1. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
途中「ストーリーのない、ただのアトラクションなんだな」と気付いた瞬間、一気に白けた。 それからは見続けるのがかなりつらかった。 「宮部みゆきのサボテンの花では、国語教師が漢字テストで蝗害を出したなあ」なんて、全然関係ないことを考えてしまった。 恐竜って、なんか恐いから恐竜なんだと思う。 アメリカ人はダイナソーって呼ぶから、お手軽なオモチャに見えてくるのかな。 [ブルーレイ(吹替)] 3点(2023-01-29 10:20:11) |
2. シン・ウルトラマン
序盤の怪獣が暴れるシーンは迫力満点だし、中盤のメフィラスのセリフ回しはメチャ面白い。 しかしその分、肝心のクライマックスシーンは退屈すぎる。はっきり言って眠かった。 全体として、ウルトラマンのパロディみたいだと思った。 自分は、ウルトラセブンの初回放送から見ている世代だけど、当時、テレビに向かって「がんばれっ!セブン!」って叫んじゃった記憶がある。 そろそろ会社も定年、みたいな世代になって、そんなスクリーンに釘付けされるような出来を期待してはいけないのかもしれない。 でも、庵野や樋口ならできるんじゃないかと期待しちゃうんだよね。 だからこそ、映画館まで行ったんだし。 [映画館(邦画)] 6点(2022-06-10 07:50:59)(良:1票) |
3. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
前半の村生活シーンが長くてイライラする。 後半の父親(ゲンドウ)シーンがつまらなくて長くてイライラする。 シンジのいじけっぷりにはイライラしない。 エヴァはこういうもんだと知っているし、これ見るのも最後と思うと物足りないくらい。 それから、戦闘シーンは速すぎてよくわからないし、物語はもっとよくわからないけど、緊張感は持続する。 いかにもエヴァらしい。 ラスト、エヴァが終わってしまったのはよくわかった。 これはもう、続編やろうと思っても無理でしょう。 エヴァは庵野監督のものであり、こじらせ青年だった庵野監督が大人になって、決着をつけて決別したのだなあ、と思った。 寂しいけど、仕方ない。自分も大人にならなきゃ。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-01 22:13:37) |
4. 式日 SHIKI-JITSU
今度、庵野秀明展を見に行くので、勉強のために鑑賞。 予想はしていたけど、これはダメだね。 映像でハッとはしても、つまらない男女とつまらない話。 退屈だから、「庵野はこの頃アニメ界の人間関係に疲れていたのかな?」とか余計なこと考えながら見てしまった。 [DVD(邦画)] 2点(2021-11-26 00:16:41) |
5. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 ラプトルを生まれたときから飼うと、ペットにできるって? できないよ。 だって人間をエサとする動物なんだから。 いや、別に映画なんだから、できるって設定でもいいけど、そうしたらもう恐竜じゃないし、自分の見たい「ジュラシック~」じゃない。 最後もなんだかなあ。 恐竜を野に放つとか、「ムチャもいいとこだなあ」なんて、冷めて見てた。 でもまあ、なんとか最後まで飽きずに見られたから、まあいいかって感じ。 で、次回作はなんですか、「野生化した恐竜が大繁殖し、人類は滅亡の日まであと365日。そこに人類の救世主としてラプトルの子孫が現れる!」とか。 どう考えてもつまらなそうだけど、つい見てしまうかもしれない。 [DVD(吹替)] 5点(2019-10-14 10:19:35) |
6. 忍びの国
伊賀忍者の価値観とか織田信雄の立ち位置とか、意外にも背景は史実に則っている。 でもさあ、主人公はいったい何をしたかったの? 価値観ブレブレの上、助演陣にも感情移入できる人がいない。 アクションシーンにところどころ目を奪われるものの、お話がそれこそ「話にならない」。 忍者って存在は、海外でも人気あるんだから、海外公開も視野に入れて、もう少し丁寧にお話作ろうよ。 [ブルーレイ(邦画)] 3点(2019-01-14 13:02:36) |
7. シェイプ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 ものすごーく簡単に結論から言うと、大人版ETってとこですか。 いろんなマイノリティが、ひょんなことから協力しあうってところがいいな~。 アメリカ人だったら、きっともっと刺さるんだろうな。 逆に、ダンスのシーンにはさすがにちょっと引いた。映像としてキワモノすぎる。 ラストの方は、ちょっとベタベタだけど、物語としての収束としては納得。 「ああ、いい映画見たなあ」とは思える。音楽もいいね。 [DVD(吹替)] 7点(2018-11-19 22:17:11) |
8. ジュラシック・パーク
自分が唯一DVDを所持している映画。 新しいテレビを買ったときは、必ずこのDVDを流して赤と緑のバランスを補正している。 要するに、この映画が映像の標準だってこと。 それにしても、もう25年前かあ。早いなあ。 今、最新作として見ても、充分に通じる内容だしね。 モニターとか電話が古いのがご愛敬なだけ。 スピルバーグは、この映画の恐竜を「怪物ではなく動物として映し出したかった」そうだけど、今見ると、それを可能にしたのは、当時最高峰のCGというよりも、絶妙の脚本によるものだと分かる。 だから、怖い恐竜、憎たらしいデブの悪役、かわいらしい子供、正しい大人の主人公。みんな見事にキャラが立ってる。 「スピルバーグってやっぱりうまいなあ」と唸らされる傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2018-01-13 23:17:57)(良:1票) |
9. 四月は君の嘘
この漫画の原作を確か3巻まで読んだことがあって、なかなか面白かったと記憶してた。 あと、広瀬すずが好きな女優さんということもあって、勇気を出して見に行った。 勇気を出してとは、自分、恋愛映画わりと苦手なんだけど、予告なんか見る限り、かなり恋愛臭強かったから。 で、見た結果、「映画見るのに勇気はいらない。経験に基づく予感を信じろ」という基本に立ち返るべきだったと反省した。 でも、恋愛映画苦手と言ったって、この映画のお話はひどすぎない? いや、恋愛映画だからこそ、主人公2人以外の友達2人の言動は全く意味不明になってるし。 だからクライマックスらしきシーンの後は、「どうでもいいから早く終わって」とずーっと思ってた。 あーつらかった。口直しに「君の名は。」をもう1回見に行こうっと。 [映画館(邦画)] 2点(2016-09-10 22:02:52) |
10. シン・ゴジラ
楽しかった! 最後の方はさすがにちょっとダレたけど、前半の頑張りに拍手。 しかし、日本って平和な国だなあ。 逆説的にそんなことを考えてしまった。 自国の首都が徹底的に破壊されるなんて映画は、夜道の一人歩きが危険な国じゃ、まず撮れないと思う。 自国の首都が徹底的に破壊されるかもしれない、なら外国映画でもいくらでもあるけどね。 今日は夕飯食べてからレイトショー見に行ったのに、映画見終わったらなんだかまた腹減って、もう1回夕飯食べてしまった。 映画が楽しくなきゃ、こうはならない。 映画って、こうじゃなくちゃね。 [映画館(邦画)] 7点(2016-09-02 00:50:20) |
11. ジュラシック・ワールド
映像の迫力は凄いですよ。 この点については、1からの進歩をはっきり感じる。 それから演出もうまい。 緊張感と恐怖感が最後まで続く。 この点に関しても、1に負けていない。 だったら、映画として1に負けない傑作かって? 悪いけど、足元にも及ばない。 この映画の最大の欠点は、人物に魅力がないこと。 特に、善玉。 1から20年以上経って、「恐竜は進歩したけど人間は頭悪くなりました」って言ってるのかと思った。 中でも、一番出番の多いヒロインは、ほとんど意味不明の人物になってるし。 それから、1のファンとしては、恐竜の基本設定を変えてしまっているのも許せない。 あのエイリアンだって、3以降は良作とは言い難いけど、エイリアンの基本設定を変えるようなひどいことはしなかったよ。 とまあ、いろいろと悪口書いちゃったけど、映像の迫力はあるから、金払って映画館で見る価値はあると思う。 怖くて夜なかなか寝られなかった1と違って、ぐっすり一晩寝たら、見たことすら忘れているかもしれないけどね。 [映画館(字幕)] 5点(2015-08-08 23:38:23)(良:2票) |
12. 重力ピエロ
《ネタバレ》 中盤の退屈さと、終盤の詰めの甘すぎる脚本のせいで、「何これ」というのが率直な感想。 「強姦魔の父親の子供は、父を激しく憎み、放火魔になり、父親殺しになりました」って、見ている客に何をどう納得させたいのか、全く意味不明。 父親は、ほめられた人間じゃないが、殺すほどのことはない。 「過去の罪を反省していない」ってのが殺す理由らしいけど、一応、少年院だか刑務所だかに5年間入っていたわけでしょ? そこで反省は終わっているわけで、それで足りないって思うなら、憎むべきは法制度でしょう。 放火に至っては、理由すらろくに説明してないし。 放火って重罪だよー。 不特定多数が死んでしまう可能性があるわけだから。 ちょうどボヤですむような放火なんて、できるわけないし。 これじゃ真面目に生きてきて、死の病に苦しむ育ての親がかわいそすぎる。 最後、この育ての親が、子供を殺しちゃうんじゃないかと思ったよ。 けど、何もおこらず。 子供は放火と殺人の反省すらしてないし。 犯罪者の子供は、どんなに愛情を注いで育てても犯罪者になるって話ですか?違うでしょ。 [DVD(邦画)] 2点(2013-10-06 22:16:10) |
13. 情婦
モノクロ、元は舞台劇、法廷物、それから古い映画。みんな得意じゃないジャンル。 だから序盤はちょっと退屈だった。 演技も舞台劇くさいし、さらにマシンガントークを字幕でやられたら、いろんな意味でちょっとついていけないし。 でも、後半、ジリジリと盛り上がっていくんだよね~。 クライマックスは結構オイオイって感じで見ちゃったけど、それでも充分楽しめた。 見終わった後の満足感高し。 法廷での緊張と、看護婦さんとのかけあいでの緩和、このバランスがなんとも絶妙だからだと思う。 今回見た理由は、ここでの高評価が気になってなんで、今回は本当に「みんなのシネマレビュー」に感謝です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 03:43:26) |
14. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 最初から「時代劇アクションだろう」と思って見たので、細かいストーリーの粗は言いっこなし。 でも言いたくなるんだよなあ。 特に山の男。あれは何? 山の男が出てくる意味も、最後に生き残っている意味もわからない。 でも、戦い最初の爆弾から弓矢攻撃は、高揚感も緊張感も素晴らしかったなあ。 時代劇であんな3次元攻撃を見られるなんて、まさか思わないし。 でも、それから後のチャンバラがその分退屈に見えてしまった。 松方弘樹さん、1人だけ殺陣うまいから浮いちゃってるし。 とは言え、少々グロくて七人の侍にかなり似てるけど、大型時代劇アクションというだけでワクワク見れたし、まずまずです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-11-14 01:42:16)(良:1票) |
15. 書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-
この映画のお話は、はっきり言ってダメです。相当、出来が悪い。 なぜかっていうと、一番キャラの立っている子をフェードアウトさせちゃって、そしたら、残った子は美人ばかりなのに印象がみんな暗くなっちゃってるから。 それに、「書道とは自分に向き合うもの」っていうのはその通りだと思ったから、「みんなで仲良く」なんてのは、逆にちっとも必然性を感じなかった。 でも。 クライマックス、なぜか涙がタラタラ流れちゃって困った。 高校生が集団でエネルギー爆発させてるのを、実にうまく捕らえてる。 クライマックスだけなんて、卑怯な方法だけど、引っかかる自分が悪い。 思わず、クライマックスだけもう一度見てしまった。 やっぱり日本の中高生の部活は、見ていて楽しいなあ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-09-18 22:57:20)(良:1票) |
16. ジュラシック・パークIII
見せ場がたくさんで、ダレる所がないから楽しい。 ただ逆に、緊張感が薄いんだよね。 ま、家族向けアトラクションムービーとして合格点ってとこかな。 でも、「ありえね~」とかツッコミながら見たけど、実はこの映画見るの3回目だったりして、結構好きなんだよね。 依頼者の夫婦役を好きになれないとこは、ちょっと難点だけど。 [DVD(吹替)] 7点(2011-07-30 17:59:01) |
17. 11:14
なんかあざとい映画だなあ。ストーリー的には整合性取れてるのかもしれないけど、登場人物の誰にも感情移入できないから、見続けるのが苦痛。それから下ネタがギャグにもなってないのも困った。大事なものを落としちゃったとか、墓地でムチャしたらバチが当たったようにとか、70年代でもやってなかったんじゃないか。とにかく映像とか脚本とかアイデアとか、いろんな意味でプアな映画。登場人物もみんな頭も精神もプアなんだけど、アメリカ人だから大きな家に住み、車に乗り、銃も持つ。なんだかなあ。 [DVD(吹替)] 2点(2011-04-16 17:38:39)(良:1票) |
18. シムソンズ
女子高生役4人はみんなキャラが立っててカワイイし、コーチと伝説のコーチも魅力的。 ストーリーも泣きと笑いをほどよくブレンドして楽しい。 だけど、ちょっとなんだかなあ、と思ってしまったのも事実。 その原因は、シムソンズっていう実在した五輪出場チームをタイトルに使っているところ。 なら当然、お話も実話を基に作られていると思って見るけど、「そりゃありえないだろ」と思ってしまうこと多数。 決定的に違うのは爽やかさ。 実際のシムソンズは、五輪では負けてばかりだったけど、彼女たちは負け試合でもひたむきにかつ楽しそうにやっていた。 多くの視聴者はその姿に応援したわけだけど、この映画ではそうは見えない。 実在のチームをタイトルにしてるわりに、実在のチームや人に愛情が感じられない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-03-06 15:53:51) |
19. シン・レッド・ライン
いやあ、これほどの駄作とは思わなかった。 とにかく退屈。最後まで見るのが物凄く苦痛。 映像もセリフもポエム満載。 「それはチラシの裏にしろ」とツッコむこと多数。 高い金かけてこれだけつまらない映画を作ることができる、ということに感心した。 「戦争は空しい」ということが言いたいんだと思うけど、「もう戦争映画なんか見ないほうがいいのかも」という感想を持った。 そしてこれがアカデミー作品賞候補? タチの悪い冗談としか思えない。 [DVD(吹替)] 1点(2010-11-08 01:55:52) |
20. シャッター アイランド
《ネタバレ》 夢オチという最低の手法を使ったこと、子供の死体をしつこく見せたこと。 この2つの理由により、この映画をまったく評価しない。 それでも0点にしないのは、中盤までドキドキ見られたから。 あくまで中盤までだけど。 終盤が近づくにつれ、長い妄想シーンにイライラし、「まさか、こういうオチじゃないよな」という悪い予感がしてきて、それが当たってしまう。 序盤は緊張感満点、終盤は脱力感満点。 そういう映画。 [DVD(吹替)] 3点(2010-10-04 00:54:10) |