1. 死霊のえじき
《ネタバレ》 他のところでも再三書いているが、ゾンビ三原則に「走らない、喋らない、考えない」がある。この作品は、その大原則を打ち立てたロメロ自ら禁を犯そうとする序章。ではあるが、それは例外的な扱われ方だったので、子供心にほっとした記憶がある。一片の救いもない、真に怖いゾンビ映画。 それにしてもゾンビって暗闇よりも陽光の下で映えますね。映えるってヘンか。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-29 00:05:10) |
2. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ロメロの名作群を観た人は、「ゾンビの動きを真似すれば、ひょっとしたら襲われないんじゃないか? でもまあ、そんなことないよなあ」などと薄らぼんやり思ったりするのだけど、この映画では主人公たちが愚直なほど誠実にそれを実行する。 全編がゾンビへの愛に満ち溢れていて、でもゾンビへの愛って何だろう、そもそも自分にとってゾンビとは何だろう、そんなゾンビに対する自分の立ち位置の確認をも要求する快作ゾンビ映画。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-22 20:57:06) |
3. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 邦題を考えた人の勝利だと思う。突っ込む気力もない。アタマ狂ってる。作った人間、出演した人間、皆死ぬべきである。DVDでデラックス版なんてものを発売しようと企画した人間は白痴だ。死んだ方が良い。そして、この映画とも呼べないゴミについて人生の貴重な時間を消費してレビューしている人間が一番オカシイ。俺か。 [DVD(字幕)] 0点(2006-12-21 18:50:00)(笑:5票) |
4. シベリア超特急
これも才能なんだろうなあ。 [DVD(字幕)] 0点(2006-12-21 18:48:21)(笑:2票) |
5. 死の王
人が死ぬところを延々と映し出す、ただそれだけの映画なのだけれども、どうしようもなく惹きこまれた。 音楽がとても美しくて、映像も汚くないため、アート的な映画という見方もできるが、僕は他人の葬式に出席している感覚を持った。それか、完全自殺マニュアルを読んでいるときのあの感じ。 無機質な、自分とは全く関係のない誰かの死。そして自分が死ぬとき、全くの他人からはこういう風に無感情で見られるのだという死。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-12-21 18:43:24) |
6. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 二人が言葉を交わさなくて良かった。余計なセリフを一言でも入れていたら台無しだった。青い、夢見るように美しい太平洋で再会した二人。数十年という年月の重みが溶ける瞬間、最初に口をついて出る言葉。こんなにも静かなのに雄弁に語りかけてくるラストシーンを他に観たことがない。 [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-21 18:38:19) |