1. シン・シティ
“ヒロイズム”に懐疑的な私は、特にそれに“ハードボイルド”要素が加わると「男の自己満足」だと決め付けてしまう傾向にある。だって女は自分のために死なれたって嬉しくないでしょ。それより共に生きて欲しいと願うはず。でも本作の“命を懸ける男たち”にはなんだか訴えかけてくるものがあった。その理由は多分“シンシティ”という街のリアルさにあるような気がする。「こんな街じゃ愛を貫き通そうと思えば命かけるしかないよな」と素直に思えた。ただ単に“アメコミを実写にした”のではなく、“実写をアメコミに近づける”ことによって逆に荒唐無稽な街にリアリティが出ている。(原作者が監督参加していることも理由か?)自分はずっと“スタイリッシュ”なものに反感があるのだと思っていたけれど、それは違ったらしい。自分が反感を感じていたのは“暴力をひたすらスタイリッシュでかっこいいもののように見せる”手法(パルプフィクションなど)で、この映画も一見同じに思えるのだけれど、暴力自体を描くことが目的じゃない気がしたので(多分)、受け入れることが出来た。手法よりテーマ(哲学?)がちゃんと前面に出ていると言うか。あと役者さんが揃いも揃って素晴らしかった。これも元からのキャラクター造形が際立っているからだろうか・・・(やはり原作者が参加しているということで)。原作読んでないので分からないのですけど。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-02 16:01:04)(良:1票) |
2. 忍 SHINOBI
“LOVERS・日本版”。残念ながら仲間由紀恵が大根。オダギリジョーのアクションシーンはかっこ良かったです。 [映画館(吹替)] 4点(2005-09-20 00:50:56) |
3. シービスケット
ストーリー構成が悪かったと思います。時代背景とか各々の過去を 丁寧に描くことによってシービスケットに夢を託す男達の気持ちを際立たせようと しているのかもしれませんが、それが逆に散漫な印象を与えていたような。 前半の人間ドラマは回想シーンにして話にちょこちょこ混ぜてくれた方が良かった。 馬まだかよ!馬持って来い!とイライラしてしまいました。(映画館) 6点(2004-09-20 16:08:45) |
4. ショコラ(2000)
どっかで見た話だ・・・と思ったら「バベットの晩餐会」でした。 ただ、こちらは色々と中途半端。最初「チョコで皆を幸せにする魔法使い」 みたいな感じで登場した主人公が途中からどんどん人間臭くなる。 主人公は皆をチョコで幸せにして風のように去ってゆくファンタジックな 存在に留めておけば良かったのでは・・・恋愛したりとかプリプリ怒ったりせずに。 まあ原作あるみたいなので勝手なこと言ってもしょうがないですが。(DVD) 5点(2004-09-19 00:22:17) |
5. シザーハンズ
初めて観たティム・バートンの映画ですが、初めてにして 合わないことが分かりました。中身の無さをファンタジックな 雰囲気で誤魔化してる・・という印象を受け、それは今でも 変わっていません。 周りの映画通はみんな褒めてたので、多分私の感性が悪いのです。(映画館) 5点(2004-09-18 22:54:18) |
6. 少林寺
子供の頃、オヤジと一緒に見に行った。映画館を出る時 「大きくなったらカンフースターになるんだ!」と決心した。 中国語の主題歌、今でも歌えます。意味分からんけど。(映画館) 7点(2004-09-01 22:54:24) |