61. しあわせの隠れ場所
富裕層なら金銭的な援助はできよう、しかし家に住まわせるというのは真の善意でなければできない事だと思う。年頃の女の子もいる中で、リー・アンはもちろんだが、同様にマイケルを受け入れてくれた家族全員の優しさに感動。実はちょっと前に「奇跡体験!アンビリバボー」で放送された再現ドラマを見ていたため、大まかな流れは知っていたのだが、それでも十分に楽しく観る事ができた。S・Jが笑わせてくれたのが大きかったのかも知れないな~。良い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-03 19:35:14)(良:1票) |
62. 17歳の肖像
《ネタバレ》 まず60年代英国の雰囲気が素晴らしい。ストーリーもデイヴィッドの怪しさにつられる形で、結構ドキドキして楽しかった。自叙伝が元だから最悪のケースは排除されるにせよ、ピーター・サースガードはいかにも…な顔してる。また、一流大学を出ても夢を持てない時代だったようで、そう考えるといくらかはジェニーに共感できるし、最後に見せる父親の優しさにもぐっときた。先生とのエピソードも良かったが、簡単にやり直しが出来てしまったのは拍子抜け、そこだけ残念かな。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-01 20:14:08) |
63. 白と黒(1963)
《ネタバレ》 無実の男が死刑になろうとしている…。真相を追う検事と真犯人の苦悩にスポットを当て、見応えある人間ドラマとして成立。近くに電車が通る部屋で落合(小林桂樹)が浜野(仲代達矢)から自白を引き出すシーンは素晴らしかった。その後で、もう一転するが個人的にこれはおまけです。俳優陣はお馴染みの人たちではあるが、豪華だし、とても安心して見ていられる(井川比佐志は若い頃から上手い俳優だったんだな~と感心)。真実を追い求める事よりメンツを気にする検察の上層部(小沢栄太郎がまた上手い)など昔も今も変わらない問題が提起されたりもしている。あえて後味を悪くしちゃう映画もあるけど、この映画のように人の良心を信じられるというのは良いもんだ。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-01-27 21:04:25) |
64. シャーキーズ・マシーン
《ネタバレ》 2時間濃かった。好きな女を守るためなら指の一、二本どうってこと…(痛い!) そんなバート・レイノルズのかっこよさや男臭さもさることながら、さらに凄かったのがヘンリー・シルヴァの人間とは思えないしぶとさだ。これはちょっと笑えるレベルに達している。最後は二人の直接対決になり、その結末にはスカッとすること間違いなし。その直前の会話では逆光にたたずむヘンリー・シルヴァが強いインパクトを残している。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-22 20:02:09)(良:1票) |
65. ジュリア
あ~… あんまりドキドキしなかったんだよな~ 何故だろうか。でも再会場面は良かった。自由な場ではなく、監視の目を気にしなければならない中だったが、二人の目を見ているだけで胸がいっぱいになった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-19 20:02:20) |
66. シャーロック・ホームズ(2009)
以前の作品を殆ど見てないからか、すんなり馴染めたし、面白かった。19世紀末ロンドンの街並みもいい感じ。本来はもっと落ち着いた推理中心なのだろうが、映画だからこそ出来るものもあると思うし、それによって迫力ある映像を楽しめた。建造中のタワーブリッジでバトル! 好きだな~。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-13 21:02:19) |
67. 沈まぬ太陽
《ネタバレ》 原作未読。この映画にJALさんは随分お怒りだったようで、そういう意味で、どこまでが真実なのかは分からないけど、それにしても勉強になった気分。政府出資のフラッグ・キャリアが労組のリーダーを不当に海外に飛ばした上、「詫びを入れれば日本に戻してやる」と卑怯なやり方でいじめるなんて嘘であってほしいが、本当だとしたらよく辞めずに耐え抜いたと思う、家族を犠牲にした面はあるが、妻は夫を支え続け、息子も大人になって理解を示してくれたってことで、まあ良かったんじゃないかな。3時間超でもあまり長いと感じさせなかったのは渡辺謙の力によるところが大きいと思うし、三浦友和も国内映画賞の助演男優賞を多数受賞したのが妥当だと分かった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-07 18:30:58) |
68. 人生に乾杯!
特に文句は無いが、特に褒めるべきところも無い印象。爺さん婆さんのほのぼの感に合わせる形で警察をやや滑稽に描き、全体の雰囲気を統一させたようだ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-04 00:09:15) |
69. 縞模様のパジャマの少年
《ネタバレ》 監督曰く「悲劇を繰り返さないために子供たちに見てほしい映画」だそうで、ホロコーストものでありながら惨い描写はかなり抑えられている、そういう意味では「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」より見やすいのは間違いないが、ラストは大人が見たってショックなわけで、シャワーの意味が分かっている子供はこの映画が心に残り続けるんだろうな~。監督の狙い通りってことで・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-29 18:21:57) |
70. 上意討ち 拝領妻始末
《ネタバレ》 藩の要求はあまりにも身勝手だが、あそこまで圧力をかけられたら普通は耐えられない、それでも伊三郎、与五郎、いちは戦い続けた。筋を通す事や愛を貫く事に命をかける、なかなか出来る事じゃないし本当にかっこよく映った。キャスティングの勝利という面もあるだろう、ただ豪華というだけでなく、はまりっぷりが凄い。すが役の大塚道子さんは正直名前も知らなかったけど、凄まじい迫力でした。天下の三船を尻に敷いているという役柄にも一切無理がない。戦いが始まるまでの間を持たせてた大きな要因のひとつだろう。三島雅夫、山形勲、神山繁、それぞれの個性をいかした見事な配役、当時20代であった加藤剛も良い。そして用心棒から続いた三船、仲代の3度目の決戦、派手ではなかったが静寂の中に独特の緊張感が漂っていた。直前の二人の会話から今回は仲代が勝ち、赤ん坊を育てるシナリオかと思ったが、やはり勝てないのはそれはそれで面白いよな~。 [DVD(邦画)] 10点(2010-10-27 00:05:27) |
71. 市民ケーン
名作中の名作、、でも難しかった~・・・ 2時間がとても長く感じるタイプの映画。オチもよく分からず、今ネットで検索してようやく理解したところです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-14 22:41:47) |
72. シベールの日曜日
「30男が何やってるんだ」とか「なんと末恐ろしい12歳だ」とか、そういう事はあまり考えちゃいけないんですかね・・・。だってピエールは記憶を失ってるだけだし、綺麗な彼女もいるのに、12歳に心奪われちゃなぁ~・・・。シベールが15~16歳だったらリアリティがあったかもしれません。ただまあ、つまらない訳じゃないし、2時間通して全然飽きることはなかった。さらに凝ったカメラワークなど芸術性が高い映画だと感じました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-09 20:05:24) |
73. G.I.ジョー(2009)
CGわんさかでありがたみなんてあったもんじゃないし、ごちゃごちゃしていて美しくない。これがハリウッドデビュー作となったイ・ビョンホンはお世辞抜きに良かったけど、彼はストーム・シャドウを東京育ちの韓国人に設定するよう要求したそうで、どうしていちいち癇に障るような事をしてくるんだろうという思いはある。英語力、知名度に加えて、ムキムキの肉体美となると同年代の日本人俳優の中から探し出すのは難しかったと思うので、イ・ビョンホンの起用自体に不満はないけど、役の設定まで変えてしまうことはないと思います。日本人として決して良い気はしない。また続編ありきの作りになっているが、次への期待よりも、消化不良感が強く残った。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-09-02 19:36:49) |
74. 重力ピエロ
《ネタバレ》 ふむふむ、なるほどね。原作は未読だけど、同じ伊坂幸太郎原作の映画「アヒルと鴨・・・」同様、よく練られていると思った。春のこれまでの人生を考えると、どれだけ思い悩んだかしれない。偉人の言葉に詳しいのはそれらに救いを求めた時期があるから。火によって浄化するというのは、宗教にも手を伸ばした事を感じさせる。子供の頃から「なぜ父親に似ていない?」「なぜ自分だけ絵が上手い?」「レイプって何だ?」と引っかかっていて、真実を知った後は自分の存在そのものについて悩み続けた。絵に描いたようなイケメンだけど、たまに心の闇を感じさせる表情を見せる春。加瀬亮、小日向文世の安定感もさることながら、岡田将生がとても光った一本。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-08-06 19:05:50)(良:1票) |
75. 自転車泥棒
シーツまで売ってお金を作り、何とか購入した自転車を盗まれ、このままでは職を失ってしまうアントニオ。そりゃ気持ちは分かるけど、アントニオの行動はやりすぎだな。しかしラストシーンは本当に良かった。これを演じているのがどちらも素人だというのだから驚き。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-26 18:06:14) |
76. シークレット・サンシャイン
念のため言っておくと、自分はキリスト教徒ではない。あえて言うなら仏教徒だろうが、細かい事はよく分からない。その上でこの映画の分岐点は犯人との面会です。確か「懺悔したら神に許された」みたいな事を晴れやかな顔で言ってくるんですよね… これがどうもリアルに感じられなかった。キリスト教ってそういうものだろうか? いや、宗教に関係なく改心したのならあれほどクールでいられるはずがない。誘拐殺人ですよ? 重罪も重罪。息子を殺してもまだ足りず、さらに苦しめようとしているなら話は別だが。この神を憎むようになるきっかけ自体に納得できなかったから、それから先の話は一歩引いたところから見ていたかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-05 10:06:55) |
77. 13日の金曜日(2009)
旧作は幼少期のぼんやりとした思い出程度なので、新鮮に見ることが出来て、それなりに怖かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-16 16:47:27) |
78. 情婦
どんでん返しは練られてて良かったけど、そのアイデアだけ頂いて、感動的な話に作り変える事もできそうだ。要するに多少不満はあるってことです。よって7点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-23 18:51:35) |
79. 七人の侍
200分以上ながら、だれることなく一気に最後まで見ることが出来た。久蔵のかっこよさは異常。 [DVD(邦画)] 10点(2010-02-27 10:46:52) |
80. 渋谷区円山町
110分の中に2話って事で、どうも簡単に終わった感じがするなぁ…。 [DVD(邦画)] 4点(2010-02-25 21:21:16) |