み入れてしまうのは私だけでないはずです。どんな悪事にも負けずに頑張るシンデレラが可哀想であり、また意地らしくて良い。ところであのクソ婆から産まれてきた二人の姉妹、やっぱり親に似て、性格のブスさが顔によく現れている。シンデレラが幸せになれて良かったし、ざまあみろ!クソ婆、クソ姉妹と思いました。
[DVD(吹替)] 8点(2011-01-26 20:50:53)
37.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
何だろう?確かによく出来ているけど、だからといって手放しに絶賛することが出来ないのは扱っているテーマそのものはとても重たいのにその重さを妙に軽く感じさせるのはアメリカという国の文化、国柄なのか?望んで出来た子供じゃないからとそれなら子供の欲しい人達に与えればその人達に喜んでもらえるし、妊娠してしまった本人もその相手もお互いの家族も全て丸く収まる的な考えがどうにもスッキリしない。少女の妊娠、前向きな少女とそれを支える大人達のドラマとしての完成度を含めて色々考えさせられる映画という意味では本当によく出来た映画かもしれないし、それを踏まえた上でもっと考えて行動して欲しい。例えそれが望まれない妊娠によって出来た子供であれ、子供にとっては何の罪もないのである。その罪の無さを本当に思うならどんな状況であっても他人に産まれてきた子供を差し与えるという行動は控えて欲しい。そう願うのが本当の人間の心ではないかと思うとどんなによく出来た映画であっても心からこの映画を愛すという気持ちにはなれない。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-09 22:28:12)(良:1票)
38.  修羅雪姫(1973)
「修羅雪姫」っててっきり「白雪姫」みたいな映画を想像していたらとんでもなかった。何という女の情念、哀しさ、哀れさとでも言うべきか?女の強さ、恐さが故に見ていて何となく増村映画的な雰囲気を漂わせる。血で血を洗う女の恐さ、主演の梶芽衣子の美しさの中に男にはない秘めた思い、正しく雪の女を感じさせる冷たさが見ていて恐く、これほど観る前の想像と大きく違う内容に戸惑いを隠せない。はっきり言ってしまえばストーリーなんてどこ行く風か、あまりにも美しく儚い女の姿に圧倒させられた。けして、面白い映画でもないし、もう一度、見たいとも思わないけど、ここまで血に染まる女の恐さを美しく描き切った映像美はいつまでも心に残りそうなほどとにかく全てが恐ろしいほど美しく哀しい。
[DVD(邦画)] 7点(2011-01-03 22:12:47)
39.  白雪姫
文句無しの名作!下手な実写映画よりも何十倍も面白い。登場する七人の小人たちのキャラクターをはじめとする登場人物の面白さと素晴らしい名曲の数々、これほどの名作が70年以上も前に作られていたことの驚き、どんなに凄い特殊技術が発展しようが、この映画の素晴らしさの前には敵わない。これほどの素晴らしい作品を作って、世界中の人々に笑いと感動を与えてくれているアメリカが今は、何かあれば直ぐに戦争をはじめたりするという悲しさ、映画は人々の心を温かい気持ちでいっぱいにさせてくれる素晴らしい武器であり、娯楽である。この映画を今の人達に観てもらう事で、少しでも平和な世の中、戦争のない世の中になればと思う。アニメという動画ならではの動きの巧みさ、ミュージカル仕立てのファンタジーに満ち溢れた素晴らしき名シーンの数々はどんなに時が経とうがこれから先も絶対に失われることはない。名作の名に相応しいウォールト・ディズニーがこの世に生み出した最高の作品です。文句なしに満点です。
[DVD(字幕)] 10点(2011-01-01 23:24:04)
40.  新・悪名
前回で亡くなってしまった田宮二郎が何と今回ではその弟として再登場となるわけですが、作品全体の雰囲気が前の二つと違って妙に喜劇ぽかったり、それはそれで面白い。ただ私としては前の二つの方が好きです。これはこれで面白いことには変わらないし、勝新も田宮二郎も相変わらずかっこ良過ぎる。そんな中でのあのオカマの男登場による演技は気持ちが悪い。まあ、新しい「悪名」として観れば面白い映画であることは間違いなく、これは勝新ファンは勿論、田宮二郎ファンの為の復活作品でもあるように感じられるし、それを意識して撮った作品であることは見れば誰もが納得するはずであろう!
[DVD(邦画)] 7点(2010-11-21 21:07:00)
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