1. 死刑執行人もまた死す
第二次世界大戦中にも関わらず、凄い映画作ったもんだなぁ。ナチスの恐怖を最初から最後まで衰えることなく表現し、最初と最後に出てくるヒトラーの肖像画からすさまじい権力の力を感じた。フリッツ・ラングのナチスに対する考えっていうのが如何なく発揮されてモノクロが怖い。ゲシュタポに振り回されまくり、ゲシュタポの力によって全てのを握られてる行動が後半に繋がってくんでしょうねぇ。The End前の衝撃の報告には身ぶるをしてしまった。あぁ、これもやっぱり仕組まれてなんだなぁ・・。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-21 11:29:51) |
2. 七月のクリスマス
《ネタバレ》 こう言っちゃうのもあれですが出てくる人、結構アホだったりクソ正直だったり。もちろん時代が時代なんで今見ると都合よすぎてつまらないという人がいそうですがそれがこの映画のいいところ、バカバカしいなぁとツッコミながら見ると凄い面白いんですよね。ちょいとオーバーぎみな演技もそうだけど何十万通もの応募があったコンテストの結果発表が気になりすぎて仕事が手につかない上に事あるごとに愛を確かめ合う主人公だったりバカ従業員のお陰でイライラしっぱなしのコーヒー会社の社長はほんといいキャラしてました。運に振り回されながらもオチななかなか皮肉というか痛快な感じがしましたがその時の社長の怒りっぷりが一番痛快でしたね。 [DVD(字幕)] 8点(2014-11-16 00:19:15) |
3. 上海から来た女
影と鏡の使い方はほんと上手いですよね。たまに影で登場人物の顔を隠して感情を見せないし、クライマックスなんかは鏡を最大限に利用しさらに音の効果そのシーンをかなり誇張してるように思えます。いろんな映画にパロられる意味がわかるなこりゃ。やっぱ重要なシーンは正面から映さずに上から見下ろすように映してる。ウェルズ映画を見ると勉強になるなぁ~。「オセロ」を何十回も見たから久しぶりに髭の生えてない、ウェルズの素顔を見たような気が・・・。 8点(2005-02-10 17:22:28) |
4. 紳士協定
《ネタバレ》 無宗教な人が多い日本人にとって宗教映画を見せて理解せぇと言っても無理なんだよねぇ実際は。グレゴリー・ペックの演技はいいんだけどもユダヤのことについてはあんまり知らないので真剣にのめり込むということが出来ませんでした。アメリカにもユダヤ差別があったんだぁという驚きと社内の仲のいい人がユダヤ人だと知ると避けたくなる風景はちょっと都合よするような・・感じです。テーマが重いだけに内容がついていってないように思えます。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-24 10:45:16) |
5. 自転車泥棒
オヤジの運の悪さ、ほんと見てるだけで可哀想。自転車があれば普通の暮らしができて、なければホームレス同然の生活が待っているこの差っていうのはいわゆる「天国と地獄」。考えるだけでも怖い。チャップリンの「キッド」の本当の親子バージョンみたいな感じだけどオヤジのちょっとした自己中っぷりには耐えられない気分だった。全編にわたって暗いんですが、戦後のローマの貧富の差が痛いほどよく分かるので歴史を知るにはいい内容だったかと思います。救いようがないラストのその後、アントニオ率いる家族がどーなったか、、すっごい気になる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-29 10:56:25) |
6. 市民ケーン
ん~・・・。映画史上最高傑作ということで見てみたけど、なんか・・・・・イマイチだったなぁ~。ところどころ映像が暗くてよく分からなかった。もう少し大人になったらまた見ようかな。その時にはこの映画の素晴らしさが分かるかも。 5点(2003-02-16 12:21:10) |