1. 15年後のラブソング
若い人向けの恋愛映画ではなく、 苦い思いをしてきた中高年向けの映画、かな。 中でも奥さんアニーの苦悩とか葛藤とかじりじり伝わる。 歌手のタッカーも決して真っ当な道を歩んできたわけでない。 美談ではなく、切実で苦々しい感覚の恋愛映画。 最後にはスッキリできたのでまぁよし。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-19 20:07:21) |
2. 幸せなひとりぼっち
口やかましい偏屈者の爺さん 町の人にも当たりが強く、疎まれる存在 妻には先立たれ、職も失い、失意から自死を決心。 そんな中で越してきた隣人と出会い、 色々なことに巻き込まれていくうちに、 偏屈者の「性根」が徐々に明らかになっていく。 この偏屈者に泣かされるとは思わなかった。 じんわりと心温まる、優しい映画でした。 良いヒューマンドラマでした。 スウェーデン映画、良いなぁ 感傷を誘うBGMがズルいわ [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-14 21:16:07) |
3. 新感染 ファイナル・エクスプレス
列車特化型のゾンビ映画 アグレッシブな走るタイプのゾンビ 列車の密室間と相まって良い緊迫感 ゾンビ映画として展開はややベタだが、 列車というシチュエーションで補っている 主要人物がそこそこ用意されていて、 それぞれにスポットライトを当ててある 韓国お得意の情に訴えるエモい映画 ラストの娘の演技は心に刺さる 安定のマ・ドンソク感 [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-11 16:47:21) |
4. 銃
事件現場で拳銃を拾い手に入れた主人公。 それまでごく普通の大学生だった男が、 日常とは正反対の「銃」に魅了されていく話。 意外性や凝ったストーリーではないが、 徐々に狂気がエスカレートしていく様を描く。 独特なセンスと、モノクロームが映す映像作品。 たまにこういう変わり種の映画がくると嬉しい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-25 22:03:58) |
5. シンク・オア・スイム
冴えないオジさんたちの男子シンクロのお話。 みんなそれぞれが私生活で千差万別の悩みや問題を抱えてて、 個性豊かな実に駄目オジさんらしい物語。オジさん共感度【高】 それぞれの色んなヒューマンドラマが詰まってて熱かったです。 最後の世界選手権の結果は出来すぎな気もしますが、そこはまあ映画。 終盤の演技シーンを観てると、それも悪くないかなと感じます。 辛気臭かったオジさんたちが、ひとつの夢にかけたお話。 夢の果てに結末を迎えたオジさんたちの姿は、なかなかグッときます。 いいヒューマンドラマでした、こういうの好き。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-06-25 17:23:18) |
6. ジュディ 虹の彼方に
実在の歌手ジュディ・ガーランドの伝記もの 幼い頃から色々な物を抱えつつ送った波乱の人生 作中で描かれる本人の人格は終始モヤっとするけど、 最後はきれいにまとまったので良かったかな、と。 渋い感じのレネー・ゼルウィガーもまたいいもんです。 脇役だけどジェシカ・バックリーがめっちゃ良かったなぁ [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-06 11:52:19) |
7. シェイクスピアの庭
シェイクスピアの晩年と、家族の話。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-02 17:10:03) |
8. ジョジョ・ラビット
空想上のヒトラーと仲良しで、 ナチスを崇拝するドイツ少年のお話。 この少年がどう転がっていくのかが見所。 前半は割とコメディ的に進んでいくけれど、 後半になるとマジメな話になってきます。 思ったよりも良い映画でした。 監督自ら扮するヒトラーもとても良かった [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-03 22:11:53) |
9. 屍人荘の殺人
コメディ娯楽作として観れば、まぁ。 脈絡の無いゾンビ映画感が謎すぎた。 原作ではどう扱ってたのは逆に気になる程。 不思議ちゃん役の浜辺美波が可愛かった。 それに尽きる映画でした。 3人主役かと思ったら中村倫也が完全に咬ませ犬。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-18 10:59:26) |
10. 真実(2019)
タイトル通りの映画でした。 いいお話ではあります。 バチバチの母娘の確執のお話かなと思ったけれど、 そこは意外と起伏の穏やかな印象でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-04 12:34:31) |
11. ジョーカー
どうしてジョーカーは生まれたのか。 かの有名な悪役の誕生を描いた、という意味では面白い映画。 ひとりの男が狂気に呑まれていく様はよくできてる。 「暗さ」と時折見せる狂気じみた「明るさ」 対照的な明暗の使い分け・切り替えもいいスパイスに。 絵面や雰囲気といった映像表現も素晴らしい。 ただまあ、暗くて退廃的で、気持ちの良い映画ではないのも然り。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-29 23:48:16) |
12. 新聞記者
表向きはフィクションというズルさ 実際は政治的メッセージが色濃いプロパガンダ作品 裏の意図が透けて見える。むしろ丸見えか。 主役の女性記者がたどたどしい日本語で苦しい (日本人を抜擢できない事情があったそうですが) 日本人の俳優さん達の中で浮いてしまってます 映像作品として観るのはおススメしたくない 政治的主張や意見をしたい人だけが見ればいい映画 あと、今のメディアが言っても説得力ないよねっていう根本的問題 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-07-26 00:32:13) |
13. しゃぼん玉
市原悦子の演じる「田舎のばっちゃん」が違和感なさすぎてスゴイ。 山村の風景とかすごくキレイで、映像美としても見応えがあり。 後半、駆け足でぐぐっと盛り上がってくる半面、前半の物語がやや遅く感じる。 前半のバランスとかボリュームをもう一押しほしい。 たまには邦画も良いなって思った。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-04-15 23:46:36) |
14. 柴公園
TV版は未見。内容的には映画単体で完成。 なので、TV版は見てなくてもたぶん問題ないかな。 むしろTV版を知らないほうが余計な前知識なしで観れていいかも…? 柴犬が大好きで、柴犬を見たさに鑑賞。 犬の可愛ささえ見れればそれでいい、と思ってた。 そういう意味では満点をあげてもいいくらい。 柴犬の可愛さを見てて、変な声が出てしまいます。 が、やはり映画なので肝心の中身での点数を。 当初は物語内容には期待してなかったけれど、割と悪くない。 「40代独身男」「人嫌い」「コミュ障」「ひきこもり」「ニート」 柴犬の無邪気さとは正反対の、ネガティブな際どい部分も。 なかなか個人的にも際どいツボを突いてくるなぁ、と痛感。 ただまあ、ひとつの映画として見るとやはりやや弱い感じはします。 起承転結・物語の起伏・話の密度・インパクト・感動などはテレビドラマ級。 肝心の柴犬も物語的にはあまりキーアイテムじゃなかったのが残念。 別に柴犬である必要性は無かったレベル。(映画タイトルは別として) 柴犬のカワイさと、人間ドラマを、ムリヤリひとつの映画にした!ってのを感じます。 結果として器用貧乏というか、どっちつかずというか、中途半端な感じ。 佐藤二朗の変人っぷりはさすが、と言わざるを得ない。 いい味してるし、話としてもなかなかいいポジション。 「バフ●リンの半分はやさしさでできている」ではないですが 「この映画の半分は柴犬の可愛さでできている」と言っても過言ではない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-03-01 16:18:32) |