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プロフィール
コメント数 6
性別 男性
自己紹介 1960年代半ばから洋画を観続けています。およそ1,000本位は広範に観ていますしDVDも厳選して500枚以上所有しています。基本的には余りにも投稿の多い作品は避けて書きます。思っている事が言い尽くされているのとあまり知られていない作品を紹介したいからです。尚、観る時は作品の良い点を見出そうと何度も鑑賞しますので点数はどうしても高くなります(例外はありますが)。

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1.  潮風のいたずら 《ネタバレ》 
いやぁー良かった!良かった!ベタな設定・ストーリーでもやっぱり笑いあり、ホロリありのロマンティック・コメディーはいいですよね。鑑賞後の後味は抜群です。主演の2人=G.ホーン、K.ラッセルは実生活でも籍はいれてないこそ仲睦まじいだけあって波長ピッタリ!残念ながらコメディエンヌとしてはM.ライアンばかり観てきましたのでG.ホーンの出演作は初見でしたがさすが高名な彼女。素晴らしいです。他の作品も観なくっちゃと感激しました。K.ラッセルは「ニューヨーク1997」や「遊星からの物体X」、「不法侵入」などの諸作品でイメージが出来上がっていたのですが、なかなかどうして肩の力の抜けたロマ・コメで清々しい一面を魅せてくれて感動しました。他の方が殆ど言い尽くしているので重複になりますが、アニー(ゴールディ)は人生を楽しんでいます。狭い視野から抜け出たので幸運そのもの。これを観て幸せな気持になれない人は少し心が貧しいですよ。当然ながら落ち込んだ気分の時に見たくなる一本です。スカッと爽やか!特にエセ金持ちに連れ戻される時にKIDS達が車窓を叩いて去らないでと乞うシーンに涙するのは貴方だけではありませんよ^^。以前当たり前のようにこき使った使用人たちに謝罪するところもいいですね。ようやく普通の人間になれて。その使用人や医者のリアクションも良かったぁ。 二人が神話の名前で呼び合い、めでたしで再会した後のラスト。「女の子」と言うくだり素敵ですね。5人目は是非女の子を産んで欲しいです。確かに四の五の理屈をこねるような作品ではないですよね。でも重複ではなく書きます。エンド・ロールでの主題歌を作り、歌ったランディ・ニューマンは「トラブル・イン・パラダイス」の一曲目で“I love L.A., I hate N.Y.”と歌っています。’80年代のアルバムです。大学時代に買った大好きな名盤です。映画の中の台詞にも出てきますし、ラストの“Something Special”もランディならではの名曲です。彼は冷静な人なので映画の出来が悪ければ曲を提供しません。そのことだけでも名画なのです。それから精神分析学的にも人格形成に於ける遺伝的要素は25%です。環境要因の方が大きいのです。その点もファンタジーとして無理ないSTORYだと思います。とにかく観て癒されて下さい!何度も観られますよ。オススメ!
[DVD(字幕)] 10点(2007-09-05 01:09:29)
2.  シティ・オブ・エンジェル
未見の方の為に書く。過剰な酷評が多いので大いに異論を唱える。映画に対する評価は全てが主観で十人十色。琴線に触れて響けば傑作なのだ。私にとってこの作品は筆舌に尽し難く美しい純粋無垢な映画である。世俗の垢を洗い流したい時など様々な心境の時に観る。発案者はドーン・スティール(エンド・ロールの[FOR DAWN]その人)であるが彼女はあくまでも原作(既見)に『インスパイア』されたのであって異なる視点の映画であると強く感ずるが原作への一種のオマージュだ。キーワードは『死』。また東洋と西洋では死生観が全く異なる。西洋では死も生の一部。この違いを心に刻んで頂きたい。故にメグの職業設定も的確。演技も真摯で惹かれる。悲しみと喜びを見事に表現している。後述のニック共に綺麗な瞳での演技。沈黙の台詞。天使物と勘違いしがちだが、違う。紛うかたなくラヴ・ストーリー。人間の特権である恋愛を描くために天使を登場させたのだ。天使役にニックを起用したのは大正解。彼ほど人間臭い俳優は稀有であるからセスを天使としてではなく人間として見るべき。後半になって彼の本領を発揮しているのがよく解る。前半も物憂げで静的な表情など入念である。彼に対して固定観念があると本質を見逃すので御用心。序盤から終盤へと演技をきちんと変化させている事に気付いて欲しい。ところでどの洋画でも原語の台詞と字幕は乖離が大きい。最後のマギーの台詞。これは湖畔でのセスの台詞に見事に呼応している。ラスト近くのカシエルの問い掛けへのセスの台詞も然り。名台詞を正しく翻訳するのは難しいが[one]を繰り返している。字幕ではセスの強固な決断が表れていない。この力が恋愛の大切さは時間的長短ではなく密度であることを物語っているのに。有限の命を尊び前向きに生きる決意を固めた後の爽快感すら醸し出すエンディングに対しても私的には大満足。指摘すべき素晴らしさは沢山ある。カシエル役の黒人俳優A.ブラウアーが知的。名優D.フランツがお茶目なのに重厚。「カッコーの巣の上で」等で有名なL.クリングマンの冗長を避けた名編集。縦横無尽で雄大なカメラ・ワークを魅せた撮影監督のJ.シール。リアリティを追求し本物の超高層ビルの上でデニスとニックに演技させたプロダクション・デザイナーのL.キルバート。サウンド・トラックも名曲揃いで聴き応え充分。素直で柔らかな脚本と演出も出色な秀逸作品。
[DVD(字幕)] 10点(2007-08-26 19:26:14)
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