1. 13日の金曜日(2009)
《ネタバレ》 わざわざこれを観るために旧作をPart2まで観て、予習しておきました(笑)。まあ、グロさのリアリティや画像は格段に進歩しているわけだけど、それだけかなぁ。鉈を持って屋根に立つジェイソンなんか中々絵になっていたし、Part2を観たものには嬉しい「ママのふり」シーンもあったし、アーロン・ヨーみたいなオモロイやられキャラもいるし、お約束のエロシーンのバカっぽさ加減もいいし、完成度はそこそこ高いとは思うんですけどね。最後のお約束のためだけの「ジェイソン処理法」がいい加減すぎ。不死身という基礎知識?がある者は「完結編」の男の子くらい(結局旧作4作目まで見てたりなんかしちゃって。Part3と完結編はこれを観た後に観たんですが)徹底してジェイソンをのすのが普通じゃないかしら。まあ、シリーズに対するリスペクトがありますので、おまけしてこの点。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2011-10-07 14:02:54)(良:1票) |
2. 13日の金曜日PART2
《ネタバレ》 なんでもリメイクを観るにはPART2も抑えとかなくちゃいけないとかで、観ました。やるな、と思ったのはは1作目であれだけ頑張って生き残ったアリスを回想シーンの後に即座に消して、主役チェンジする容赦の無さですね。最近の某ホラーでもこのパターンがありましたが、これが原点なのかな? で、肝心の本編なんだけど、殺人鬼ジェイソン登場、パターンの確立といった位置づけの映画ということなんでしょう。まあ、怖くはないので、ホラーとしてどうかっていうと、面白くないです。ママのふりをするとこなんかは、ストーリー的には面白かったかな。ホッケーマスクが3からだということを知ったので、まあ3くらいまでは観ておこうかなっと。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2011-09-26 13:54:03) |
3. 13日の金曜日(1980)
子供の頃すごく話題になっていた記憶があり、確か斧のシーンは瞬間的にテレビで紹介されたような気がする。子供心に観たくてたまらなかったが、月日が流れ、TV放映などになっても機会を逸してしまい、結局最初に通してみたのはジェイソンX。まあ・・・もう定番を逆手にセルフパロディで好き放題やっているという世評は知っていたので、それなりに楽しんだが・・・。やはり「原点」はホラー好きとして、抑えておくべきだろうと、一作目から鑑賞することにした。リメイクも興味があったので、そのまえに観ておきたかったし。で、前置きが長くなったが感想。やっぱもう、現代ホラーで目が肥え過ぎて(?)おり、全然怖くない。脅かし方もスプラッタ表現も、ああこんなのが当時は話題になったのだなぁ、と。が、サスペンス仕立てのストーリーにも破綻が無いし、若きベーコン兄がヤラレ役で出てたりと、つまらなくはなかった。また、こういう「殺人鬼が若者を1人1人血祭りにあげるホラー」のパターンを確立したことに敬意を表し、おまけの+1点。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2011-09-17 15:06:53) |
4. ジュニア
あれ?点低いなあ、笑えない?シュワちゃんコメディでは結構イケてると思うんだけどなあ。設定で押しちゃってるところはあるけど、私には中々面白かったです。男性を妊婦にしちゃう発想、しかもシュワかよ!ってもう突っ込んで突っ込んで~って製作側の意図は確かにミエミエなんだけど、だんだん母性を獲得していくシュワちゃんが愛しく(!)許せちゃいます。ツインズに続くダニー・デビートとのコンビも嬉しいですね。あとちょっと驚いたんですが、出産後のシーン、あれ、本当に新生児使ってません?おい大丈夫かよ~と心配しつつ、母親(父親?)が涙ぐんで赤ちゃんに触れるシーンはちょっとじんときちゃいました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-14 19:11:35) |
5. シャイニング(1980)
うーん、期待しすぎちゃったかなあ。大体子供の頃観れなかった話題のホラー映画ってのは、もうすんごい怖いものだという、一種の憧れがあったりするし、何しろ本作は今でも評価の高い映画だし。いや、怖いんですよ、あの血の濁流と不気味な双子の心象風景は(しかも無音でいきなり現れるってのがすごい効果)。もう背筋がぞぞぞぞっ。最初にあれが出てきたんで更に期待が高まったんだけど、あれ以上にインパクトのあるシーンはなかったんだな。幽霊だか幻視だかわかんないバーテンダーも、昔家族を殺したらしい男も、ボール・ルームのお客たちもなんか普通だし、くまの着ぐるみの男なんて不気味と言うより意味不明なだけだし、ホラーなメイクを施した風呂の女なんて、ただ時代を感じちゃうし。それに、ジャック・ニコルソンの演技は上手いとは思うんだけど、キャラが元々強過ぎっていうか、最初から危ないモードぷんぷんなんで、おかしくなって切れてもそれほど怖くないのよ。こういうのはあんまり「はまってる」ようなキャラの役者を使うより、正と狂の落差を感じさせる優男みたいな方が、かえっていいんでないかなあ。奥さん役にも同じことが言えて、元々が“おののき顔”の女優さんなんで、どうも恐怖が伝わってこない。なんで、サイコ・サスペンスな部分も今ひとつ。まあ映像は皆さん言われるように綺麗だし、「だだっ広い閉塞空間」ってのはなんか怖いなあ、あれじゃ気もおかしくなるかなあ、ってのはよく出てるんだけどね。今度原作でも読んでみるか…。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-04-22 13:13:18) |
6. JAWS/ジョーズ
後のパニック映画にも多大な影響を与えた、偉大な作品にケチつけるのは申し訳ないんだけど…張りぼてなんだよなあ、やっぱり。だって最初に観た時はまだ子供だったけど、やっぱ「あ…張りぼてだ」と思ったもん。張りぼてって言うなっ!映画の価値を落とすもんではないっ!って人の気持ちも解るんだけど…。でもこれは、やはり映画の出来が格段にいいからなんです。ストーリー展開もよく出来てるし、音楽は盛り上げるし、恐怖・パニックの描き方はすごく上手い。で、引っ張って引っ張って引っ張って…張りぼてなんだもん。最後にガクっときてしまったのは否めない。あの頃では技術的に限界があったのは解るけど、それだけに全体像を最後まで見せないわけにはいかなかったのかなあ、と思う。あそこまで、体の一部や魚影で恐怖が演出出来てたんだから、そのまま逃げ切(?)っても良さそうなんだけど。それとも「最後は全身を見せる」は決まりごとだったの?というのも、これはエイリアン(1作目)にも言えてて、全体がわからない顔のどアップやら、体の一部しか映らない絶妙のショットでエイリアンが襲ってくるシーンやらでめちゃくちゃ怖かったのに、最後に宇宙船の外に張り付いていたエイリアンは、普通に人がタイツスーツを着て頭に被り物したような代物で、思いっきり拍子抜けしたのと重なるので…。でも同じスピルバーグの激突!では最後に手を映しただけだったんだし、同様の演出が出来るんじゃないか、ってやっぱり思っちゃうのよ。ということでやはり「張りぼて」がマイナスです。他の出来がいいだけに。張りぼて張りぼて言ってすんません。 [地上波(吹替)] 6点(2009-04-14 13:15:29)(良:1票) |
7. 呪怨 パンデミック
《ネタバレ》 呪怨シリーズは邦画の劇場版1作目、ハリウッド・リメイクの1作目と2作目(本作)を鑑賞。最初に観た邦画1作目はもう製作者の意図どおり(苦笑)、要所要所でびびったものだ。リメイク1作目でカットした女子高生ネタをこの2作目に挿入、ストーリーを膨らましているんだけど…流石にもうびびれなかったなあ。本作で描かれてるカヤコの生い立ちは邦画の2作目では描けなかったそうで、外人さんとマニア向けだろうね。カヤコが「除霊をやっていた母親に、人から払った悪霊を小さい頃“飲まされていた”のでカヤコ自身が悪霊化した」という“種明かし”で、復讐はとっくに遂げたのに、呪いの家から離れてまで犠牲者を増やしていくことの説明になってるらしいが、だからどーしたと言いたくなる。山奥に住むイタコの母が英語が堪能とかは突っ込まないお約束かな(笑えた)。カヤコとトシオは大陸進出、おやおや続編作る気だろうか。私たちはもーええわ、って感じだけど、アメリカでの評価が良かった(1作目は結構受けたらしいが本作はどうだったんだろ?)なら、やってみれば~ってとこでしょうか。ラストの自分のパーカーの中に引きずり込まれるシーンはちょい面白い。そのあとのもう一脅しは蛇足。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2009-03-23 13:21:04) |
8. ジョニー・イングリッシュ
Mr.ビーンというキャラがあまりに強烈なので、イメージが固定してしまってるが、アトキンソンはあの顔芸を使わなくても、ちゃんとコメディが演じられる俳優なのだと判った。007を殆ど観てないのでパロディが判らなかったが、それでも充分笑えた。いかにも好き嫌い分かれそうだが…。そのまま直訳されてもばっちりだったキャッチコピー(He knows no fear. He knows no danger. He knows nothing. = 彼は恐れを知らない。彼は危険を知らない。彼は何も知らない。)も心憎い。まあウンコかぶりはちょっとやりすぎ、あそこを省くだけでここの点ももちっと上がるんではないか。悪役の事業家が「刑務所王」ってのが訳わかんなくて笑っちゃうし、イギリス王位を狙ってるってのも壮大じゃないの。どんどんぶっ飛んでいく後半も◎。ブリティッシュ・コメディに期待される適度な毒があり、ビーンの映画版よりはるかに面白い。007を観てる人はもっと楽しめるんじゃないか。なんでシリーズ化されないの? [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-19 13:08:42) |
9. ジュマンジ
「次は何?!」というハラハラ感がずっと持続する、とことんエンターテーメントな楽しい映画。動植物はロボットとCG両方を駆使しているらしいが、確かに公開当時でもいかにも作り物くさく感じた。しかし、ゲームから出てくるんだから、そこまでリアリティは無くても構わないと思った。というか、私はいっそハンターのおっちゃんもCGかアニメにしちゃえばいいと思ったんだけど。 今思っても、すごろくが現実になるという発想が意表をついてるし、ご都合主義だけど納得できる、タイムパラドックスな結末がよく出来ている。ロビン・ウィリアムスは最高にはまってる(ただ、ちょっとあの子役が成長した姿にはとても見えないのが難)し、子役時代のキルスティン・ダンストの、作り話巧みな嘘つき少女も面白い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-16 13:08:23) |
10. 春琴抄(1976)
主演映画のほとんどが文芸ものだったことからしても、山口百恵というのはなんかこう別格だったんだろうなあ。歌は下手ではなかったが、演技は決して上手くないし、そもそもいっちゃあ特別美人でもないんだけど、やっぱりオーラみたいなものがあったように思う。本作でもそういうのを感じる人は感じるだろう。が、私はTV放映された当時まだ小学生だったので、モモエちゃんはなんでこんな高慢ちきでいけ好かん女を演じてるんだろう、友和演ずる佐助はなぜこんな女に尽くすのだろう、ああ目まで刺しちゃってえ、と理解に苦しんだものだ。まあこれは元々内容が「マゾヒズムを越えた耽美主義による究極の愛」だもんなあ、子供に理解できなくて当然か。原作は何度も映画化・舞台化されているとのことので、人の心を打つ作品なんだろうが(句読点を省いた文体による実験的作品で、えらい読みにくいとかいうので今後も読むことはないだろうが)、私は今でもこういう「献身モノ」はちょっと肌に合わない気がする。他の俳優で演じられた春琴抄は観ていないので、比べようもないのだが、アイドル映画にしちゃややアレな内容が、きれいに丁寧に撮られていたとは思う。目を閉じた百恵にああきれいと嘆息できる人、原作というかこのストーリーが理解できる人には満足できる作品だろう。 [地上波(邦画)] 6点(2009-03-14 18:50:15) |
11. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 いや~武田鉄也と桃井かおりね、この頃まだ若いのに既に濃い、濃すぎる。がこの配役を考えた人もまたすごい。思えば、ここに「ちょっと生きるのが不器用程度の基本的には爽やかな若者」を配しても名画にはなっただろう。しかし、印象度という点でこの配役は成功してると思う。健さんとのバランスもなんだか絶妙なのだ。この3人の珍道中、とつとつと明かされる男の過去。これがしみじみいいんだなあ。日本の良さを生かしたロード・ムービーだ。そしてクライマックス、はためく無数の黄色いハンカチを見た時はトリハダもんだった。こんな盛り上げ方をしながら、だだっと駆け寄ってガシッと抱き合うようなハリウッドなことはせず、ただ静かに歩み寄る。じーん。日本っていいなあ、と思える作品。 [地上波(邦画)] 7点(2009-03-07 13:39:04)(良:2票) |
12. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
いや、まあネタ不足のハリウッドにいい題材を提供してあげたなあ、と思いましたね~。いい出来です。アメリカじゃだめだよ、もともとあっちの文化だからさあ、あの気恥ずかしさみたいなのがあの映画の醍醐味なのに、と思ってたけど、妻に隠れてダンス教室に通う、主人公のそういう行為にちゃんと説得力があって、上手に料理されてました。キャスティングもオリジナルの主要なキャラは似たようなのを調達し?て殆ど出してましたね。しかし、渡辺えり子役のおばちゃんはかっこよすぎ、妻役のスーザン・サランドンはピキピキしたキャリア・ウーマンで、原日出子とは似ても似付かんキャラになってました。まあ、太ってても白人さんはドレスなんか決まっちゃうし、オリジナルの妻みたいな妻はアメリカではほとんどいないだろうから、それでいいんだろうケドね。ただ竹中直人役の人は絶対オリジナル観てるよな、やはり本家にはかないませんが、まあ頑張ってて結構好感が持てました。 でも比較でいうとやっぱりオリジナルに軍配ですね。実はオリジナル、本当は高い点をつけたかったのですが、草刈さんの棒読みに(台詞回し以外は文句なしなのですが)どうしてもテンポよく見れず、6点なのです。でもこれは松嶋奈々子よりナオミ・ワッツが優れてたからとリメイクの方を高評価したリングと違い、こっちを高くする気になれませんね。確かに台詞回しは草刈さんよりジェニロペ嬢がずっと上だし、ダンスも遜色ないくらい上手だけど、どうも品が足りない。それに唯一草刈さんが決めたセリフ、Shall we dance?が全く決まってなかった。まああの部分演出も悪いんだな、あれって映画の正にハイライトなのに。 ということで、こっちも良かったけど、オリジナルの良さも再認識させられたので、そうだな、あっちを1点あげときます(笑)。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-27 13:27:40) |
13. シティ・オブ・エンジェル
ええ~こんなに評判悪かったの?結末以外はよかったけどなあ。リメイクなのは知らなかったんだけど…。まるで死神みたいな天使の造形が意外で面白く、そっか~死者を導くんだから、人間が天使って言ってるものと死神って言ってるものは実は同じなんだよってことか~なんて納得しちゃって。浜辺やビルの上でずらっと並んでるところなんかすごくカッコいい。カメラワークもいいんだわ。 まあこのストーリーなら、若いイケメン使った方が受けはいいかもしれないけどね、私はニコラス・ケイジでいいと思った。まず天使の造形そのものが意外なので彼でもおかしくないし、やはり演技力のある役者だから。ただちょっと暗く演じすぎかな…。私はメグ・ライアンに思い入れはないので(ラブコメってあんまり観ない)、ヒロインについては可もなく不可もなし。 設定8画像8主役7ヒロイン5ときて、ストーリー展開も「結末までは」中々面白い。が、結末・・・私も安易なハッピーエンドって好きじゃないけど、このアンハッピーエンドはあまりに唐突過ぎる。ぽかーんとしてしまった。これじゃ最後に独りぼっちのケイジ君の立ち姿を見せられても、泣けないって(笑)。これは減点。ちょっともったいない感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-10 13:21:27) |
14. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 すごい陳腐な表現で申し訳ないんだけれど、名画中の名画であり、名画の名画たる所以が解る作品。ってか、初見は多分NHK教育の字幕だったと思うが、まだ小学生で、それほど深くは背景が解ってなかったのだ。裁判終わったのに討議するの?陪審員?普通の人なの?お母さんも陪審員になるかもしれないの?なんて聞いた記憶があるし(笑)。そんな子供にはどう考えても退屈なはずの映画なのに、惹きつけられた。それぞれの陪審員が個性だっていて、展開に目が離せなかった。ちょっと主役がカッコよすぎに描かれてるのには反感を持ったのだが(笑。ひねくれた子供だったので)、結末は素直にやった、と思った。そして名乗りあって握手を交わし別れるラストのすがすがしさ。 さて大人になって観ると証拠検証のレベルの低さなんかに驚くのだが、そういう時代だからこそ、冤罪を防ぐためにこの議論が必要だったのだなあ、と更に納得したり。疑わしきは罰せず、は近代国家司法の基本中の基本だが、じゃあ逆に、泣き寝入りをなくすにはどうしたらいいんだ、なんてことも考えてしまうけどね(本作でも主人公にも少年が真犯人である可能性も言わせている)。陪審員には不真面目な無責任発言もあるのだが、こんなヤツもいそうという、リアリティがある。最後まで有罪を主張し続けた陪審員が私情をさらけ出して激昂し、「落城」するに至ってはホロリとくる。ただ論議するだけの密室劇を、飽きさせず最後まで見せるのは本当にすごい。実にしっかり作りこまれた、力のある名画。 [地上波(字幕)] 10点(2009-01-29 13:11:15) |
15. シュレック
好きですねー、これ。海外暮らしで英語+英語字幕で観ているので、ドンキーの早口には中々ついていけず(全部理解しようとするとポーズしまくり)、皆さんの評判がいいので一度日本語吹替えで観てみたいですが、シュレック、関西弁なのか・・・。ブラック・ユーモア、パロディ、ひねりの効いたハッピー・エンド、かなりツボです。ラブ・ストーリーとしては2人が心を通わす珍道中がいいですね。ドンキーと一緒の気持ちでニヤニヤ見守っちゃいます。カエルとヘビを膨らした風船を交換したり、ブラック・ユーモアもちゃんと交えてるし。あ、でも小鳥が破裂するところは5歳の次女泣いちゃったので、子供向けとしてはちょっとブラックきついかも?あと、面白いのが敵役・フォークアード卿のキャラ。そうくるか!って感じです。音楽もいいね。私は子供とディズニーもかなり観ていて、高い評価している作品もあるけど、アンチ・ディズニーに受けるのはなんだかニヤリです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-22 13:35:00) |
16. 少林サッカー
こうやって0点から10点までびっしり、しかもその各々がほぼ皆10人以上という「非常に評価の割れる映画」を観るのって結構どきどき。期待はするまい、と思いつつ。この映画は評価が割れている理由がなんか解りますね。私はというと・・・ダメ。はまれない。笑えない。なんつーか・・・すごく疲れた。おバカって好きな方なんだけどなあ。ヒロインに2点献上。 [ビデオ(字幕)] 2点(2009-01-20 13:52:34) |
17. シャーロットのおくりもの(2006)
子供の頃絵本を持っていたが、この絵本にはレコードがついていて音声ドラマが楽しめた(←時代を感じる・・・)。この絵本がアニメ調の絵柄だったので、アニメがあると思ったのだが、アマゾンで検索して見つかったアニメ映画は私の慣れ親しんだ絵柄でないような?まあ、1枚のセルでは自信がないので、これは機会があれば観るとしよう。さて、実写版があると聞き、懐かしさいっぱいで子供と一緒に鑑賞することにした本作。でものっけから・・・え?主演ダコタ・ファニング?人間の女の子なんかいたっけか?いたとしても(覚えてないくらい)控えめな存在だったんじゃ?ダコタは主張が強すぎてなんか邪魔くさい。で、ウイルバー・・・ま、こりゃみんなBabeと比較してしまうことだわな。そしてそしてシャーロット。あの、絵本の上品な青いボディ、肌色の脚、適度に擬人化された女性の顔を持った美しい蜘蛛がイメージだったので、全身茶色のリアルな蜘蛛をCGで再現したシャーロットにはぎょえ、となってしまった。あと、「奇跡」の蜘蛛の巣文字も絵本では入口の端から端までどーんと大きく作られてたので、この映画ではなんかちっさ・・・地味・・・よく気付いたなあ、なんて思ってしまった。まー実写だとある程度のリアリティは要求されるんで仕方ないのか?結論として、絵本やアニメなどで親しんだものの実写化は、大抵がっかりさせられるってこと。そういう思い入れのない人には無難な映画だろう。なにしろアメリカではほとんどの子供が読む児童文学の名作だそうで、大人目線からの筋の理不尽さは言いっこなし。子供に見せるにはいいと思う(うちの子もえらく気に入ってました)。でも、それでも原作が先がいいと思うが。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-14 13:47:16)(良:1票) |
18. 白雪姫
幼い頃から絵本で馴染んでいたディズニーの白雪姫、比較的最近になって映画を観た。これが世界初の長編アニメって・・・「世界初」がなんなんだ、この完成度は。技術の高さ、丁寧さは驚嘆に値する。その後シンデレラやダンボ、バンビなども映画で見たが、ディズニーはストーリー的にお子様ランチでもやはりクラシックがいい。まあ、絵本で馴染んだ「懐かしさ」で点が甘くなってしまう面も否めないけど、子供向けにいかに高いクオリティを目指すかがディズニーの原点なのだと思う。今は“大人の鑑賞にも堪える”ことを狙ってなのか、ヒロインに強さとか主張を持たせすぎる傾向があり、それでまずまずのものもあるが、あざとくなってるものも多い。点数はもっと高くても良いが、一応1937年製作を考慮しないで(笑)。絶対作るなよ、白雪姫Ⅱ。(シンデレラⅡ、シンデレラⅢは私にとってもはや犯罪) [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-14 13:41:20) |
19. シンデレラ(1950)
クラシックなのだが、白雪姫よりは現代的視点?が入っていて、シンデレラがやられっぱなしの弱い娘になっていない。ただ、最近のディズニーのように、ヒロインの強さや意志があざとくなりすぎない(笑)さじ加減が良い。まあ結果的には魔法とか動物とかの他力本願だが、元々おとぎばなしだからこれでよいのだ。って原作相当変えてるが、幼い頃から慣れ親しんだのはディズニーの絵本のシンデレラだもん(個人の事情ですいません。原作を先に知っていたリトル・マーメイドは正反対の評価になる)。絵本だけでなく映画もあの頃観ていれば、きっと夢中になったろうなあ。近年作られた続編はこの名作を汚した犯罪級の駄作。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-13 13:45:49) |
20. ジェイソンX 13日の金曜日
ホラー好きを自称しているが、13金は何故か映画として通して観たものがなかった。で、最初に通して観たのがこれ。うーん、外伝から観てしまうってまずかったなあ、などと思っていたが、外伝ではなくれっきとしたシリーズ最新作(今のところ)だそうだ。未来?宇宙?まあ13金はもう何でもアリが許されてるようなので(笑)、これはこれでいいのだろう。さっき評価したセブン(評判の割には評価できない映画)と同じ点数にしてやろっと。でも流石に、この映画の後日談として続編は作れないのでは? [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-12 13:39:48) |