1. ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
《ネタバレ》 普通に面白かった。ローワン=アトキンソンも年取ったが相変わらず笑わせてくれる。それにちょっとかっこいい(笑)。ただ第一作ほどメチャクチャでもない。それとゴルフ場であのおばさんが二度もし損じたのはちょっと意味がよくわからなかった(特に二度目)。あと「女王にあんなことして大丈夫か」という感想があったけど、Mrビーンでは女王を頭突きで昏倒させたり(爆笑)、皇太子の写真を首チョンパしたりしている(笑)。ここは素直に懐が深いイギリスがうらやましい。日本でこんなことしたら、アホな右翼が怒りだすだけだろう。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-25 05:30:15) |
2. シン・ウルトラマン
どういうわけか、私の目にはウルトラマン(かっこよかった)と怪獣(なぜ変な当て字…?)と、それにたくさんの大根しか見えなかった。よくしゃべる大根だな、と思って見ていた。一緒に見ていた子供が映画開始から15分ほど経って「お父さんが日本の映画好きじゃないって言ってた理由がよくわかった」と言った。二人して笑いあった。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-11-19 12:24:53)(良:2票) |
3. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 本当に「可もなく不可もなく」という感じの「おいしそうだけどあまりおいしそうに見えない」食べ物系映画。ツイッターが物語に絡んでくるところはいかにも現代風なのだが、シェフはまるで「頑固一徹オヤジ」みたいな昔気質な人で、よくこんな人がアメリカのドラマに出てくるけど「ほんとにこんなオッサンいるのかな?」と思わないでもない。矛盾を感じるのは、このシェフ大変に子煩悩であるにもかかわらず、おまけに元妻も「よくもまぁこんな美人がこんなオヤジと結婚してくれたね」というぐらいに美しいのに、ええ年こいて若い女とできてしまって離婚してしまっているという設定(元妻とは「友達でいよう」ということで離婚し別居するのだが、その辺があまりドロドロしていないのが少し奇妙ですらある。女房も遊んでばかりの女なのだろうか?)。少なくとも「子供にこんなもの見せたくない」とかいう堅物オヤジがすることではないと思う。そういうオヤジは、女房一筋という方が嘘でもぴったりくる。キングヒルが他に女つくってたら興ざめじゃないか。父親が大好きな設定の子役が上出来なので、尚更そう思わせる。 [インターネット(吹替)] 6点(2022-09-10 03:52:51) |
4. 七人の侍
「生きる」と並び称される黒沢作品だが、個人的には「生きる」の方に断然軍配を上げたい。率直にいってこの作品は私には長すぎて中だるみしてしまう。もちろんつまらないわけではないが、世間での評価に今一つ納得できないでいる……。というわけで映画の方にあまり感動できなかったのだが、何かの本でみかけたこの映画の志村喬の写真に私は大変驚いた。「生きる」の志村しか知らなかったので、この映画で侍大将を演じていると知って「あの地味な印象(生きるの主人公)しかない役者が侍大将?」という違和感を(映画を見る前は)感じていた。ところが写真の志村を見て私はうならされた。風格があって堂々たる侍の姿がそこにある。たった一枚の写真でなるほど侍だと思わせるこの姿、いやはやこの役者は凄いなぁと感服させられた。 [インターネット(字幕)] 8点(2016-10-22 16:10:19)(良:1票) |
5. ジュマンジ
《ネタバレ》 これは映画館で何も知らずに見たら大迫力だろうなぁ。ちょっと動物の表情がいかにも作り物の感じがするのは惜しいけど。筋書きも大変面白く娯楽映画として十分だと思う。ただ……あんな小さな子供がジャングルに26年も生き続けていられたってことが信じられない。というかありえない。絶対一週間もたないって(笑)。そういえばあんだけとんでもないことになっても誰も死んでないし、多分、いや絶対、箱の裏かどこかに小さい字で「すんごい恐怖を味わいますが絶対死ぬことはないので安心してください」って注意書きが存在することを、私はかなり確信している。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-08-09 09:03:24) |
6. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 フールーで鑑賞。「怒れる12人」は昔みて大変感動した記憶があるのだが、昔すぎて話の細かい筋は完全に忘れてしまった。こちらはというと、途中でどんでん返しが簡単に予想できる瞬間に「ふーんそうくるのか」と思わせるぐらいで、感動というにはてんで遠い。大体ちっとも優しくなんかないし、自然さもないし、単に下手くそな芝居してるだけでどこが日本人らしいのかと言いたくなる。何より迫真性がないのが一番いただけない。こんなんだったら一時間弱しかないテレビドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」の「陪審員はつらいもの」という回の方(やはり「怒れる12人」を意識したものだと思われる)が迫真性の上でもミステリーとしての意外性の上でも段違いに上である(フールーで見られます)。やはり古畑任三郎はコロンボには遠く及ばない。ぬるいなぁほんと。 [インターネット(字幕)] 4点(2014-06-25 14:03:08) |
7. 四季・奈津子
《ネタバレ》 あれ、当時評判になった映画だったような気がするが投稿が少なすぎるような気が……。 まぁそれだけ内容がないってことなんだろうか。確か当時主人公の女性が「新しい女性の生き方だ」などと言われたような気がするのだが、よく見てみると単にワガママで自己本位でしかない女性のようだ。 それがわかるのが婚約者との最後のやりとりで、こんなひどい仕打ちをすれば婚約者から婚約解消されるぐらいの想像は普通つくわけだが、本人は全然気がつかなかったようで後でそれを知ってびっくりしている。ということはあんな仕打ちをしても婚約が解消されることは絶対ないとタカをくくっていたことになるわけで、この鈍感さ・相手への思いやりのなさにはいささか呆れてしまう。 それでいて別の場面ではある事件でひどい仕打ちをうけた姉だか妹だかにひどく同情して憤るところなど、自分のやってることと整合性がまるでとれておらず、トンチンカンも甚だしい。 あ、もしかすると「現代(といっても25年前)の女性って、こんなに人の気持ちがわからないしょうもない人間です」ってことなんだろうかこの映画。だったら筋は通る。 [地上波(邦画)] 3点(2010-07-17 04:27:33) |
8. シュレック
《ネタバレ》 オープニングが汚すぎる(笑)。発想はいいけどここまで汚くしなくても……。評価する人もいるし評価しない人もいる吹き替え、私の評価ではドンキーは十分合格だがシュレックはまるでだめ。関西弁がどうこうではなくもっと野太い声で粗野な感じじゃないとあわないだろう。終始かすれ気味の声質で、まるでカセットテープに録音したヒスノイズがひどい音楽を聞いてるみたいな気になる。お話はそこそこ面白いが、単なるパロディってだけでそれ以上の心に訴えかけるところに欠ける。それと「本当の姿」が化け物ってのはおかしいじゃないか。生まれたときは人間だったんだろうから。「ふさわしい姿」の間違いなんじゃない? [DVD(吹替)] 4点(2009-03-17 06:36:49)(良:1票) |
9. 市民ケーン
非常に評価が高い本作だが、正直古すぎるし長すぎるし地味すぎる。黒澤の「生きる」が全然古さを感じさせないのと好対照。ラストシーンは確かに訴えるものがあったが……。 それと邦題。確かに「シチズン」は市民なのだが「市民」という言葉は少なくとも日本語ではこんな使い方(「課長・島耕作」のような使い方)はしないはずだ。さらに「しみんケーン」(「み」にアクセント)と発音されるとますます違和感が増す。「一市民・ケーン」とするべきである。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-08-22 05:29:45)(良:2票) |
10. ジョニー・イングリッシュ
《ネタバレ》 「彼は恐れを知らない。彼は危険を知らない。彼は、何も知らない……」という添え書きに不覚にも笑ってしまった。ビデオで見た「ローワン=アトキンソン・ライブ」の方がずっと面白いが、この映画も笑える場面にこと欠かない。「世界中にここより安全な場所はありません」と言った瞬間に起きる爆発・駐車禁止に引っ掛かってクレーンされたまま車でカーチェイスする場面・一人で暴漢と格闘するふりをする場面・なぜか知らないがオモチャのヒヨコに空手チョップ喰らわすところ(笑)・葬式を演技と勘違いするアトキンソン……少なくともビーン(映画版)よりは断然上だ。結末もメチャクチャすぎるがそれがかえっておかしい。だが、だがやはりあのウ○チまみれのシーンだけは……さすがに笑えない。というかキッタナイ。映画館でドン引きされなかったかどうか、とても気になる(笑)。あと本作は絶対に原語の方がよい。なぜってそりゃあの爆笑日本語が唐突に出てくるのが強烈だからだ。ほんと誰だよ、あのしょうもない日本語考えた奴(笑)。ある意味「究極日本人向けの映画」である(多分)。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-09 05:24:17) |