1. 獣兵衛忍風帖
ふと気づいたらアマゾンプライムで配信されてました 懐かしい… 日本では無名だけど海外では有名な作品として有名ですよね(それって有名なのか無名なのか) まさかのトマトかよ! 分身意味ねえだろ!斬られてんじゃん! 口だけかよ! ちょろすぎるだろ! …と突っ込んでいるうちにサクサク話が進みます 強そうにしてる敵が意外とちょろいし、一見強そうな主人公はかなり弱い 結局登場キャラクターは強そうに見えてもみな弱い なかなか斬新です エロという声も聞きますが、基本的にしゃくれて顔の濃いキャラクタにエロを感じる事ができる人限定です 時間も短いし意外と飽きずに最後まで鑑賞できますから観て損はないでしょう 得もしないと思いますが… [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-10 12:44:49) |
2. シン・仮面ライダー
《ネタバレ》 映画の途中で「あーなるほど…そっちに振ったのね!」とずっと思いながら観てました。 テレビでやってた仮面ライダーって、タイトルが「仮面ライダー」なのに、実は全然「仮面」が重要じゃないし「ライダー」要素も薄いじゃないですか。 タイトルが「仮面ライダー」なのに、仮面もライダーもわりとどうでもいいっていう。 で、この映画では、ないがしろにされていた「仮面」要素を超重要視。なんなら仮面さえあればいいっていう。ていうか仮面に操られているっていう。仮面の中で人は生きていけるっていう。もうそれくらい仮面が重要な役どころになっています。 で、ライダー要素の方も、やたら「もともとライダーだし奴もライダーだったし」みたいな事を劇中で連呼するし、サイクロン号が超強いし、もうめっちゃライダー。 という事でまさに「仮面ライダー」というタイトルの「仮面」と「ライダー」を重視した内容にしたんだな、と。 あと個人的に意外だったのが、柄本佑が絶妙に「らしい」事。 なんというか役柄的に本当に「ちょうどいい」。 彼がこんなにこの役にハマるとは…そう思いながら観てました。 と、いろいろ感想を書いておいてなんですが…これ根本的に話がおもしろくないですよね笑 庵野の悪いとこが出たというか「シン」がネタ切れになっているというか… で、話が面白くないところを除けば、一応いろいろ観るべきポイント(突っ込みどころというか話題にしどころ)はある映画でした。 なので(面白くないけど)ちょい甘で6点です。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-07-25 20:25:57) |
3. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 ブラックホールぽいものから脱出しようとして脱出できない、からの「オカエリナサイ」で〆る …もう「トップをねらえ」じゃん! と突っ込んだ方も多いでしょう。私もです。 セリフだとイの文字を反転できませんけどね笑 さて映画の内容ですが、正直微妙です。 何が微妙なのか考えてみたんですが、「シン」シリーズ特有の(といっても2作目ですが)、人間の内面をあまり描かず状況のみで進めていく作りの映画にも関わらず、やたら「バディ」だの「仲間」だの内面的な熱い要素を突っ込んできてるからなのかな、と。 登場人物がどんな人なのかよくわからないのに、ワンピースみたいなノリの事を言われても観てる方はノレないのですよ。 それは地球人だけの事ではもちろんなく「この星の人のために僕の命はいらないよ」とウルトラマンは言うわけですが、途中の熱いドラマパートがないため「え、君のそのモチベーションはどこから?」と客は思わず突っ込んでしまう。 最後までそれです。 そしてトップをねらえ、で終わるっていうね。 シナリオ自体をもうちょっと無機質にすれば、あるいはいっそ「空の贈り物」をメインエピソードにしてくれれば面白かったんじゃないのか…と、いろいろ思ってしまうちょっと残念な映画でした。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-11-21 17:35:09) |
4. ジョーズ3
「浪花」の事を毎回忘れていて、観る度に新鮮な気持ちで爆笑させてくれる、とても素敵な映画です [地上波(吹替)] 4点(2021-11-22 13:56:45)(笑:1票) |
5. 13時間 ベンガジの秘密の兵士
雑な監督が撮る実話ベースの映画というとピーターバーグの一連の映画をまず思い浮かべるわけですが、こちらの映画も同じような欠点があるようで… 劇中の登場人物が存命の実話物の映画って基本的なハンデを抱えてると思うのです。 あまり極端な脚色は出来ないし、出てくる人への配慮はいちいち必要(何しろ訴訟社会ですから)…そうするとどうしても映画的な見せ場が足りなくなるわけですが、雑な監督はそれを上手くカバーできずに、なんとなーくダラっとした「面白くもないけどつまらなくもない」程度の映画が出来ちゃう、っていう。 この13時間という映画。さすがマイケルベイといいますか、まさにそんな感じの出来になってると思います。 それって実話ベースの映画だったら皆そうなんじゃない?と思うかもしれませんが、「ユナイテッド93」とか「ハドソン川の奇跡」とか実話を扱っていて面白い映画はちゃんとありますから、足りない映画は監督の力不足なんじゃない?と思わざるを得ません。 逆にそんなダラっとエピソードを並べただけの映画でも、元々が「映画化しよう」と思わせるだけのすごい事件ですから、とんでもない駄作が生まれる事もなく、結果「ふつー」の映画になっちゃうわけですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-01 00:19:17) |
6. ジェイソンX 13日の金曜日
最近「ライフ」って映画を観たんですよ。 宇宙という密室の中で異性生物との絶望的戦いが描かれるって奴。 類似シチュエーションの映画は数ある中、そのとき自分の頭に浮かんだのがなぜかジェイソンXでですね… 点数のつけようがないような映画ですが、改めて観るともうちょっと馬鹿に振り切ってもいいと思ったのでちょっと点数低めで。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-08-20 14:30:07) |
7. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
1995年10月4日の18:00だか18:30だかに放送された第一話に衝撃を受けてからリアタイでハマり、そしてあの最終話で違う意味の衝撃を受けた多くの同志達は今この映画を観てどう思うんだろうなぁ…と、あらためてそんな事を思わせてくれる映画でした。 もし25年前にこれに近い終わり方を見せてくれていれば間違いなく神話になっただろうな…とは思いますが(まぁあの最終話もある意味伝説ではあるのですが)、今だと逆に、綺麗にまとめすぎてありがちで平凡な終わり方になっちゃったなぁ…と、ちと残念にも思えてしまいます。 …まぁとにもかくにも一応ちゃんと終わった事をもって良しとしましょう。 そもそも単独の映画として評価できるようなものではないので点数のつけようもないのですが、つけないわけにもいかないのでとりあえずなんとなくの点数つけときます。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-15 01:50:09)(良:1票) |
8. JAWS/ジョーズ2
《ネタバレ》 ジョーズ3あたりのレビューは書いてたのにこの2のレビューは書いてませんでした。 興業としては大ヒットした2ですがその内容はグダグダ。 そもそもオリジナルのジョーズは「サメがなかなか出ない」その緊張感と見せかたで傑作となった映画です。 ところが2ではその手法が使えません。そりゃ1でもうサメが出ちゃってるんだから当たり前ですが、じゃぁ2ではどうするか…というと何もない。冒頭のサメに襲われるシーン、サメ目線でシーンが描かれサメの姿は出ない演出なんですが…いやどうせ1で観たようなサメですよね?この演出に意味ないですよね? とはいえこのサメ目線カメラはこの映画のがんばりどころだったらしくちょいちょい出てきます。まぁここは苦肉の策を「がんばったね」と褒めてあげるのが大人の姿勢と言えるかもしれません。 それから1作目のトラウマで頭おかしくなってしまっている署長も見てられません。 魚群を見て「サメだぁぁぁ」と叫びながら銃を乱射して暴れる署長の姿は涙無しでは観られないのですが、おそらく人間のトラウマ等について時代を先取りして深く描いてみたかったのかもしれません。わかんないけど。 そして後半子供を助けようと無策で飛び出してしまうあたり(そして無策だから役にたたない)、やはり観ていてキツイものがあります。 人間、自分が署長で前作のような事を経験してれば次に同じような事態があった時の事を想定してるものじゃないんでしょうか?トラウマから目をそらしてるだけじゃだめだぞ?だからお前は3で出番なくなるんだよ!と署長に対しては強く説教しておきたいところです。 あとサメもサメです。 クライマックスにかけてボートから子供がばんばん落ちるのに全然食べません。 いや、もっと喰えよ!いけるだろ?無駄に沢山子供いるんだからさ! てかそういう映画じゃないのか?? お前も皆と同じでダメな子なのか? と思ってたんですが、しかしヘリを襲うシーンだけは秀逸です。 よし、お前はよくがんばったぞ!とここは褒めておきましょう。 「ヘリがやられるシーンだけはいい」←ジョーズ2の感想を書けば、つまりはそういう事です。 ところで2を見直すまで忘れていたのですが、「サメの敵討ち」という馬鹿な言動、ジョーズ3のオリジナルかと思っていたんですが、なんとこの2ですでに署長が「サメの敵討ち」と言っています。この馬鹿発言は2から3への引き続きネタだったんですか…しかも夫婦で言ってるとか。似たもの夫婦! [地上波(吹替)] 4点(2021-06-21 14:12:37)(笑:1票) |
9. 屍人荘の殺人
日本ミステリー史上に残るインパクトでミステリ4冠を達成した素晴らしい原作を、よくもここまで改悪してくだらない映画にしてくれたもんだ、と怒りを覚える映画。 21世紀に入って書かれたミステリー小説の中でも屈指の傑作だった原作ですから、それをうまく映画化できればこんな面白い映画はなかったはずなのですが、映像化される際に製作スタッフに恵まれなければこんな惨状になるわけですね。 映画化するにあたって変更された多くの点のすべてがすべってるし間違ってるしひっかかるし…いやこれ原作者の許可ってどの段階まで取ってたんでしょうか?私が原作者ならキレますが…なんだあの雲竜型??どういう設定だよ。面白ければまだいいよ?すべってるじゃん! 何よりひどいのは先にこの映画を観ちゃった人は「基本的な部分がネタばれしちゃってる」からあとから原作小説を読んでももう楽しめないんですよ。 まぁこのくだらない映画を観てからわざわざ原作を読もうなんて人もいないでしょうが、でも原作は本当に傑作なんです。 それを読む楽しみを永遠に奪うなんて、本当に罪深い映画です。 でもまぁ原作知らずにこの映画だけ観た人はなんか変な映画だな、でそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか?わかんないけど。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-06-12 12:43:05) |
10. ジオストーム
《ネタバレ》 ちょっと観てみたいけど、わざわざ映画館で観るような映画ではないよな!って映画、誰にでもきっとありますよね。 私にとって近年ではこの映画がそうで、映画の予告編(CM)で、海岸のビキニの女の子が瞬間で凍るシーンで僕の心は鷲掴み。 「いまどきこんな馬鹿映画が劇場公開されるなんて!!」 ワクテカが止まりません。 しかし、一方でそんな頭の悪そうな映画をお金払って劇場で観ようなんて気は全然ないわけで…とそんな私に訪れた地上波初放送。 やったね! というわけで喜々として観始めたわけですが… まず期待通りだったのは映画の内容の安直さ、頭の悪さです。 世界を壊滅させるかもしれない気象システムの開発者が兄弟でその恋人が都合よくシークレットサービス…とか、いまどき安っぽい漫画でもそんな安直な設定ないよ、ってレベルの安直さ。 (というかジェラルドバトラーがインテリ系の役って…) そこからわかる通りの頭の悪さが全編を貫き通していて、そういう意味ではブレてない一本筋が通った映画だと言えます。 一方期待はずれだったのは、災害のシーンがメインではなかった、つまりディザスター映画じゃなかった事です。 てっきり心躍る馬鹿ディザスター映画だと思ってたら、そっちのシーンはほんの脇役。 地球を救うための安っぽい陰謀とかドラマとかがメインの映画じゃないですか! 映画で言えばアルマゲドンとかと同じタイプです。 (そういえばアルマゲドンも死ぬほど頭悪い映画でしたが…) CMとかでビキニの女の子が凍るシーンやってたからてっきりそっちメインかと思ってたのに、むしろそういうシーンは予告やCMで流れてた部分だけで、めちゃくちゃ少ないんです。 いやいやもっと見せてちょーだいよ。 バカバカしいディザスタームービーを期待して観始めたのに、全然そうじゃないアルマゲドン系頭悪い映画なんて、そりゃないぜセニョリータですよ、えぇ。 「映画の予告編にはだまされちゃいけない」 誰でも知っている事なのについつい忘れそうになってしまうその事実を改めて思い出させてくれた、そういう意味では非常に重要な映画だったとも言えなくもありません。 テレビでお手軽に観て本当によかったと心から言える映画です。 [地上波(吹替)] 5点(2021-05-19 14:26:01) |
11. ジャッカル
「ジャッカルの日」のリメイクだとすれば、恐ろしく雑で大味な(特にジャッカル本人が雑すぎる)本作なわけですが、しかしこの映画についてある人に面白い楽しみ方があると教えてもらいました。 それは「リチャードギア」と「ブルースウィリス」がきちんと同じ画面に収まっているカットが映画中に一つもない、という事です。 それを聞いて意識して映画を観なおしましたが、確かに二人が同時に映るシーンはすべて「片方は背中だけ」とか「片方がピンボケ」とか…ダブルがやってると思しきカットばかり。 こんな微妙な映画で、よくそんな細かいとこに気づいたな…と感心しつつ、いやどんな映画でも楽しみどころを見つけるのは観客次第なんだよ!と思った次第です。 確かにダブルじゃなけりゃ普通格闘シーンとかありますよね、この映画の流れだと。 んーなんでしょうか、有名俳優同士だけにスケジュール合わなかったんでしょうかね。 [地上波(吹替)] 4点(2021-04-06 15:41:15)(良:1票) |
12. 人狼村 史上最悪の田舎
80年代のコメディティストのホラー映画を彷彿とさせる映画です。 たとえば狼男アメリカン…と書こうとしたら前の方もその名前出してますね。 いや内容や雰囲気はそれと結構違うんですが、なんというか時代感というかですね、当時の感覚に近い映画です。 とにかく終始「犬」が可愛いです。 「終始「犬」が可愛い」…そんな映画が悪いわけがない…と言いたいところですが、なんとこの映画、若い女性が一切出てきません。 そんなホラー映画ってある?? いやないよね? [インターネット(字幕)] 6点(2021-03-08 22:50:40) |
13. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
《ネタバレ》 ジャックリーチャーシリーズ2作目のNEVER GO BACK。 このシリーズ、邦題は最悪の付け方をされていて、映画1作目のタイトルはただの「アウトロー」なのに、なぜかこの2作目は「ジャックリーチャー NEVER GO BACK」 これじゃ知らない人はシリーズかどうかがわかりませんがな。 原題であれば「ジャックリーチャー」と「ジャックリーチャー NEVER GO BACK」ですから、明らかにシリーズものなのがわかるんですが… 映画自体は非常に堅実な作りで、既存のいろんなお話を集めて焼き直したような映画で、大きな破綻もないかわりに驚きもない、よく言えば安心して観る事ができる映画になっています。(悪く言えば地味で月並みです) トム主演の他のアクション映画、たとえばミッションインポッシブルなんかと比べるとはるかに地味で地に足のついた映画です。それがいいのか悪いのか…は好みによるでしょうが。 この映画で特筆すべき点があるとすれば、ターナー少佐を演じるコビースマルダーズの美しさでしょう。 モデルだった10代のころは「数十年に一人の逸材」と言われていた彼女ですが、モデル時代の3サイズは(当時のデータによると)82-54-80。 身長が175ある事を考えればいかにもモデルらしいほっそり体型だったわけですが、しかし女優に転身後は出る映画にあわせてビルドアップ。 この映画でもいかにも軍人っぽいがっしりボディを披露してくれていて、モデル時代のスペックと比べると別人のような鍛えられっぷりです。 しかし端正な顔立ちが変わるわけはなく、鍛えられた身体もむしろ魅力的。 あまり特徴のないこの映画であえて見るべき点があるとすれば、彼女の美しさ。 そこにつきると思います。 え、娘? いやあれもっと可愛ければね… [インターネット(字幕)] 7点(2020-09-01 10:37:30)(笑:1票) |
14. ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 ジーパーズクリーパーズ、昔テレビで深夜やってたのを適当に流し見したことがあって、あらためて観るつもりはなかったんです。 でもまぁちゃんと覚えてないし有名だし、観てみるか…とアマプラで観たわけですが… なんと記憶にある映画と違う映画でした。 あらすじで調べてみると私が観た事あるのは2作目のヒューマンキャッチャーの方で、なんと1作目は初見だったのです! という事で1作目。 前半サイコキラーだと思わせといて後半のモンスターでがっかり…といわれる事が多い本映画ですが、いや私後半も面白かったんですが… そもそも沢山あるサイコキラーものって、ほとんど常人ばなれした能力を発揮して追いかけてきたりするのが多いじゃないですか。 いくら逃げてもなぜか追いかけてくるとか、なぜか待ち伏せされてるとか、すごいけがしても死なないとか、ありえないらい力が強いとか… そもそも人間とは思えない能力を発揮してるわけですよ。 この映画の冒頭部が似てると言われる「激突」でも、あのドライバー、追跡も待ち伏せも自由自在です。 広いアメリカの数多ある道路であんなの不可能ですから、あれも一種のモンスターです。 そもそも最後まで姿をみせないわけですから、ほんとにモンスターだったのかもしれません。 だったら、それがほんとにモンスターであっても別にいい…というかもう一緒でしょ、と。 羊たちの沈黙で皮剥いでたのも、目がほしいから目玉食うのもういっしょでしょ、と。 そう思ってしまう今日この頃です。 「後半がB級ホラーになってて残念」というレビューもどこかでみたのですが、そもそも最初からB級だよ!前提間違ってるよ!と。 姉弟の行動がホラー映画でよくあるダメな方向性なのは…映画内で姉が自己ツッコミしてたくらいで(あんたそれホラー映画で死ぬ人がやる奴だよ、と)自覚はあるようですから、もう許しましょう笑 あとお姉ちゃんが美人で好みです、うん。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-27 13:27:59)(良:1票) |
15. シンプル・フェイバー
《ネタバレ》 私がこのサイトでレビューを書いてて、どこがいいのかわからない…と書く女優が2人います。 一人がブレイクライブリー(地味で華がない)でもう一人がアナケンドリック(馬鹿にしか見えない)なわけですが、なんとその2人が主演をつとめるのがこの映画です。 もうこれは観るしかありません(なぜ?) いや割と評判いいみたいだし…と観始めたわけですが…とにかく前半がひたすら退屈です。 どうでもいいような話をだらだらと…ここ半分にカットできますよね?と思わず問い詰めたくなるくらい退屈です。 で、エミリーが行方不明になって話が動くわけですが、あれ?そこからもなかなか話が動かず…で、そのあとありがち展開で…え、それで終わり?みたいな。 これ1時間ですみますよね? ぶっちゃけシナリオは(どなたかも書いてますが)テレビの量産2時間サスペンスレベルで褒める要素はどこにもありません。 その上、主人公2人が個人的に好きじゃない女優2トップとくれば、これはもう低い評価にならざるを得ないわけです。 確かにアナケンドリックは自分にぴったりの役をやってると思います。 頭の足りないシングルマザー。ほんとに彼女にぴったりだと思います。 が、私、頭の足りない人ってのが基本的に苦手なので、もうこれはどうしようもない事なのです。 3点かな…と思ったんですが、最後のライブからの車ではねるの流れが結構好よかったので、プラス1点。 [インターネット(字幕)] 4点(2020-07-19 18:08:02) |
16. 十二人の死にたい子どもたち
冲方丁の小説はどうも肌にあわず、これも原作読んだときに「うーん、なんだかなー」と思った一本。 とはいえ、どう映画化されてるのか気になったのでちょっと見てみました。 映画化のために枝葉のエピソードや推理を切り落としてよく整理されているとは思うんですが、本質的な「面白くない感」はあんまり変わらないかな、という印象。 とにかく展開が地味なんですよね。 また原作は章単位で主人公が変わってそれぞれの人物視点でエピソードを語るために個々のキャラが理解できる構成なんですが、この映画はずっと客観視点で心の中が描かれないためのため人物造形がほんとに浅くなっています。 杉崎花の役は、わりと原作通りのキャラではあるんですが、映像化する事であそこまで厨二風アニメ風のキャラになるとは…小説呼んでるときは思いもしませんでした。 まぁわりと原作ママだと思いますが、この映画が面白くないとすればそれは原作があまり面白くないからではないかと… [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-16 00:13:41) |
17. 湿地
《ネタバレ》 いつの間にかこの映画がこのサイトに登録されてたんですね。 さて、この映画、湿地というタイトルの通り終始ジメジメして陰々鬱々とした映画です。 そもそも原作自体がそういう感じの小説なので、ある意味「原作の忠実な映画化」だしそれがウリのシリーズなんですが、昼でも薄暗いアイスランドの景色含めて、ほんとに薄暗くてジメジメしているので少々観ていてキツイところがあります。 このジメジメ感を楽しめるかどうか?でこの映画の評価は大きく変わるんじゃないでしょうか。 謎自体は途中でアラアラ読めるんですが、映画中の「比較的近い過去シーン」と「現時点でのシーン」がわかりづらいのが困りもの。 犯人である遺伝学者が夜あれこれ行動探索してるシーンは、映画中の時間軸では過去の話なんですが、それとわかるように描かれてないのでそれが現在進行のシーンに見えちゃうんです。これはいけません。観客に対して不親切だぞ、と。 また、そもそもなぜ死んだ娘の脳がわざわざホルマリン漬けにして保管されてたのか?とか謎が多くあって「どうして?」と思うところがちらほら。 一番謎なのは放蕩娘のエヴァの存在で、狂言回しにすらなっておらずストーリーの中で完全に無用のキャラになっています。 この娘の存在意義ってなんなの?と思うわけですが、しかしこれ原作が〇〇警部シリーズの第3作を映画化したからで、この「湿地」には不要なキャラなんだけど、他の作品との整合性で出てるだけなんだろうな、と推察されます。 それはまぁわかるんですが、何しろこの映画単体でみれば全く存在意味のないキャラなのでこれだけ観てると「こいつ何のためにいるんだよ」と思えてしょうがありません。まぁジメジメ陰湿な感じを強化する役にはたってますが… [インターネット(字幕)] 5点(2020-06-16 19:18:24) |
18. シャドー・チェイサー
《ネタバレ》 アマゾンプライムで適当にウオッチリストに入れてた映画なんですが、いざ観始めたら「めちゃ見た事あるよ!」となった映画。 大物2人はほとんど名前だけの存在で主役は無名な彼。 よくある、陰謀巻き込まれ型のストーリーで、ご都合主義にしてもひどい…と思うくらい偶然にしても出来すぎな展開もありますが、期待せずに観ればまぁまぁ面白いかな…くらいの出来。 [地上波(吹替)] 5点(2020-06-10 12:25:12) |
19. 死霊館 エンフィールド事件
1977年に起きた世界一有名なポルターガイスト現象「エンフィールド事件」をもとにした映画。 1977年といえばスターウォーズや未知との遭遇が公開された年ですからそれなりに最近。事件自体の映像記録も録音記録も残っているし現象を目撃した人も警官や記者、学者含めて30人以上…となれば、本来であればもっ大騒動になっていいはずの事件だと思うんですよ。 だって家中の家具がぶんぶん動く現象がずっと続いていて少女は変な声で3時間もしゃべり続けあげくに宙に浮く…それを大勢の人が実際に見てるし記録されてるんですよ? 科学的には大事件のはずじゃないですか。 でも、実際にはずっと放置されてる…って事は結局「だれかのいたずら」という扱いなんだろうし、類似の事件が他にほとんどないんだから実際にいたずらなんでしょうけど。 という事で(一応)実話ベースの話なわけですが、何しろ実話ベース。 映画的な脚色はあってもとにかく地味です。とことん地味。そして長い。 ラスト30分はそれなりに盛り上がるので、途中をせめてもう20分短くしてくれば… 最後まで観ると悪くはないんですが、この長尺で観るとさすがに途中がちょっと退屈です。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-07 18:13:23) |
20. 疾風ロンド
《ネタバレ》 原作既読…ですが読んだのは3,4年前なので細かいところはちょっと怪しいです。 さて、長編小説を時間制限がある映画にする場合、エピソードの整理再編集は欠かせません。 そうしないと映画の枠に話が収まらないですし、無理やり話を詰め込むとわけのわからないダイジェストになってしまいます。 だから映画化する上で映画用にストーリーを再構築する事は非常に重要になるわけですが…そういう意味でこの映画、そのエピソードの整理再編集がとても下手だと感じました。 肝心なとこはサラっと流す癖にどうでもいいシーンは長い。 結果、妙にダラダラとしてるわりにストーリー自体は駆け足で進むというつかみどころのない散漫な物になってしまっています。 例えば、序盤、テディベアが映っただけの写真が何枚か送られてきて肝心の犯人は死亡。 これじゃ場所が全くわからないじゃん!やばいよやばいよ!って箇所は、もっとスリリングに盛り上げるべきとこだと思うんです。 本来、この段階で十分に危機的で絶望的なシチュエーションなんですから、うまくやればここで観客の気持ちを鷲掴み…のはずなんですが… しかし無駄にコミカル?な所長とのやり取りなどに時間を使い、肝心のサスペンス部分は完全にスルーしてしまっています。 そして「息子が突き止めました」の一言で解決。 いや、それおかしくない? 全体としてテレビ的な軽いコメディ感覚でまとめようとしたんでしょうけど、それがこの映画を良くしてるかというと、甚だ疑問なんですよね。 そもそもコメディっぽいシーンはだいたい面白くないというのがもうダメ。 明らかにダブルがやってるのがバレバレな上に役者のセリフが上滑りしててシラケるスキーのチェイスシーンなんかに時間つかってる場合じゃないでしょ。 総論:テレビ局が絡む邦画でよくある「テレビドラマレベルのお気軽映画」として仕上げてますが…おかげで本当にテレビで十分レベルのものになってしまいました。 映画ってやっぱ映画であるべきなんじゃないかと思うのです。 [地上波(邦画)] 4点(2020-01-07 23:13:06) |