1. ジョニーは戦場へ行った
ダルトン・トランボ渾身の一作です。公開当時ベトナム戦争は続いていました。戦争をニュース映像で知ることはあっても、別の世界の出来事に感じられたものです。この映画を見たときは戦慄が走りました。その後、戦争に対して以前のように無関心ではいられなくなりました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-09-02 20:55:00) |
2. Shall we ダンス?(1995)
《ネタバレ》 相当に面白かったです。エポックメイキングな作品ですね。ただ、役所広司と渡辺えり子の組み合わせで試合に臨み、結果がなんだかはっきりしないストーリーにちょっとフラストレーションを覚えました。役所広司と草刈民代でしっかりとダンスシーンをもっと見せて欲しかったと思います。竹中直人が脇を締めていて好演していますね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2012-09-02 19:14:22) |
3. ジャガーノート
《ネタバレ》 長い間見逃していた本作をやっと鑑賞できました。見て良かったと思いますし、結構面白かったですが、あっさりしていますね。不満な点が多々あるのですが、それはよしのぶさんが上手にレビューされています。群像劇として見ると、個々のエピソードが生かされていないし、伏線が回収されていないのが致命的ですね。豪華客船の撮影は素晴らしいですし、荒れる海での降下作戦など随所に見せ場がありますが、たたみかけるようなテンポに欠けます。もっともっとよく作ることができたであろうに、惜しいものです。役者の顔ぶれはなかなかのものがあります。ジャガーノートの意味をウィキペディアで知らべ、びっくり。ジャガーは動物ではありませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-08 00:18:37) |
4. シティ・スリッカーズ
アメリカはニューメキシコ州を訪れたときのこと、観光をしていると「シティ・スリッカーズを観たことあるか?」とネイティブの方に話かけられました。聞けば、私がまさに旅しているサンタフェより北に向かうリオ・グランデ川近辺でロケが行われたとのことです。面白いから是非観てみろと勧められました。それで興味を持って、帰国後に鑑賞しました。いい映画ですね。若いときよりも、年を取ってから観るといっそう感慨深いものがあるでしょうね。ニューメキシコ州は街を離れると本当になんにもないと言ってよい土地で、実は多くの西部劇がニューメキシコ州で撮影されていることを知りました。からからに空気は乾燥していて、日差しはきついうえ、昼夜の寒暖の差が激しいのですが、不思議な清涼感があります。荒涼とした土地がえんえんと続く、とにかく雄大な土地です。もう一度訪れることは難しいと思いますが、西部劇が撮影される舞台を肌で感じることができてとてもよかったと思っています。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-16 10:08:21) |
5. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦
どうって事のない話なのだけれど、男臭くて、格好いいです。とくに撮影がライブ感たっぷりで素晴らしいです。カット割りも小気味いいですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-04-29 21:46:54) |
6. 6デイズ/7ナイツ
楽しく見終わった気がしたのですが、今となってはまったく記憶に残っていません。ストーリーの断片や、シーンの一つや二つ、たいてい覚えているものなのですが。いつかまた見てみようかという奇妙なファイトがわいています。ま、老後ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-25 11:39:06) |
7. JM
大好きなキアヌ・リーヴスです。ビートたけしも出ています。でもダメダメ映画です。未来を描いていながら、今見返すと古さを感じてしまうのは、シナリオの世界観が「いけてなかった」ことにつきると思います。 [DVD(字幕)] 3点(2010-09-23 13:08:53) |
8. シンドラーのリスト
スピルバーグは本当に凄い作品を撮ったと思います。戦争はむごいですね。でも、むごいことから目をそらせてはいけませんね。この映画でシンドラーという人物を知ることができて良かったです。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 21:58:11) |
9. 自転車泥棒
映画のジャンルというかテーマ・背景で私の苦手なものに「貧乏」があります。おそらく折角身銭を切って見るのだから、せめて映画の中では夢物語を味わいたいという欲求が根底にあるからでしょう。じゃあこの作品を見るなってところですが、名作の誉れ高いこともあって、10年以上も前になりますが機会があって見たものです。正直言って、見てよかったです。確かに好みのテーマではないのですが、考えさせられるものが多々ありました。抜け出すことの出来ない貧しい状況に自分が陥ったとしたら、それをどうやって打開すればよいのでしょう。子供の前で品格を失わずにいることができるでしょうか。誰しも情けない親ではいたくないものです。答えなどないのですけれど、ラストにはちょっと救われる思いがしました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-13 20:04:05)(良:1票) |
10. ジェネラル・ルージュの凱旋
ジェネラル・ルージュって響きがとってつけたようで、聞いててなんだか恥ずかしかったです。ぱっと人目を引くタイトル作りのためのあだ名で、無理やり感がやはりあります。作品は、特にサスペンスでもなく、緊張感欠ける展開でした。せっかく阿部寛が出演しているのに彼を生かしきれなかった気がします。お金も結構かけたでしょうに、なんだかもったいない出来映えの作品でした。 [DVD(邦画)] 4点(2010-08-13 09:09:31) |
11. シャイニング(1980)
リアルタイムに映画館で鑑賞しました。オープニングの映像美に期待を膨らませつつも、次第に「?」となっていきました。怖くない。意味がよく分からない。結末が分からない。全体に地味な印象で、残念ながら私の感動度は「博士」「2001」「オレンジ」には及びませんでした。それにしてもジャック・ニコルソンほど狂気の似合う役者はいませんね。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-23 00:57:28) |
12. ショーシャンクの空に
私が「みんなのシネマレビュー」を初めて知ったとき、本作がレビュー数、平均点ともナンバーワンでした。また、平均点1位に返り咲かないかしら。爽快感に満ちあふれる名作ですね。 [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-12-08 21:16:58) |
13. 忍びの者
《ネタバレ》 忍者同士の壮絶なバトル、ではなく、意外に小市民的な幸せを求める男の話でした。結構大がかりな合戦シーンがあるものの、うまく生かし切れていないのがもったいない。 [DVD(邦画)] 4点(2008-10-05 18:28:35) |
14. 十二人の怒れる男(1957)
名作。初見時に、たいへんな感動を覚えました。正義とは何か、真実とは何かを強く考えさせられました。 [地上波(吹替)] 10点(2008-09-14 17:13:06) |
15. ジョー・ブラックをよろしく
実にたっぷりと長いです。でも、マーティン・ブレストは、撮りたいように撮ったのだと思います。この映画はこの長さこそが魅力なのでしょう。意外にも、とても感動しました。テレビ東京の午後のロードショー前・後編の放映に感謝です。 [地上波(吹替)] 8点(2008-07-14 22:18:24) |
16. シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ
《ネタバレ》 これはなかなか良くできていたと思う。物語の発端となるエピソードから、惨劇が繰り広げられる閉鎖空間を作り上げるまでの導入部が良い。まさにツカミはOK。残念なのは、進行につれ、こちらが慣れてくるせいか、恐怖感がトーンダウンすること。犯人の背景を説明的に描いたことがかえって徒だったかもしれない。まさか続編ができたりして。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 20:14:00) |
17. 処刑遊戯
これにて映画の遊戯シリーズは完結。といっても、三部作というほどの一貫性は希薄で、松田優作で三つ作っちゃいましたってノリです。前二作のコメディ色が排除され、本作はハードボイルドに徹しているのが特徴です。アクションシーンでは実験的手法に挑戦し、いっちょやってやろうじゃん、という気概が伺われ好感が持てます。低予算ゆえの宿命か、チープな味わいがありますが、かえってレトロな感じがして良いと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2008-02-10 08:32:18) |
18. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 アウトローを扱った作品は大好きなので劇場へ足を運びました。良いところもありますが、いささか肩すかしを食らった感じが否めません。激しい銃撃戦を期待すると、大きく裏切られます。アメリカ人にとって、あまりに有名なのか、ジェームズ兄弟の犯した列車強盗や、銀行強盗が本作では十分に描かれていません。彼らの犯罪のピークが終わったところから話が展開するので、ジェシー・ジェームズの仕事のすごさや、なぜ人気があったかなどが良く伝わらないのです。私は彼を題材にした作品を何本か見ていましたが、ジェシー・ジェームズの生涯を知らない人が初めて見たら、物語を理解するのが難しいのではないでしょうか。だから、前提としてジェームズ兄弟のギャング団について、予備知識をある程度持っていたほうが良いです。ケイシー・アフレックは卑怯者でいやな奴の役を実に上手に演技していたと思います。撮影は本当に素晴らしいといえるものでした。しかし、鑑賞するには、この内容で2時間を超える尺はちょいとつらいです。 [映画館(字幕)] 5点(2008-02-07 01:14:50) |
19. ジェロニモ(1993)
ウォルター・ヒルは好きな監督だったのだが、この映画でも裏切られた。「ダブル・ボーダー」と「ジョニー・ハンサム」で相当痛い目に遭っているはずなのに、懲りない私が馬鹿なのか。ネームバリューのあるスタッフ・キャストを揃え、たいへん濃い内容であるが、残念ながらできばえは良くない。史実の重みがあり、得られることはあるのだが、面白いとはとうてい言い難い。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-05 21:25:36) |
20. 下妻物語
スピード感に満ちた映像が実に小気味よいです。私の全く知らない世界を、楽しく見させてもらいました。 なんといっても土屋アンナの演技が素晴らしいですね。惚れました。 [DVD(邦画)] 9点(2008-01-02 21:18:33) |