1. Gガール/破壊的な彼女
3年前のスマステーションの月イチゴローの『キル・ビルVol.2』の批評で、ゴローちゃんのコメント「これはユマ・サーマンを見るための映画なんですね」違いますよぉゴローちゃん!本当にユマを見る映画はこれですってば!内容に関してはまさに暇つぶしですが、退屈はしなかったし特にケチをつける部分も無かったのでこの点を。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-02 19:03:33) |
2. シン・シティ
陰鬱でダークな世界観、クールなヒーロー、過激なバイオレンス、映像美、復讐、無償の愛、自己犠牲、二丁拳銃、日本刀。これだけの要素が揃ったこの映画がそもそも俺の嫌いな映画になるはずがありません。まず基本的にこれは男の映画です。この映画では男が全てです。男が何かに燃え、男が何かを倒し、男が何かを守り、男が最後に勝利と幸福を手に入れる。出てくる女性たちはそんな男たちを引き立てているに過ぎません。ハーティガン、ドワイト、マーヴという世界で最もカッコいい男たちの存在がそれを象徴しているのです。あの3人が放っていた独特のダークさと美しさは、決して女性に出すことは不可能でしょう。その証拠に劇中の女性キャラの中で、彼らを超越する魅力を放っていたキャラは一人もいませんでした。一番人気のミホも、二番人気のナンシーも、個人的に女性キャラの中で一番好きなゲイルも、ベッキーも、ルシールも、オールド・タウンの娼婦たちも、彼ら3人に勝るオーラを醸し出していたシーンなど一瞬、いや一コマたりともありませんでした。この映画には、男にしか分からない美学があって、男にしか分からない暴力があって、男にしか分からないカタルシスがある。だからさっきも書いた通り、これは男の映画なのです。「男は黙ってついてこい、女もそんな美学を知りたい奴はついてこい、ただし置いて行かれても後は自分で何とかしな」と、これはそういう映画です。この映画はガキの俺にそんな男の美学と格好良さと誇りを叩きつけてくれた心の底からカッコいいと思える作品でした。何でも最近は科学で、女性だけで子供が産めるなんて技術が開発されているらしくて男性の存在価値は世の中から消えるのか?と噂されておりますが(ま、そんな技術を開発した科学者がいたら映画の中のケビンみたいにブッ殺してやるけどね、あは★)いやいやとんでもない、男の存在価値というものは、こういう映画が存在している限り決して世の中から消えたりはしません。"Sin City"とは、決してただの暴力的なだけの物語ではない。これは男が作った、男にしか作れない、男による男のための究極の男ファンタジーだ。うーん、カッコいい!!! [映画館(字幕)] 10点(2005-10-16 21:52:34) |
3. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 ここ最近の邦画アクション映画は、いつの間にか製作者ドモの自己満足に走りまくるような作品が多かった中(その代表作が『デビ●マン』)本作だけは見事にエンターテインメントに徹していたように思いました。(おそらく意識していると思われる)中国映画には残念ながら叶わないものの、このレベルならハリウッド映画となら張り合えるのでは?ダイナミックなアクションシーンと見る者を釘付けにさせる切ないラブストーリー、どれを取っても今までの邦画とは一線を画していると思います。アクションシーンに関しては、さっきも書きましたがやはり今までの邦画アクションとは比べ物にならない程の迫力&カッコよさを感じました。そして何よりラブストーリーが本当に素晴らしかったと思いました。愛する人の願いを叶える為にあんな自己犠牲を・・。素晴らしい。エンドロールのあゆの主題歌では切なさと余韻にトドメを刺され、不覚にも泣いてしまいました。キャストは主演の二人以上に、椎名結平と坂口拓が本当にカッコ良かったと思う(それだけに彼らがあまりにもあっさり死んだ&あっけない死に方をしたのが本当に残念・・・。)ただラブストーリーが素晴らしかったせいか、どうしてもアクションシーンの存在感が霞んでいた様に思えましたね。俺は丁度良いバランスが取れたエンターテインメントを期待していただけに残念でした。それからさっきも書いたのですが、やはり本場中国映画には叶いませんでしたね。ただ日本映画も本作を機に更なるレベルアップに挑戦し、次回作では中国映画とでも張り合えるような作品を是非とも製作して欲しいと思います。点数はその期待も含めて甘めに8点といたしましょう。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-17 21:56:10) |
4. ショーガール
《ネタバレ》 実はこの映画、2年前くらいに深夜放送していたのを録画した事があるんすよ。ところが当時はまだナイ~ぶでせ~じつだった私は、この映画がR指定だった事を知ったとたんに罪悪感を感じて消してしまったのです(って真面目すぎじゃあヴォケッ!)しかし今やR指定だろうが何だろうが罪悪感などカケラも無くなり、R指定だという事を少し忘れていた事もあってTSU○AYAを2軒も回ってやっとこの作品をレンタルしました。それで、見た後の感想ですが。これって、バーホーベン流の演出が一番よく現れてる映画じゃあないのかなあ。彼の皮肉的な表現が好きな方なら、きっとこの映画は好きになれるはずですよ。要は、劇中に出てくる日本人客のセリフ「アメリカ人ってのはスケベで困るねェ~」からも分かる通り、「アメリカ人はこんな卑猥なものを楽しみたがるつまらん奴らだ」って事だと思うんですよ。舞台をショービジネス、いわばストリップにする事によって、「アメリカの野郎どもちゅうのは、こんなドス黒くてつまらんもんに高い金払って、夢中になりながら酒飲んでヘラヘラ楽しんどるんや。女も女で、こんなつまらんもんに出たがって、つまらんもんの中でトップになる為にわざわざ争っとんやで。どや、アメリカってのは変な国やろ」って彼に言われている様で、俺は仕方が無かった。それがアメリカの反感を買い、結果的にラジー作品賞に輝いてしまった訳ですが、バーホーベン自身はそういうメッセージがきちんと伝わった事を悟り、笑顔でトロフィーを取りに行った・・。という事ではないのでしょうか。そういう皮肉的な表現の他にも、皆さんの言うとおりG・ガーションは格好いいし、E・バークレーやK・マクラクランも皆さんが言うほど悪くない。エロ版「シカゴ」、一人の女の立派なサクセスストーリーって感じで、俺は楽しませていただきました。 8点(2004-09-01 23:36:18)(良:1票) |
5. 情婦
あの、こういう古い感じのモノクロ映画って、俺と同じ年代の人たちにとっては何か敬遠って言うか「ダッサ~~~イ!」みたいなイメージがあると思うんですね(え?違う?あっそ)俺も正直言ってモノクロ映画をダサいだとかは思ってないけれど、どうも自分から見るっていうのは気が乗れなくて、高評価である本作に対しても見る前はあんまし期待していませんでした。しかぁし!!(決めセリフ)凄いよ!面白かったよ!まさに高評価も納得の傑作でした!とにかく、あの練って練って練り尽くして一瞬も飽きる暇のない脚本!法廷のシーンは緊張感溢れる従来の法廷ミステリータッチで押して押して押しまくる!!さらには普段の映画ならば退屈してしまう序盤の展開でも、チャールズ・ロートン演じる弁護士と看護婦のコミカルタッチなやりとりで押しまくる!最高ですね。もちろんキャストに関してもチャールズ・ロートンやマレーネ・ディートリッヒなど完璧。【ともとも】さんの言うとおり、本作はまさに永遠の名作の名に相応しい作品であると言えるでしょう!10点じゃないのは、ラストのどんでん返しのインパクトが、「ワイルドシングス」や「レインディア・ゲーム」を見た俺にとっては少しだけ欠落していた感じがしたから。どうせなら、もっと看護婦とか下働きとか巻き込んで、大掛かりにどんでん返しして欲しかったなあ(ってそれじゃあ大げさになっちゃうよね・・・。)でも名作! 9点(2004-08-31 20:56:22) |
6. 死ぬまでにしたい10のこと
よく行くビデオ屋(レビュー読んでくれてる方は知ってます・・よね?)で「3泊4日」の貸出期間になっていた本作。旧作なのに、何で7泊8日じゃないの?と思い横の説明を見ると「より多くのお客様にご覧になって頂けます様」との事。なるほど、見終わってみると、誰もが一度は見てみてもいいんじゃないかな、そう思う映画でした。この映画で学ぶ事が出来るのはふたつ。「愛」そして「生」である。アンが最期の時に思い描いたのは、これまでの人生や、辛かった経験などではなく、やはり愛する家族の事だったのでは無かったのでしょうか。アンが家族に対し「早く自分の事は忘れて欲しい」と願ったのは、きっと夫、そして何よりも愛する二人の娘たちに、永遠の幸せを味わって欲しかったからなのだろう。そう、本当に「愛する」という事は、ただ結婚しているという事だけでは無く、ただベタベタ一緒にいるだけでも無い。お互いの幸せを、心から願い続けるという事なのだ。本当に「生きていて幸せ」というのは、自分の思うがままに行動する事では無く、ただ名誉を手に入れる事でも無い。愛する人と、自分が生きている限り幸せになれるという事なのだ。今、自分と同じ青少年たちが自らの命を自ら絶つという、悲しい事件が増加し続けている。そんな今だからこそ、是非ともこの映画を見て、生きる事の尊さを学び取って欲しい。 8点(2004-07-29 23:03:05) |
7. 少林サッカー
あっはっはっはっは!!おバカ監督が、おバカなキャストとおバカなスタッフを集めて作った、史上最強のバカ映画!!こういう感じの映画って『チャリエン』と言いこれと言い、やっぱりかなり好き嫌い分かれるんだろうな。無論、私はバカ映画は好きなので(下ネタは例外!)全く飽きずに、とことん楽しませて頂きました。ホント、これ見ている時は昼食も手につかなかったもんね。ただ、そんなに何回も見ようとか、DVD購入しようとか、そこまで思わないかなあ。という訳でまあ7点が妥当かと。 7点(2004-04-25 19:55:05) |
8. ジュマンジ
一番最初にこの映画を見たときは(小学校1年生!)もうそりゃあ兄と二人で大爆笑で、今見たら何もおかしくないシーンでも大笑いしてました。そんで、6年振りに改めて見てみたら、爆笑しなかったけど(当たり前)楽しめましたね。ロビン・ウィリアムスはやっぱりこういう役がよく似合うと思う。”ゲームに書かれた事が、現実に”なんて、非現実が過ぎんだよ!なんて言われそうだけども、もともと映画なんて非現実のかたまりで出来た映像みたいなもので、現実味がありすぎる映画なんて、豪華キャストで作った再現VTRに過ぎないんですから。中身の方も良いけれど、やっぱり決め手はキルスティン・ダンスト!!『インタビュー・ウィズ・バンパイア』の時は何とも思わなかったけど、この映画ではう~~~~ん良いじゃん可愛いじゃん美人じゃん!!つーか、ちょっとタイプです(今はともかく・・・。汗)点数・・・・・・映画8点・・。だけどテレビ朝日のお陰でどうも違和感が残ったから7点+キルスティン・ダンスト1点=8点です。 8点(2004-04-07 22:52:18) |
9. ショーシャンクの空に
本当に申し訳ないのですが、皆さんがおっしゃる程感動出来ませんでした。脚本だって良いし、それなりに面白かったのは確かなんだけど、やっぱり【泣けない】んですよ。そもそも皆さん、ラストでアンディが脱出し、雨を浴びるシーンに凄く感動したという意見が多いですが、あの刑務所がアンディにとってそこまで息苦しい場所だったとは思えないです。どうせなら、もっと看守とか所長によってバンバン虐待されて、それで何十年間も囚人から犯され続けて、そういう風な過激なシーンをもっと増やしたら・・・・。ってそれじゃあ映画の質を落としてしまうかもしれないですね。好きな方、本当にごめんなさい。 7点(2004-02-19 22:09:08) |
10. ジム・キャリーのエースにおまかせ
《ネタバレ》 これを見る直前に見た前作がそれ程でも無かったので期待しないで見たら(本当に!)意外や意外の、意外!すごく面白かったです。まず冒頭から面白い!アライグマ(なのか?)を救出しに崖を登るシーン→アライグマを崖下に落としてしまうシーンまで、とことん「クリフハンガー」のパロディです。さらにその後はチベットで修行してるなんてところもまたパロディ!そして野菜を目、口、鼻に突っ込んだり(良い子はマネしない事ね)気絶させたジジイを肩にのせて暴走したりと前作より格段にパワーアップしたジムらしいパフォーマンス、最高です!(映写機でオフザケするシーンではドリンク吹きました)ユニークな周りのアフリカ人たちもまた面白い。とにかく評判が良くないみたいですが、脚本も良いバランスが取れていてコメディ映画としての完成度はかなり高いでしょうね。点数・・・・・「3」を作るなら私は是非是非この路線で行って欲しいと思います。点数?8点!{追伸}エースベンチュラのアニメってちょっと見てみたいですね。CD-ROM限定とか言わずにビデオ化して欲しいもんです。 8点(2004-01-19 21:02:26) |
11. シザーハンズ
《ネタバレ》 いい映画でしたが、ラストでウィノナの彼氏が殺されるのは本当に気に入りません。ファンタジー映画→心温まる作品→つまり平和→決して殺人が起きてはいけない環境。感動系の映画とはこうあるべきである。なのにラストで思いっきり人を殺して、「平和」の二文字をブチ壊し、ファンタジー映画のモットーを真っ向から否定している。それが考えさせられる死なら非常に結構。しかし、ラストの彼氏が死ぬシーンは、確実に「考えさせられる死」ではない。悪役だからと言って、こういう映画で簡単に殺さないで欲しい。やっぱり私は、最初からラストまでその世界全体が平和で、争いも殺しも無い感動、ファンタジー映画が好きです。 6点(2003-12-24 18:59:54) |
12. JM
キアヌ&たけしの共演のみ評価しよう。 6点(2003-11-02 18:42:31) |
13. シュレック
だいぶ前、マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアスという、豪華な声優陣だったので見ましたが、なかなかいい映画でした。エディは相変わらずの元気な声だし、キャメロンもいつも聞くような声だったけど、マイク・マイヤーズはちょっとしゃがれ声で正直驚きました。ストーリーに関してはやっぱり子供向けのCGアニメだけあってありきたりな感じです。点数は・・7点くらいかな? 7点(2003-11-01 18:43:29) |
14. シックス・デイ
あの、この映画が制作費をかけまくったのって、結局はクローンがどうだこうだという部分とか、ラストだけやん。肝心のアクションはB級どころかC級で、いい年こいたジジイが駐輪場でバッキュンバッキュン言いながら迷惑なサバイバルゲームしてるくらいにしか見えなかった。ただ結末とかストーリーは良かったかな。 5点(2003-06-17 22:00:25) |
15. シカゴ(2002)
今日見てきました。見る前は期待しまくって「この映画見に行けるなら何でもするさ!」と思っていました。で、念願叶ってやっと見てみると、期待ほどではなかったですがなかなか面白かったです。まず印象に残っているシーンは・・・。①キャサリン達6人?の女囚人が「自業自得よ あいつに天罰が下っただけ」と歌っているシーン 結構にぎやかでいい感じでした。それに劇場で見ると音響効果もあってか迫力がありました。②ストーリー ありきたりの娯楽映画のストーリーにしか慣れていなかった私にはこんな感じのストーリーは珍しいです。ただおすぎさんが誉めていた「オール・ザット・ジャズ」のシーンはそれ程いいとは思いませんでした。得点はストーリー5点+音楽2点で、7点です。 7点(2003-05-17 14:38:23) |
16. ジングル・オール・ザ・ウェイ
フィギュア一つのために命をかけるカリフォルニア州知事の姿をたっぷりご堪能あれ!!(笑) 8点(2003-04-05 20:01:32)(笑:1票) |
17. ジャック・サマースビー
脚本は×だけど、ジョディ・ファンにはたまらない映画。あの三つ編みは・・・マジで綺麗だっ!ヤバイ!惚れそうだよぉ!!(笑)だから本作のタイトルは「ジャック・サマースビー」でなくて「ジョディ・サマースビー」に改題します、勝手に。 5点(2003-04-02 19:53:35) |