1. ジキル&ハイド
面白い。全編通して流れる空気感が味がある。暗い雰囲気ではあるがしっかりと丁寧に作られ一気に観れる。メアリーを主人公にすえたのも良い。反面ジキルとハイドへのスポットはやや弱めか。ただ作品としてはきちんとまとまった良作であった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-28 00:36:56) |
2. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
評価が高かったので楽しみにしていたが、大きく期待はずれ。ファミリー、子供向けの映画だということを差し引いても、作りは相当荒い。特に「ファンタジーの中のリアリティ」が希薄なのが、見ているうちに興ざめしてしまう。ファンタジーといえど最低限のリアリティは必要。何でもありがファンタジーではないと痛感。さらに中盤のダレが退屈を助長。テーマやモチーフは良いだけに残念。作り方次第でもっと良い作品になりえたと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-17 23:06:20) |
3. 幸せのレシピ
主役3人はそれぞれいい演技をしているのに何も残らない。タイトルを見てハッピーな気分になれるのかと思いきや肩透かしをくらった。表層をさらりと触っただけのような軽い印象なのは期待に反して残念。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-26 17:34:23) |
4. ジョー・ブラックをよろしく
3時間という長さに鑑賞を躊躇していたが、観終わってみれば長さは感じないほどスッキリ気分良く観れた。作品の出来が良い証しと思われる。不自然な点が幾つか目につき迷った末にこの点数をつけたが、作品そのものの持つポテンシャルは高い。きれいな映像も多く役者の演技も力量あるもの。長さで敬遠するのはもったいない作品。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-26 17:06:23) |
5. ジャンヌ・ダルク(1999)
ジャンヌ・ダルクという聞きなれた題材をうまくまとめている。特にジャンヌを描く際の視点が良い。使い古された題材だけに、ある意味この切り口、見せ方が王道になりつつあるのかもしれないが、全体的によくまとまっている。映像も良い。ゆえに作品時間の長さも気にならなかった。後半が冗長との意見も多いが、演出はともかく、あの部分がなければ作品のクオリティははるかに落ちる。後半にこそ、リュック・ベッソンがこの作品を作るにいたったモチベーションがあるのではないだろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-13 17:08:41)(良:1票) |
6. シャーク・テイル
普通。ストーリー的にも見る所なし。映像のクオリティを楽しむ作品。実社会になぞらえて進む魚の世界は所々クスクスできるものの、ワクワク感が薄く緊張感が保てない。サメの画像は迫力や独特の怖さがあって個人的には楽しめた。技術は高いのだから、もっとのめり込める作品が観たい。 [ビデオ(吹替)] 5点(2006-08-18 10:23:06) |
7. 至福のとき
細かいことは関係ないくらい面白い。笑いと涙を織りまぜながら、個性豊かなキャラが活き活きと描く物語は観ていて本当に楽しい。またそこに流れるチャン・イーモウ独特の空気感が心地良い。この空気感、理屈で出せるものではないだけに、今後も期待したい。定期的に観たくなるようなお気に入りにできる作品に出会えた。観る際はぜひ吹き替え版をお薦めする。 [ビデオ(吹替)] 9点(2006-06-06 23:20:42) |
8. シックス・センス
面白い。ホラーとヒューマンドラマを織りまぜながら怖くて泣ける作品に仕上げたのは秀逸。作品を通して感じる格調高い空気感も良い。緊張感とその緩和の繰り返しで最後まで楽しく観れる。一度観て仕掛けもわかった上でも、時間が経つとまた観てみようかなという気にさせてくれるできばえだった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-06 23:05:34) |