1. ショーシャンクの空に
「ほら泣いてみろ」といって泣かせる類いの映画でないことは認めますよ。型にはめて作者=演出家の手のなかで、視聴者を泳がせるってのは、最悪の人権侵害だと思うからです。良質の映画の多くは、ある程度の自由度があって、だけどストーリーや演出が破綻しないギリギリのところで踏ん張る行為そのものですもん。しかし、本作は、せいぜい普通の心温まる映画。脱獄犯のティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの男の友情以外には、記憶に残らないです。いわゆる「いい映画」だとは思いますし、ケチつける気はないけれど、何回も見たいほどのものではない。 7点(2004-04-11 14:24:43) |
2. 新・黄金の七人=7×7
《ネタバレ》 みなさんご指摘のとおり。「黄金の七人」シリーズではもっとも面白い。昼間のTX系でOAしてそうな、ゆるい雰囲気は一貫してそのままに、ストーリ性と人間描写は一番斬新。ハーフタイムと「延長時間」入れても2時間そこそこのサッカーの試合で、こんなことできるわけないんだけど、そこはご愛嬌。DVDもって何度も見直したい逸品ですね。 9点(2004-03-15 00:08:06) |
3. ジャッキー・ブラウン
あいかわらず、サミュエル・ジャクソンがよい。彼が一番輝くのは、タランティーノ作品のなかである。ただ「パルプ・フィクション」にはかなわない。 9点(2003-10-01 00:57:48) |
4. 12人の優しい日本人
面白い。クロレッツのCMに出てくる男の人がなかなかよい。舞台で見れば抱腹絶倒、映画で見ても幸せな時間を過ごせること疑いなし。 8点(2003-08-09 18:35:43) |
5. 七人の侍
これは10点をあげるしかないです。もちろん三船敏郎や志村喬などの主役陣もよいが、左卜全がよいのだな。こんな素晴らしい着想と素晴らしいキャスティングの映画が日本でできたのは、民族の誇りでしょう。後年「荒野の七人」なんて、翻訳権を買い取ってユル・ブリンナーがつくった映画が発表されたけど、本家には遠く及ばず。。。 10点(2003-07-09 18:35:51) |
6. 17歳のカルテ
安かったので、DVD買ってしまいました。失敗しました。どこかの消費者金融のCM(チワワで有名)のセリフじゃないですが、「レンタルでじゅうぶん!」 4点(2003-07-09 18:25:08) |
7. シャイニング(1980)
これは点数つけるの難しいですね。ポランスキーの「テナント」みたいに「二度と見たくない」ってな映画じゃないが、何度も繰りかえして見たくなる映画でもなく、後世に残る作品であることは間違いないが、評価が難しいところ。スティーブン・キングは激怒したらしいが、なにが不満なのかよくわからん。結果として7点という中途半端な点数をつけてしまったが、ある意味で10点といえば10点。 7点(2003-06-23 23:53:27) |
8. 知りすぎていた男
昔、モロッコのマラケシュに行ったとき、この映画思い出して旅しました。まきこまれ型作品でも「北北西~」と並んでの代表作だし舞台設定は最高なのだが、ひねりが薄くマイナス1点。傑作であることは間違いないが。 9点(2003-06-23 23:23:28) |
9. 小説家を見つけたら
これよかったけどなあ。ジャマール役の少年うまかったじゃないですか。レイシズムの問題とか感じなかったし、この手の映画でよくあるスノビッシュな空気もなく、純粋に楽しめました。感動もしなかったし、ほのぼのしたわけでもないが、ふつうにいい映画だと思うけどなあ。 7点(2003-06-23 23:12:00) |
10. シャレード(1963)
ケーリー・グラントもいいけど、ジェームズ・コバーンが殺し屋のいい味出してます。「大脱走」のコバーンよりも、ずっと好き。ドーネン監督の、おしゃれなヒッチコック風作品。良品と言えるでしょう。 9点(2003-06-03 23:27:46) |
11. 情婦
クリスティ原作の映画のなかではダントツですね。ビリーワイルダーの脚本、チャールズ・ロートンをはじめとしたキャスティングの妙。大好きな映画の1本です。 10点(2003-06-03 23:03:25) |