1. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 アニメ版が好きで、その繋がりで見ましたが、やはり個々のドラマをかなりはしょって戦いのみに専念した感が否めません。どの忍も個性豊かで、表情豊かだった筈が、登場して次の瞬間亡くなる。蛍火と夜叉丸の儚い恋や、左衛門とお胡夷との姉妹の絆等、描いて欲しかったものが全て削られる悲しさ。原作小説や漫画「バジリスク」、アニメ版好きにはあまりオススメできません。しかし、アニメと違ってこのエンディングの方が救われる感じがしてここだけは好感が持てます。黒髪長髪の似合う仲間由紀恵は朧にハマリ役、かなり美しかったので、それだけでも見る価値あり。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-03-12 22:18:12) |
2. the EYE 2
《ネタバレ》 完成度的には前作に及ばないが、新しい事に挑戦していて、面白い。 怖さよりもストーリー性の方が強く、その辺を気にしなければ一本のドラマとして普通に楽しめた。ただ、飛び降り親子だけは、軽いトラウマになるほどグロく、恐怖を感じた。あれは強烈。 ラストは、CGで処理した感じがちょっと冷めたし、強引な気もするのが、残念。ただ、3部作らしいので、続編はまた楽しみ。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-12 00:30:22) |
3. 女優霊(1996)
こ、怖い。これを書く手が震えるほど。今までに無いホラーだ。(1998年当時)日本製だけあってどろどろした演出がそそる。特になんでもないあの写真の恐怖演出は、自分が悪夢でもみてるのかと思うぐらいトリップさせられた。しかし、難を言えばあのぞんざいなラスト。あれはだめだなあ。ありがちだし、ハリウッド的だし。これで大幅マイナス。しかし、これを機に日本ホラーがどんどん開花していったのは確か。呪怨の監督も、これに感化されたと言っているし。貴重な作品だ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-20 12:15:14) |
4. シャドウビルダー
《ネタバレ》 影が実体の悪魔で、光を浴びると滅びてしまうのでマンホールを通って人々を襲う、というアイデアはマヌケすぎる。しかもどれもこれもどこかで見たような設定のオンパレードで、独創性が見えない。個性ある戦闘神父の死にっぷりは面白い。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-27 04:53:36) |
5. ジャッカル
20余年ほど前の「ジャッカルの日」のリメイク。まだ原作は観てないのでなんともいえないが、主演が2人というリスクを犯した割には成功していると思う。少なくとも「デビル」よりは2人の主演をどう扱うか、という点で勝っている。しかしそれ位で、他に特筆すべき所は無い。原作のほうがレビュー点数が高いので、今度見てみようと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-25 14:00:59) |
6. ジャガー
《ネタバレ》 アマゾン住民の通訳となったジャン・レノだが、第三者役。主人公はまきこまれタイプで、臆病でしかも卑怯者で、まったくいいところなし。最後に結局主人公が勝つのだが、自身の力ではないのにもっともらしいことを言ってエンディング。ヒロインに魅力がある分、残念。3点はヒロイン分。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-19 08:34:57) |
7. 渋谷怪談2
《ネタバレ》 1の完全な続きで始まる。まるで長すぎるエピソードを二つに分けて出したような作り。その手法は、「呪怨」に似ているが、同じようにすれば売れるというものではない。なぜならまったくこの作品には監督の情念が伝わってこない。よく聞く怪談話をつなぎ合わせ、2流役者に演じさせているだけにすぎない。メイキングで監督自ら「ホラーは初めて」「ホラー映画を作りたかった」と1、2続けて言っているが、オリジナル演出の部分はあまりにも影が薄く目立たず、単なる一流ホラーの模倣だ。1のレビューで、「大化けするかも」と書いてしまったが、このままこういう作品を出し続ければ忘れ去られるのは必至かと。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-16 07:35:10) |
8. 渋谷怪談
《ネタバレ》 メインとなる見せ場シーンはありがちでまったく怖くありませんでした。しかし女性が深夜一人で道を歩き、一瞬車の喧騒がとだえ、まるで自分一人だけ、という錯覚に陥る時の恐怖。日常当たり前のように聞こえる、行き交う車の通りすぎるサブリミナル効果音の中に聞こえるありえない何かの声。日常の中、一瞬他のありえないモノが入り込んでくる違和感の恐怖。その演出は唯一の見所だと思います。しかし全体としてみるとリング、呪怨等演出をマネしただけのものなので酷評させていただきました。しかしまだ若い監督なので一皮向けると大化けするかも。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-15 07:17:47) |
9. シュレック
《ネタバレ》 なかなかレンタルで見る気になれなかったのでTVでやっと見れました。 あの醜いキャラがなんで人気なのか不思議だったのですが、一回見ただけで超好きになりました。浜ちゃんの声も手伝ったとは思いますが、あの生活感と愛嬌、まさにハマリ役。ある意味寅さんを連想させます。映画のほうは「美女と野獣&ノートルダムの 鐘」のような感じですね。美女と野獣のパロディ的演出、ノートルダム1のあの主人公の悔しさをこの映画で幸せに変えた、という印象で、なかなか爽快でした。なんといっても、途中にかならず入ると言っていいほどのミュージカルを、ロバが歌いそうになると「歌はやめい!」と言ってシュレックが止めるところがいい!まさにミュージカルで延々ごまかしてきたディズニーの一皮剥けた成長が伺えます。2、借りよう。 7点(2004-11-18 07:23:58) |
10. シークレット・ルーム<TVM>(2003)
《ネタバレ》 確かに、45人精神患者を診て4人しかミスがない、という程の凄腕精神科医には見えない。疲れきったパートのおばさんのようだった; しかも何に重点を置いて描かれているのかはっきりしない。感情移入できない離婚夫婦、理不尽サイコ、ありえない迷路描写、、、TVドラマ並。 3点(2004-10-05 10:06:57) |
11. 白い風船
幾多の困難をのりこえて、大きな金魚を買う為に奔走する少女のけなげさに心打たれる。 6点(2004-09-16 13:17:17) |
12. 13F
《ネタバレ》 皆さんと同じように、たいして期待せずに借りた作品ですが、なかなか楽しめました。 30年代のアメリカのモダンな情景は、思わず息を呑むほどで、DVDについているSFX処理する前の光景と見比べてみると処理センスのよさが伺えます。同じようにDVDの監督の音声解説でも言っている事ですが、新しいSF観や発想はあえて避け、昔からある古風なものにしたかったようです。難をいえば、「この世の果て」は、2~3分で行ける(場面転換)ような演出にはしてほしくなかったですね。あれで狭く感じるんですよね++ 7点(2004-07-16 05:21:33) |