1. 沈まぬ太陽
テレビにてノーカット版を鑑賞。原作に惚れ込んだ渡辺謙が原作者である山崎豊子氏に手紙を書いて恩地役を演じさせてほしいと頼んだそうだが、まぁ、誰が見ても「この人いい人!こんなふうに生きられたら人としてかっこいいよなぁ!」という理想的な役柄だもんね~。とにかくこの作品に対する熱意は感じるんだけども、こういうエピソードを知るとなんだか主演・渡辺謙の自慰映画のようにも思えたりなんかして。なんかひたすら恩地元が"理想的な社会人"という人物像で描かれていて、実際彼みたいな人間が理想だけども、現実的には会社の中で彼みたいに信念を貫いて生きていくって難しいよなぁ~という、そんな思いが残った。CMもあるので休みながらの鑑賞だけども、自分には尺が長いように感じたし、映画としては楽しめず、最後までのめりこめなかった。ごめんなさい。 [地上波(邦画)] 4点(2011-02-12 04:35:36) |
2. 修羅雪姫(2001)
内容がほとんどない。ストーリーなんぞ、二の次のいったところ。要するに、あれだ。コマンドーと一緒だ、殺してばっかりで内容がなかったあのコマンドーとw 鑑賞前に伊藤英明というキャスティングで少し不安になったがそれが現実にそうなっていた。伊藤マジックマッシュルーム英明と釈由美子… もう大根も大根。普通の演技はいまいちだが、釈のハードなアクションはすごかった。ジャパンアクションエンタープライズかっ!ってぐらいすごかった…と感心していたが、当然のことながらお約束というか、全部釈のアクションではなく一部はスタントマンによるものだった。残念。 [地上波(邦画)] 4点(2009-12-03 20:51:11) |
3. 幸せのちから
《ネタバレ》 明日は分からない。でも頑張れば成功は掴める! ホームレスにまで転落した男のアメリカンドリームを描いた正統派ドラマ。 個人的に最近アメリカ映画にウンザリしていたが、 久々にまともな作品、スッキリする作品に巡りあえた。最初はまぬけな男が立て続けに医療機器を盗まれるハナシなのかと思いやられたがそれだけではありません。主役の人物像としてはタクシー乗り逃げだとか、医療機器を盗んだ男を追いかけるのに道路を飛び出して自分の不注意で車にはねられたのに運転手を怒鳴りつけるとか(アメリカの交通事故だとこんなもんかも)、ところどころアレな描写はありました。その日その日の寝る場所を追い求める貧しい生活の中で荒んでいき、息子を相手に苛立つ様子とかね。でも品行方正ではないけど、そんな生活の中でとにかくがむしゃらに息子を守り続けるというスピリッツは伝わってきた。そしてアメリカの中のどこかに実際いそうな、そんなDQNな父ちゃんだからこそ努力の末に証券ブローカーとしての職を得ることができたという実話としての面白みが伝わってくる。あと嫁が愛想をつかして逃げたのは夫の浮気も原因のひとつだという点が原作では描かれているらしく、主役に都合の悪いハナシはいろいろと端折られているようですが、映画としては面白かったです。貧しい生活で共に苦労した元嫁は成功を収めた元旦那の姿を見て悔しがっているだろうなあ。(あと映画の序盤では、クリスが壁に綴られたHappynessの文字を指しながら保育所のスタッフにこれはiだよ、yじゃないと指摘する場面があったけど、原題では「The Pursuit of Happyness」となっているんですね) 総括すると感動!ってのもちょいと違うかもだけど、無事にあのレースを勝ち抜いて就職できてよかったね、というサクセスストーリー。めでたしめでたし。 [地上波(吹替)] 7点(2009-06-17 13:02:24) |
4. シェフと素顔と、おいしい時間
中盤のジャン・レノがホテルのキッチンを借りてウンチクをダラダラ述べる辺りからつまらなくなってきた。こんなふうにドラマチックに、映画のように燃え上がった恋はある日突然つまらぬことでパッと終わりそうです。序盤でシャルルドゴール空港の風景を少し楽しめたので3点。 [地上波(吹替)] 3点(2009-01-14 04:59:47) |
5. シュガー&スパイス 風味絶佳
原作未読。こういうお話も小説でなら普通にアリだと思うんだけど、この手の筋書きを映画でやられちゃうとなぁ。退屈ではなかったが さりとて心に残しておきたいような名作ではなく・・・。まぁ、あの最初から最後までどうってことないストーリーをそれなりにうまくまとめたかな、という感はある。沢尻がちゃんと演技していたのと比べて 主役の柳楽君が時折り棒読み気味なのが気になった。夏木マリ演じるグランマがどうにも浮世離れしていてなんか見ていて微妙な存在だった。 [地上波(邦画)] 5点(2008-06-28 22:05:26) |
6. ジェヴォーダンの獣
《ネタバレ》 ここのレビューではないが、なんかトンデモ映画みたいな評判をどこかの掲示板で目にしていたので、よっぽどひどい映画なのかなーとおもしろ半分な気持ちで構えて鑑賞しました。その結果はそれほど悪くはなかったです。でも別に好きな作品ではないし、1度見たら充分かなという感じで鑑賞後はHDDからあっさり消去しました。死んだかと思われた主人公やヒロインがまた復活したりと、そのあたりはちょっぴりテキトー感プンプン。あれはちょっとないかな。 [地上波(邦画)] 5点(2008-06-15 11:01:21) |
7. 渋谷区円山町
《ネタバレ》 2話オムニバス構成。それぞれがお互いの相手と新しい関係に踏み出していくという展開が軸となっている。 タイトル名のとおりラブホも舞台としてたびたび登場する。だがラブホに入る、ただそれよりも若い女の子たちがカフェで楽しそうにお茶する、ケーキバイキングを楽しむ、プリクラする、洋服を眺めるなど、渋谷でキャッキャッとはしゃぐ、そんな様子がいきいきと描写されている・・・とこんなふうに書くとさわやか系なんすかね。悪くはないんですが自分的にここがよかったと言えるポイントもなく・・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2008-05-06 06:43:11) |
8. シュウシュウの季節
《ネタバレ》 シュウシュウの行く末の描写があまりにも生々しく、衝撃的すぎて、書こう書こうと思いながらもなかなかレビューを書く気になれなかった重い作品でした。シュウシュウもラオジンも共に不憫。本当にどうにかならなかったかな・・・。救いのない結末にうちのめされました。この点数が精一杯です。 [地上波(字幕)] 6点(2007-11-23 12:00:31) |
9. 情事 an affair(1998)
《ネタバレ》 数年前に観ました。ラスト部分がモヤモヤした終わり方だったので印象に残っていた不倫映画でしたが、あろうことかタイトルをド忘れしてしまい検索してもなかなかタイトルにたどりつけず苦労して探し当てた作品です。最後、お互いが気付かぬまま同じ飛行機に搭乗して・・・という場面で終わりましたが、こういうはっきりしないラストはすっきりしないので好きではありません。ただ、このラストに至るまでの、ふたりの関係を綴るさまざまな場面はよかったと思います。また機会があれば観てみたいです。 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-02 10:48:43) |
10. 幸せになるためのイタリア語講座
《ネタバレ》 ふむふむ、「幸せになるためのイタリア語講座」とな?! 日本の配給会社は毎度毎度、小洒落た邦題をひねり出すもんだな~と感心するばかり。個人的にはこういう群像劇、どちらかといえばあまり好きなほうではありません。なのであまり期待せずに観たところ、なぜか意外に悪くなかったです。観終って自分でも「あれ、なんでだろう?」と不思議な気分になってしまった作品です。登場人物全てが善人ではなく、口の悪い元サッカー選手のハル・フィンみたいなああいうキャラも出てきたからかもしれません。ただ、彼みたいなキャラは嫌いだし観ててウンザリしますけどね。旅先で燃え上がるのは勝手だけれど、あんな路上でイタすのかよ(そんな裏通りってわけでもなく人が通りそうな・・・)って部分はいただけなかったです。なんなんでしょうねあのカップル。途中で仲違いしたかと思いきや突然何事もなかったかのように復活しましたが、ただお互いにああいうことをしたいだけの間柄なんでしょうか?解せなかったです。一方、ホテルのフロント係ヨーゲンと黒髪のジュリアの恋模様は見ていて心温まるし微笑ましかったです。最後はお決まりのスタッフロールではなく、スタッフの名を列ねた紙を重ねていく手法は洒落てました。 [地上波(字幕)] 6点(2007-09-02 05:57:23) |
11. 自転車泥棒
《ネタバレ》 名作ですね。この映画、封切が1948年ですか・・・。終戦から三年後で、この作品の制作に係わったスタッフ・出演者はほぼ全てあの戦時下での辛酸をウンザリするほど味わった方達ばかりですね。かなり昔にテレビで観たきりなんですが、あのショッキングなラストは忘れられません。そしてここまで哀れな結末の映画を、わたしは知りません。やるせない終わり方でした・・・。 [地上波(字幕)] 7点(2007-08-17 12:33:07) |
12. 失楽園
《ネタバレ》 ラブシーンの他に印象的な場面をあげるとしたら、終盤に雪の中ふたりが静かに歩く場面かな。映画館(試写会)で、ラストでシクシクシク・・・という他の方の泣き声を聞き「こんな内容では私は泣けない」と思いながらスクリーンを見つめていた自分がいました。そして主役のふたりには、最後まで共感できませんでした。あんな死に方・・・あれはないよね(笑) [試写会(邦画)] 6点(2007-08-05 02:00:07) |
13. 地雷を踏んだらサヨウナラ
絶対行くという彼の熱意に誰もが眉をひそめる、危険極まりないあのアンコールワットに、「今、どうしても今、この目に焼付け写真におさめたい!」、ただただそんな先走る思いだけで足を運ぼうとしたのかな。映画としては可もなく不可もなく、という感じでしたが、個人的には評価のコメントがしづらいので、とりあえず点数を・・・ [地上波(邦画)] 5点(2007-08-04 05:29:44) |