1. 真実の行方
途中でオチが読めてしまったので、なんとなく損した気分に。法廷モノとして見ても検察と弁護側で火を噴くような闘いがあるわけでもなく、思わせぶりな複線は結局関係なかったりと若干消化不良気味。映画全編に漂ううわっついた感じは、銀髪で常にシニカルな絵美を浮かべるリチャード・ギアの演技せいかなーなどと思ってしまった。じゃあ黒髪でニヒルな笑みを浮かべる役者がやれば良かったのかと言われると、「真実の行方」じゃなくて「沈黙の真実」になるのでいかにもマズイ。それはそれで見てみたいけれども。 [DVD(字幕)] 6点(2009-08-25 06:43:29) |
2. シン・シティ
この映画の見所は、オープニングのフランク・ミラーの絵の使い方。これに尽きる。あまりにもカッコイイ見せ方に脱帽土下座。映像美・センス・構成・音楽、全てにおいて100点満点。ケチのつけどころがほとんど見当たらない。ただ、残念ながら冗長な残酷シーンが多すぎる。途中で欠伸が出ます。殺すならスマートに殺せ。首を刈るならさっさと刈れ。とまあ、ちょと余計なオマケが多かったなあというのが唯一残念。それにしても面白く、かつトンデモないほどのセンスに溢れた映画だと思う。Sin Cityの信者になりたいと思うほど若くもないオッサンですけど、これを作り上げた恐ろしいほどのこだわりと職人芸を見せてくれた全スタッフの信者にはなりたいですね(笑) つかそのセンスを俺にくれ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-18 19:52:54) |
3. シュレック
どうせ子供向けアニメでしょ?と思って観たら、あにはからんや相当面白い。笑いどころが面白いし、黒いユーモアが満載で終始「次の笑いどころはどこだ?」と楽しみながら観れました。それとこの映画、何気にコンポーザーが相当豪華です。あまりにも音楽が良かったんでビックリしました。もったいなさ過ぎない? 8点(2004-11-19 11:30:06) |
4. 少林サッカー
面白すぎ(笑) 監督の演技が秀逸だね~。こういうバカバカしさは無条件に好き。 7点(2003-12-11 01:06:03) |
5. JFK
まあしかし豪華な出演陣だ。今撮ったらギャランティーだけで小国の国家予算になるのではなかろうか。内容としてはギャリソンが追ってきた事実をそのまま描写しているという、ある意味原作勝ちの一本であるが、法廷モノとしての描写完成度も高いし、俳優陣の凄さも相まって最後まで飽きずに見れた。個人的にはサザーランドの存在感に10点つけたいところだ。ちなみに現実のギャリソンが最高裁判事(?)みたいな役で出てるので、まだ見てない人はJFK死体検分時の顔ぶれに注視してみよう。 9点(2003-09-17 08:37:25) |
6. シンドラーのリスト
ニーソンの演技が今ひとつというかふたつというか。原作を超えられなかったいい例の映画として残るかも。ただやはり細部にこだわった映像と描写、見せる雰囲気などは芸術大作として不動のものと言えるかもしれない。原作を読んでいなかったら9点つけるところだったが、ニーソンとラストに-2点。 7点(2003-09-17 08:28:31) |
7. ジャンヌ・ダルク(1999)
戦闘シーンと美術のリアルさに拍手。音楽の使い方も比肩する映画をあまり思い出せないほど秀逸。史実におけるジャンヌという人物を徹底的に現実として描いた意欲作として高評価。日本という特殊な宗教文化を持った国で育てば宗教の位置付けや意味などはあまりわからないだろうが、知識として補間できれば二度目には細かな描写の徹底ぶりに圧倒されるハズ。娯楽を追及せず作品を追求した典型的「芸術大作」である。9点をつけたいところだが、ミラのところ構わない電波演技がムカつくので-1点。そろそろ演技の機微を知れ。 8点(2003-09-16 18:13:28)(良:1票) |
8. ショーシャンクの空に
観なきゃ損と胸を張って人に言える稀有な作品かな。物語展開、映像、オチ、どれを取っても一級品中の一級品。ロビンスの渇いた演技とフリーマンの湿っぽい演技のコントラストも見事の一言。惜しむらくは、もう少し生の音を聞かせて欲しかったなぁと。音楽が邪魔に感じるシーンが結構あった。 9点(2003-09-06 17:19:55) |
9. 七年目の浮気
一度は観ておく映画かなーという気がしないでもない。モンローの魅力を知るにはこの映画が一番かとも思う。 7点(2003-09-06 17:04:23) |