1. シティ・オブ・ゴッド
凄い。平穏な国で生きている者にとっては到底理解できないような怖い世界を、躍動感あふれるカメラワークと軽快なテンポで丁寧に描いている。音楽も非常に良い。登場人物の少年たちのほとんどが無名の俳優もしくはエキストラ(一般人?)と思われるが、いわゆるプロの俳優よりも上手い演技をしている(ように見える)から不思議。これは監督の手腕によるところが大きいのだろう。この監督は魔法でも使えるのだろうか?話自体でも奇跡(と言うにはあまりにも悲惨だが・・・)が起きるが、この作品の出来自体が奇跡。 [DVD(字幕)] 10点(2005-12-26 01:05:52) |
2. ショーシャンクの空に
レビュー数最多ということで、今更とやかく言う必要もないのかもしれませんが、映画としては非常に良い出来です。話自体は概ね原作に忠実というか原作よりも派手でおもしろい仕上がりになっていると思います。ただ、やはり気になるのはレッドの描き方ですね。多くの方が指摘されているとおり、ちょっと「いい人」に描き過ぎてしまったかなという感じはします。原作の方では映画ほど美化されてはいません。本当はそれぐらいにとどめておいた方が良かったのかもしれませんね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-18 00:20:07) |
3. 地獄の7人
《ネタバレ》 うわ~懐かしいなあ・・・。ずいぶん前に観ました。結構面白かったです。つっこみ所は満載ですけどそういうのは抜きにして観ないといけない映画ですよね。だけど・・・どうしてもココだけはつっこませてください。冒頭のシーンでフランクがマクレガーを背負ってヘリに向かうところで他の隊員(「7人」のメンバー)が「がんばれ!」とか言ってるところ・・・助けに行けよ・・・ってこれを言っちゃったら、この映画自体成り立たないか。すいません・・・。 [地上波(吹替)] 7点(2005-11-12 02:05:15) |
4. 地獄の黙示録 特別完全版
《ネタバレ》 追加されて尺が長くなったのに、それを感じさせないところは上手い。ただ、追加シーンの必要性はあんまりよくわからなかった。ひとつ気になるのがオチ。何かオリジナル版と少し違いませんか?オリジナルの方はエンドロールで爆撃?みたいな背景があったような気がするんですけど、こっち(特別完全版)の方はそれが無いような・・・。私の記憶違いでなければ、これは「カーツ王国」を爆撃したのか、しなかったのかという結構重大な違いだと思うんですが・・・。あっ、でも多分の気のせいだな。今度確認しよ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-12 01:44:52) |
5. 地獄の黙示録
凄まじい映画。興行的にコケたのもわかる。これって映画館で観るような映画じゃないですから。家族連れとか、カップルでの鑑賞なんてありえない。一人で自宅にこもって夜中に観るタイプの映画です。そんなダークで重い映画をこれだけのスケールで大金つぎこんで作ったんだから本当に贅沢。音楽も◎。「ジ・エンド」は単なるBGMの領域を越えて演出までやっているという感じだし、そしてなんといっても「ワルキューレ」。この映画を観て以降、この曲を聴くと米軍ヘリの映像が浮かんでくるようになりました。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-12 01:21:08) |
6. 自転車泥棒
映画を観て泣きそうになったのは今のところこの作品だけです。この映画を観てなーんにも感じない人っていうのはよほど裕福で「貧乏の辛さ」を一度も味わったことがない人なんでしょうね。ある意味うらやましい。駅前に腐るほど自転車が放置されている今の日本にはなかなか響かない作品かもしれない。悲しいことですが・・・。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-09 01:12:32) |
7. 少林寺三十六房
映像良し、音楽良し、テンポ良し。勧善懲悪、熱血スポ根系の典型で爽快。初見は小学生の頃でしたが、30代の今観ても十分に面白い。多少のツッコミ所はあるものの、それを補って余りある魅力溢れる作品です。DVDが発売されてからはレンタル店にも普通に置かれるようになったので、カンフー映画ファンは勿論、そうでない方々にも是非観ていただきたい一本です。 [DVD(字幕)] 10点(2005-10-28 00:43:13) |