1. ジョーカー
《ネタバレ》 これは凄い映画が出来たなというのが率直な感想。 後世に残る名作だと思います。 点数は、ノーランのトリロジー、バートンの1作目が好きな人としての点数になります。 今作、見る前は、コメディアンになりたいピエロのジョーカーとか、またとんでもない設定ぶっこんで来たなと心配でした。 ノーラン以降、ジャスティスの太っちょバットマンとか、スーサイドのカリスマ性ゼロのジョーカーなど、個人的に世界観ぶち壊しの作品が続いていたので、、、 そんな事前の心配は全くの杞憂で、むしろ一番好きな作品になりそう。 とにかくホアキン・フェニックスの演技に引き込まれる。 髪を緑にした後の、踊りながら階段を降りていくシーンが、安っぽい表現になるけど最高にクールでかっこ良かった。 個人的にヒースレジャーのジョーカーを思い出すようなしぐさもあって、なんか良いバットマン関連作品に出合えたなぁと時折眼がしらが熱くなったり。 作品賞は難しい気がしますが、主演男優賞はなんか取りそうな気がする。 それぐらい素晴らしい演技でした。(と私が言ったところで、、、) 確かに暴力的な表現はありますが、そんな映画は他にもいっぱい有る訳で、全然問題ないと思います。 自分の場合、暴力に高揚するなんて事は一切なく、見終わった後はむしろ精神的に弱った感じです。 脚本もちゃんとそこら辺を意識して書かれていると思います。 ジョーカー?誰それ?みたいな人や、良く知らんけど面白いらしいから見てみようってノリで行くと、普通かそれ以下かもしれません。 ジョーカーというキャラに思い入れのある人は、きっと楽しめる作品だと思います。 [映画館(字幕)] 10点(2019-10-20 18:25:09) |