1. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 2014.01.01鑑賞。ラルフのゲーム「壊す」、「直す」がなんともうまく機能している映画でした。開始1時間ほどでなんとも言えない皮肉な設定に泣きそうになるが、5分後にはそれが半ば嘘であることが判明。皮肉な設定を活かしつつ、それをいかにして解決できるかという筋道にできれば満点でした。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-01 14:32:42) |
2. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 2013.09.05鑑賞。大がかりなロケをしていて日本の原風景は堪能できる。お話の設定は敵対する伊賀と甲賀が太平の世になっても戦わなくてはならず、ロミオ&ジュリエットのような悲劇的な恋が描かれており、シンプルかつ鉄板なはずなのだが、イマイチのれない。オダジョと仲間由紀恵はどのように出会い、愛を育んだのか。描写もないし、二人の共演シーンでも想像がつかない。頭領なのに手下を統制できないのはいかがなものか。あまりに現実離れした忍術からなのか、何の前触れ・フォローが無いからなのか、忍術のオンパレードにもただ唖然としてしまい、全く興奮しない。脚本・監督両方の責任か。 [DVD(邦画)] 3点(2013-09-06 00:09:58) |
3. 少年H
《ネタバレ》 2013.08.15鑑賞。原作既読。原作で気になっていた父親が戦争の舞台裏全て知っています的な描写は無かった。しかし、そのせいかHの戦争に対する危機感が無さすぎる。父親ですら、焼野が原になった神戸を見て無気力となるのに、Hは相変わらず口やかましい小生意気のまま。Hのスタンスが全編通してブレないので、最後もあれ終わり?という感じだった。個人的な一番のハイライトはスパイと机に落書きした友達との仲直りのシーンだった。 [映画館(邦画)] 5点(2013-08-15 22:18:11) |
4. 幸せの始まりは
《ネタバレ》 2011.2.12鑑賞。プロソフトボール一筋だった女性が、引退して真剣に恋愛と向き合うという話。ポジティブ思考や自己暗示をかけるなど、元プロスポーツ選手ならではのキャラクター描写は面白く、ジャック・ニコルソンも相変わらずの存在感で、そこそこ楽しめました。 [映画館(字幕)] 5点(2011-03-03 15:41:08) |
5. しあわせの雨傘
《ネタバレ》 2011.1.20鑑賞。カトリーヌ・ドヌーヴ作品はおろか最近観たフランス映画が「パリより愛をこめて」という私ですが、非常に面白かったです。主人公のこれでもかという陽性なキャラクターにすっかり魅了されてしまいました。夫の体調不良から会社を任されることになったことから、このマダムが妻として母としてそして女として大活躍していく様を笑いとユーモアたっぷりに描いた今のところ今年のベスト1映画!!映画の始まり方も実に見事です。ぴっちりとしたジャージでジョギングをしているのですが、森の中での野生の動物たちを見つける度に乙女のような感嘆の声を上げ、下手くそなポエムを書いては悦に入る。このシーンから、社会から隔絶されている天真爛漫なマダムであることが見て取れます。カトリーヌ女史の演技も見事ですが、夫役の方の演技も良いですね。離婚調停中にベッドに入ってくる様は全くの別人で劇場でも大きな笑いが起きましたよ。 [映画館(字幕)] 9点(2011-01-23 00:18:05) |